魔法の弾丸

自己に対する選択毒性

知の再編成

2008-02-28 20:30:03 | Weblog
新しい事象を積極的に未来志向でとらえ、挑戦する若い世代を励ましつつアドバイスを与えることのできる「知的で明るい大人」が増えなければ、未来の創造はできない。未来は能動的に変えることができるものだが、そのエネルギーはオプティズムが支えるのだ。理解できない新しいものに直面したとき、達成を賞賛せずに、その不具合や問題点を探し、悪いところばかりをネガティブに捉え、せっかく生まれた新しい芽を摘もうとしてばかりいれば、誰も新しいものを創造しようとしなくなる。

ウェブ時代をゆく/梅田望夫




ウェブ進化論とともに、衝撃的な内容の新書でした。




ここまで、「あちら側」の世界が進化しているとは…

便利ということを越えて、すべてに影響を及ぼしつつある。





普段の日常は、人間や細胞という生物を対象としている。
そこには確かに生の手触りやクオリアが感じられる。




その日常からはほど遠いバーチャル空間にもおいても、
意志を有する生物が存在するかのような感じがした。



進化の謎を解くということは、ウェブ上に起きたことを解析するということで可能となるかもしれない。


Cre-LoxP system (conditional knockout)

2008-02-25 22:20:19 | Weblog



Cre組換え酵素(ファージ由来の遺伝子組換え酵素)を、脳の記憶中枢に特異的な遺伝子のプロモーターの制御下に発現させることのできる遺伝子操作を行い、loxP(Cre組換え酵素によって認識されるファージ由来の塩基配列)で挟まれた記憶中枢に特異的な遺伝子を切り出せたら、記憶をノックアウトできるのだろうか…



それで忘れることができるのなら

snow

2008-02-24 11:16:30 | Weblog
雪がはげしく ふりつづける
雪の白さを こらえながら

欺きやすい 雪の白さ
誰もが信じる 雪の白さ
信じられている雪は せつない

どこに 純白な心など あろう
どこに 汚れぬ雪など あろう

雪がはげしく ふりつづける
うわべの白さで 輝きながら
うわべの白さを こらえながら

雪は 汚れぬものとして
いつまでも白いものとして
空の高みに生まれたのだ
その悲しみを どうふらそう

雪はひとたび ふりはじめると
あとからあとから ふりつづく
雪の汚れを かくすため

純白を 花びらのように かさねていって
あとからあとから かさねていって
雪の汚れを かくすのだ

雪がはげしく ふりつづける
雪はおのれを どうしたら
欺かないで生きられるだろう
それが もはや
みずからの手に負えなくなってしまったかのように
雪ははげしく ふりつづける

雪の上に 雪が
その上から 雪が
たとえようのない 重さで
音もなく かさなってゆく
かさねられてゆく
かさなってゆく かさねられてゆく

雪の日に/吉野弘






プラトン的世界の雪

いま、ここに在る世界の雪






こんなにも異なるが、その本質は同じであるはず…








人間の認知・認識と思考の不思議。





criticize

2008-02-22 07:54:01 | Weblog

批判したり、意見を述べることはとても容易なこと。

今、自分の属している集団から離れ、外部の視点から見渡すことだけでいい。





一度離れた集団に再び戻り、そこに外部で得た透徹した視点を還元できるか。

最も困難なことは、本気で信じて集団を変える行動を起こせるかどうか。

信念を周囲に感染させることができるか。





そんな強さを僕は強く願う。