映画の感想です。
未来を生きる君たちへ
デンマーク映画。アカデミー外国語部門受賞。原題はデンマーク語で復讐。
すごく良かった。役者、演出、音楽どれもすごく良かった。
暴力の雰囲気に満ち溢れている。
アフリカのシーンでは直接的に
デンマークのシーンでは冷徹に
暴力の種類は異なっていても、本質は同じ。
デンマークにおける子ども暴力は、周囲の愛情深いサポートによって、その間違いや罪深さを理解し、やり直すことが可能である。
救い難いのはアフリカのシーンだった。暴力と貧困の連鎖。それが大人たちによってもたらされていることが、絶望的だった。
日本はやっぱり平和だと思います。
グローバル化にはほど遠い理解と環境です。
この映画を観ながら
歯科医療は国際貢献できるのだろうか?
と問い続けていました。歯科はあまりに無力なのかもしれません。
医科とは異なり、直接的に命に関わるわけではないのです。
政治や武力に関しても無力なのです。
たとえば、紛争地域にいっても出来ることは何もないのです。
歯科という学問の限界を感じ、あまりに切なくなったのです…