日々の生活で、読書をする時間もないというのは残念なことだと思う。
一つのことを極めるためには、24時間すべてをその行為のために集中しなければならないという姿勢は、もはや古い。
あらゆる情報が、以前と比べて手に入りやすくなり、その鮮度は短くなるばかりの現在において、文学、とくに世界文学を読むことには意味があると思う。
時代を超えて、読み継がれていくストーリーはあらゆる思考の基盤となるはずです。
分野や専門が異なるからこそ読む必要があり、その過程で新たな思考方法を獲得することも多いはず。
僕はサイエンスだけに染まるのは、嫌なのです。
サイエンスしか語ることのない人間には、絶対になりたくないのです。
僕は自分の言葉を捨てたくはないのです。
だから、本を読み続けるのです。
だから、言葉を発し続けるのです。
たとえ誰にも届かなくても