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助ぶ六゛

楽しかったこと、おいしかったもの、忘れられないこと

いもてんは甘いかしょっぱいか

2006年03月31日 | 助六のおいしかった
今日は会社をお休みして、銀座の街をぶらり。
ぴかぴかの新しいワイシャツを2着購入。
その足で日本橋三越へと向かいました。

お目当ては、



これ。
お菓子屋さんをやっている友人のお店が出店しているらしいのです。
ちょっとレトロ感漂うエレベーターで会場へ。
平日の夕方だのに、会場はけっこうな盛況ぶり。
全国津々浦々のお菓子屋さんがお店を連ねています。

目指すお店は…



あった。

北海道、洞爺湖のすろうふうど「わかさいも」。
その主力商品である「わかさいも」の、バージョン違いに「いもてん」というものがあるのだが、レオがその揚げたてをどうしても食べたいとだだをこねるので、こうして馳せ参じたのである。

さて、お目当てのいもてんは、



あった。

あれれ、でも目の前では揚げていないぞ。
「時間が遅いので、もう実演販売は終わっちゃったのかなあ」
などと、すこしがっかりしつつも、



ひかえめに3個入りを購入。

すると、商品を袋に入れてもらっている間に、大きな中華鍋を持ったお兄さんが登場。
その中華鍋には山盛りの「いもてん」が…

揚げたてキターッ!!

しかし、僕もレオも揚げたてが食べたかったのだけど、どのみち帰宅するまでに冷めてしまいそうなので、レジのお姉さんに敢えて「取り替えて」とは言わずにそのまま商品を受け取ったのでした。

そ・し・た・ら。

会場内に買った商品をすぐに食べられるお休み処があるじゃないですか。
さっそくペットボトルのお茶を買って、その場で賞味することにしました。



購入した「いもてん」もまだまだほっこり温かくて、とてもおいしかった。
ただ甘いだけでなく、衣に若干含まれているのであろう塩分とのバランスが絶妙でした。

でも、もっとこう、唇が油でてかてかになってしまうくらい熱々のものも食べてみたかったな~。
大切なものがあと一歩のところで手のひらをすり抜けていく、そんなタイミングの悪さに涙を飲んだ夕べでした。

まい泉チメンタル・ラヴァーズ

2006年03月20日 | 助六のおいしかった
今日は母がひとり暮らしの妹に誘われて、「決闘!高田馬場」を観に行ってしまったので、夕飯は弁当を買って帰ることになりました。
池袋西武の食品街に立ち寄り、さて何を買って帰ろうかなと思案を巡らせていると、目に入ったのは「まい泉」の売り場。
そういや今日、「まい泉のカツサンド」の記事でトラックバックをいただいたなあ。

気がつくと、「新元祖ロースカツ弁当」を手に有楽町線のホームに立っていました。

家に帰って、レンジでチン!



週に何度食べても、箸で切れるものは箸で切れるのですね。
ただ、レンジにかけてしまったせいか、若干衣がふわふわになってしまいました。
それでもこれだけの味を出すのだから、揚げたては相当うまいんだろうなあ。
今度は青山のリアル店舗のほうに行ってみたいと思います。


◆追記(22:55)
あ、いま母が帰ってきました。
決闘!高田馬場、最初から最後まで笑いっぱなしで、会場はスタンディングオベーションの嵐だったそうです。
25日にWOWOWで放送するそうなので、僕はこれを観ようっと。

ちゃんこダイニング獅子

2006年03月19日 | 助六のおいしかった
さて、フクアリに行った日の夜のお献立。
その日は、うららかな春の日にはまだちょっと遠い肌寒い一日。
そのうえ吹きさらしのスタジアムに2時間もいたものだから、我々の体はすっかり冷え切ってしまいました。
夕飯の献立を考えたとき、真っ先に思い浮かんだのが、


(イメージ)

こりゃあ、暖かそぉだ♪

ということで、家に帰って温かいちゃんこ鍋を作ることにしました。
ところで、ひとくちに「ちゃんこ鍋」と言っても、いろいろな味付けがあります。
前に両国の「巴潟」に行ったときは醤油味、味噌味を食べたし、浅草橋の「成山」に行ったときはキムチ味もうまかった。

さて、何味にするかなぁ。


(イメージ)

はい、わかりました(泣)

ということで、某ダイニングが火付け役になって最近はやりの、「塩ちゃんこ鍋」を作ることに決定!

しかし、3月というのは鍋料理をするには少々骨の折れる季節。
具材は順調に買い集められるものの、肝心の塩だれが見当たらない。
レオ宅の近所のスーパーを2軒まわり、ようやくヤマサの「花籠部屋直伝ちゃんこ鍋つゆ(ゆずこしょう鶏塩だし)」を発見!
ちゃっちゃっと手際よく具材を調理し、堅いモノから順番に鍋で煮込んでいきます。



ごっつぁんです!

ふたりしてうまいうまいと言いながらあっという間に完食してしまいました。
ありがとう、花籠親方。


(いえいえ、どういたしまして)

ちなみに次の日の朝は、卵ときざみ海苔をいれて「塩ぞうすい」に。



これがまた、前夜のちゃんこ鍋以上にうまいのなんのって。。。

人生において素敵なレストランに出会うということ

2006年02月20日 | 助六のおいしかった
2月11日は僕の31歳の誕生日。
レオは今月は仕事でてんてこ舞いなはずなのに、いっちょこの日ばかりはと、誕生日を盛大に祝ってくれました。

当日我々が落ち合ったのは、みんなイケイケ池袋。
レオはありがたくもプレゼントを買ってくれるのだそうです。
そこでしばらく丸井を物色し、いくつかの候補を絞り込んだ上で、次に吉祥寺に向かったのでした。
「吉祥寺デート」。それがレオの誕生日プランだったようなのです。

お昼の待ち合わせだったので、吉祥寺に着いた頃にはすで腹ペコリだった我々。
そんじゃまずは腹を満たそう、ということで、レオに連れて行かれたのは「茶房・武蔵野文庫」というお店でした。
レトロな木の風合いが印象的な店内。日焼けした紙に書いてある、手書きのメニューが浪漫的。
レオ情報によると、このお店はカレーライスが有名ということだったので、我々はそれをふたつ注文。
僕はあまりの腹ペコリぶりに、ディナーのことも考えず、大盛りを注文してしまいました。
それはともかくとして、カウンターに出てきたカレーライスは、大きめ野菜の懐かしいカレー。
真空管ラジオが似合いそうなゆっくりと時間が流れる店内で、たっぷりと時間をかけて食させていただきました。

店を出た後、アドバルーンのようにお腹を膨らませた我々は、「もう動けないよ」などとのたまいつつ、吉祥寺の街をぶらぶらとお散歩。
途中、靴屋さんを見つけて、誕生日プレゼントのアディダスシューズをゲット!
さらにスポーツショップに寄って、レオ用のフットサルのシューズを吟味したりしました。
そうこうしているうちに日が暮れてきたので、レストランの予約の時間までケンタッキーで時間潰し。
そして、お腹も時間もいい頃合いになったところで、お目当てのレストランに向かいます。

細い路地をレオに導かれて着いたのは、「TALK BACK Galopin」という小さな街のビストロ。
遮光用の厚手のカーテンをくぐって半地下の店内に入ると、薄暗い店内に灯された蝋燭の優しい灯りが我々を迎えてくれます。決して整然とはしてないながらも落ち着いたインテリア。鴨居には数々の古びたキャセロールやグリルパンが飾られています。品の良さげな常連客と思わしきマダム。毎日築地で仕入れているというカウンターの上の魚貝たち。
メニューを開くと、豊富なアラカルトが我々の唾液腺を刺激します。
その中で特別目を引かれたのが、3,800円と手頃なシェフのおまかせコースでした。
この日は丁度気分だったので、そのおまかせコースを注文。
メインディッシュは肉と魚のそれぞれ5品くらいの中からお好きな一品を選びます。
レオは子牛の赤ワイン煮込み、僕は白身魚のクレープ包みを選びました。
さらにアルコールはニュージーランド産の白ワイン、ソーヴィニョンブランの「カイツナヴァレー」をチョイス。

まずは4種のオードブル。それぞれの色彩、食感が四者四様でたまらない。



続いて、スープ。なめらかな舌触りのカニのスープ。



メインの白身魚のクレープ包み。3色のクリームソースが実に目に鮮やかです。



同じくメインの子牛の赤ワイン煮込み。いつもなら僕が肉系を頼むことが多いのですが、その日はなぜか魚な気分で、お肉はレオが注文していました。



そのようにしてコースがひと通り済むと、ウェイターさんがドリンクのオーダーを取りに来ました。
僕はエスプレッソを注文。

、、、そして待つことしばし。

ふたりで店内を流れるジャズヴォーカルに耳を傾けていると、突然、近所のスーパーの店内音楽みたいなメロディが流れてきました。
よくよく聴いてみると、これがハッピーバースデイのメロディー。
ここで、先ほどのウェイターさんがデザートプレートを持って颯爽と現れたのでした。

「お誕生日おめでとうございます」

なんと、すべてはレオの綿密に計算された演出だったのです。
周りでそれぞれディナーを楽しんでいたお客さんにまで、お祝いの拍手をいただいちゃいました。
はぁー。
こういう祝われ方は31年間生きてきた中でも初めてのことで、本当にうれしかった。

さらに畳みかけるように、レオはプレゼントの包みを差し出します。
手作りのラッピングをほどくと、中からでてきたのは木製のスタンドに収められたこれの原画

ぶわっはっはっはっぷしっあぶしゅっぢゅべでろ~ん!

(ちなみに絵の裏には素敵なコメントが書かれていて、これがもう感涙ものの心打つメッセージなのでした。僕だけのものにしたいので、残念ながら非公開!)

銀座で「あんあん♪」してきちゃいました

2006年02月13日 | 助六のおいしかった
先週の土曜日は僕の31回目の誕生日。
レオがいろいろと趣向を凝らして、素敵な誕生日を演出してくれたのだが、物事には順序ってもんがある。
今日はその2日前、木曜日のことを書こうと思います。

この日は職場の係の懇親会。
仕事が終わってから、ぐるなびで見つけた「GINZA庵」というお店に向かいました。
このお店はジャンル的には創作和食のお店なのですが、コースの他に3,500円の食べ放題コースがあって、あらかじめ用意されている30品の中から、120分という制限時間の許す限り好きなだけ料理を注文できるというシステム。
ただし、80分を経過すると料理のラストオーダー。
計算の得意な方は「えっ!?」と思うかも知れません。
残りの40分はいったいどうしていればいいのか、と。
我々もそのことが気に掛かり、期待と不安の入り交じった気持ちで店に向かったのでした。

店に入ると、感じのいいボーイさんがテーブルに案内してくれます。
我々が着席して落ち着くと、バイキングのシステムの説明。
やはり80分でラストオーダー。
しかし、そこにはワケがあったのでした。
すなわち、バイキングとは言っても、一皿ずつきちんと平らげてから注文をするシステム。
そして、料理は注文をとってから作っているようなのです。
オーダーをとってから料理を作り、テーブルに運ばれてから食べ終わるまでの時間のことを考えて、早めのラストオーダーなのでした。
とはいえ、厳格にひとり一皿を平らげてからというわけでもなく、ボーイさん曰く「食べ残しさえしなければ人数分以上の注文でもいいですよ」とのことでした。

料理はバラエティに富んでいて、ソースや味付け、盛り付けなど、どれも丁寧に工夫が凝らされています。
感心したのは、温かい料理には温かい取り皿を、冷たい料理には冷たい取り皿を用意してくれること。
普段高級な料理ばかり食べている(?)我らが上司たちも、非常に満足してくれたご様子でした。



↑手前は地鶏の竹皮焼き。わさびか柚胡椒をつけて。盛りつけには岩塩が使われています(囓って確認!)。奥は豚の角煮・なにわ風。



↑火吹き鳥。唐辛子をふんだんに使った贅沢な料理。上司のひとりは、「タッパーを持ってくればよかった…ペペロンチーノが当分作れるのに…」と言っておりました。

ちょっと薄暗い店内は女性客が多く、上品な雰囲気が漂っています。コストパフォーマンス的にもとても良いお店だと思いました。

目撃ドキュンで恵方巻

2006年02月04日 | 助六のおいしかった
昨日は節分。

レオが仕事の関係で銀座に来たので、一緒にランチを食べようということになり、近くの日比谷公園に呼び出されました。
「助さん……これ」



レオが差し出したのは、鬼もびっくり、恵方巻2パック。
これを公園のベンチに座って、ふたりでかぶりつこうというのか。
「ねえ、レオ、これってもしかして、あの関西発祥とかいう、海苔屋の陰謀で、節分恒例の行事といわれている、あの……」



もう喰っとるやん!!

一度食べ出したら、食べ終わるまで無言で食べ続けないと福が逃げてしまうらしい。
レオは何の説明責任も果たさないまま、むしゃくしゃと恵方巻を食べ続けたのでした。
日比谷公園で黙々と恵方巻を食べ続けるカップルを目撃したあなた。
あなたが目撃したのは私たちかもしれない……。

キッチン南海 vs. キャンディーズ

2006年01月09日 | 助六のおいしかった
7日の土曜日、神田明神にレオと二人で初詣に出かけました。
三が日ではないので、人出はそんなに多くないものの、それでも今年最初のご挨拶をしようとする人たちで境内は比較的にぎわっていました。
外は寒くて、甘酒の湯気が我々を誘惑します。
そんな誘惑を振り切りつつ、お参りの順番待ちの列に加わります。
レオはなんだか参詣のお作法に詳しくて、並んでいる間に「神様にちゃんと住所も伝えなさい」「お賽銭が十円だと縁が遠くなるから三十円にしよう」などと講釈を垂れ流ししています。
レオの言う通りにお参りをして(住所は言わなかったが)、次は初詣のメインイベント・おみくじ。
神田明神には扇形のおみくじがあったので、ふたりでそれを引くことにしました(200円)。



結果は「末吉」。
しかもふたりとも、まったく同じ文面の「第二十一番 末吉」でした。
なんかいっつも同じメニューを頼んでしまう二人らしいや。
「末吉」のポジションっていまひとつ分かりにくいと思うのだけど、風の噂によると、

大吉→中吉→小吉→吉→末吉→凶→大凶

だそうですよ、奥さん。
下から数えて3番目。そう考えると、「吉」一族とはいえ、あまりはかばかしくない運勢だったのでした。

お参りを終えて、お昼を食べるために神保町をぶらぶら。
思えば、年末にも神保町を歩いたので、今度は前回あまり歩かなかったすずらん通りを西の方へ。
目に入ったのは「キッチン南海」。
ここは何度か耳にしていた店だったし、レオも年末年始に久しぶりに画の映るテレビを観て、南海キャンディーズのビジュアルを知ったらしいので(?)、せっかくだから入ってみることにした。

店内は下町の食堂風。
背の高いコック帽をかぶったシェフたちは、なぜかみんなマッチョ風。
一瞬ここは新宿二丁目かと錯覚にとらわれているうちに、オーダーを取られる。
レオはカツカレー、僕はチキンカツとショウガ焼きのミックス定食をチョイス。





どちらも熱々はふはふで、しっかりとお味の付いた下町の味。
そして学生時代を思い起こさせる懐かしい味なのでした。
ボリュームも満点で、この日は結局夕飯を食べなくても平気だったぞ!

しかし、やはりこういう街はポタリングをしてこそ味わい深くなるというものである。
レオ、一緒にBD-1を買おうよ。

東京歳末散策記~その2

2006年01月02日 | 助六のおいしかった
さて、無事にメイド喫茶を後にした我々7人。
そのまま東に向かって浅草橋へ。

問屋街の浅草橋は仕事納めでシャッターを降ろした店が多く、人もまばら。
人気の少ないガード下を進み、柳橋へ。
ここは江戸時代の花街で、いまだに高級な寿司屋や料亭、船宿がひっそりとたたずんでいる。
先輩に「美家古鮨本店」という教えてもらう。いつになったらこんなお店でお寿司が食えるようになるのだろう。。。
(ちなみに、浅草橋の駅の近くにある「美家古鮨本店立喰処」はお手軽価格で食べられるらしいのでうれしい! 我々が行った日は休みだった)

柳橋で記念撮影をしたり、神田川を眺めたりしたら、次は人形町へ。
人形町は僕の元・職場のある街。
こちらは浅草橋とは違って、道ばたに屋台も出たりして、歳末の買い出しに来た客で溢れている。
しかし、あらためて歩くと、いろいろおいしいもののお店があるものだ。
魚久」や「今半」はあいかわらずの行列。
玉ひで」の親子丼は絶品で、一度行ってみたいのだが、この日は行けず。
鯛焼きで有名な「柳屋」はこの日はお休み。
星誕期の店「タンゴーズダイニング」も閉まっていた。
BRUTUS 585号日本一の手みやげ特集で、ハンバーガー部門で1位を取っていた、「BROZER'S」のの場所を教えてもらい(今度レオと行こうっと)、さらにてくてくと歩いて、森下へ。
そこから大江戸線に乗って月島に向かいます。

月島、と言えばもんじゃ焼き。
メインストリートはもんじゃ、もんじゃ、もんじゃ。
どの店を選んでいいのか迷ってしまうほど。
我々は「座敷のある店」をコンセプトに、「さんぼ」というお店に入った。
もんじゃ屋に行くと、僕はたいてい「もちチーズめんたい」を注文する。
今回は、それに加えて、「豚キムチ」を注文。
店の主人に焼き方を教わりながら、ビール片手にみんなでもんじゃをつつく。
まさに至福のひととき。
そのうえ、うちらを気に入ってくれたご主人が「荒川三郎スペシャル」を作ってくれると言う。
荒川三郎スペシャルは、カレー粉に豚肉、そして豆腐(これが店のメニューにもトッピングにもない、まさに裏メニュー)を混ぜたもの。



これがもう絶品。
さんぼに行った際には、ぜひご主人と仲良くなりましょう。

月島から、晴海通りをぐっと北上して、築地経由で銀座へ。
歌舞伎座の前で2人の友人と合流して、そのまま新橋の方に向かいます。
さらに歩いて、東京タワーへ。



東京タワーは「さよなら2005」と言うことなのか、窓に「2005」の数字をあしらったイルミネーションで我々を迎えてくれます。
なにやら元旦にはタワーからご来光を眺める企画が開催されるらしく、すでに順番待ちの人も……。
我々は展望台には上らず、クレープを食べた後、都バスで品川へ。

もんじゃで喉が渇いた我々は、品川のどこかでお茶を飲もうとしたのだが、品川の駅ビルはダイニングバーばかり。
ここで高輪口の方に出れば良かったのだが、港南口の方に出てしまい、なかなかカフェが見つからず、しかたなしに駅前の天狗へ。
しかし、これが結果的に「吉」となったのである。



天狗で年越し蕎麦を食す。
なんと、天狗では280円で蕎麦が食べれるのです。
ご覧の通り、ちょっと内容量的に物寂しい感はあるものの、すでに食事を済ませてきた僕の腹にはむしろ丁度いい感じ。
アルコールはシャブリをチョイス。
280円の蕎麦に380円のシャブリとはなんともオツな感じ。
「今年も一年、お疲れ様でした~」

そんなこんなで、歳末の東京をぐるりと巡ってきました。
普段東京に住んでいても、なかなか見られない光景に出会えて、なかなか有意義なプチ旅行でした。
今度は同じコースを自転車でポタリングしてみたいなあ。

東京歳末散策記~その1

2005年12月31日 | 助六のおいしかった
前の職場の先輩が、赴任している周防大島から帰京した。久しぶりに東京散策がしたいということで、暮れも押し迫った昨日、友人たちと一日東京を歩き回ることにした。

まずは神保町の三省堂前に集合。
その足で、カレー好きのあいだでは有名な、神田小川町の「エチオピア」へ。
昔から店の名前は聞いていたのだが、実際に店にはいるのは初めて。2階席に上がると店内はこぢんまりとしていて、総勢7名の我々が入ると、それだけで座席の1/4は埋まってしまう感じ。
メニューはビーフカリー、チキンカリー、野菜カリー、豆カリーなど。
御用納めの日に日比谷・松本楼のビーフカレーを食べたこともあって、僕は食べ比べをしようと思い、ビーフカリーを選択。万が一途轍もなく辛かったときのために、ドリンクセットでマンゴーラッシーもチョイス。



お味のほうは、さまざまな野菜や果物を煮込み、スパイスをふんだんに盛り込みましたとシェフが鼻をふくらませる様子が目に浮かぶような、複雑なうまみとコクのあるお味。いかにも洋食屋さんのカレーといった感が強く、バターの濃厚な味わいが後を引く松本楼のカレーとは対極のお味。
ちなみに辛さは0倍から70倍まで好みの辛さに調節することが可能で、僕は2倍を選択したのだが、もっと辛くてもいけそうな感じでした。

カレーで汗をかき、体を温めたところで、次は今年最も話題となった街、秋葉原へ。



海外のサッカー選手も御用達。
こちらは歳末のセール狙いの客が多いのか、街頭は人でごったがえしていた。
電気街でよくわからないパーツなどを眺め、ひととおりウロウロすると、「それじゃあ、そろそろメイド喫茶に行こうか?」

キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!

いや、なんとなくそんなことになる予感はしていたのだ。
友人たちのうち、何人かはすでにメイド喫茶経験者。
そして、先輩はわりとこのような事象に首をつっこむことが大好き。
話の流れからして、こうなることは目に見えていたのだ。
メイド喫茶へ向かう道々、僕は心の中でこっそりと、しかしかなりの勢いでひよっていきました。

だって、恥ずかしいじゃない。

ところが、ここで神の助け。
向かったメイド喫茶は入り口からすでに行列ができていて、とても我々7人の侍が入れる余裕などなかったのである!
しかもお客さんの忘れ物を届けに外に出てきたメイドさんの格好をみると、ピンクのフリフリのブリブリの縦巻ロール。
つくづく入れなくてよかった残念でなりません。

あ~、残念。みるみる元気が回復してきた。ホイミッ!
仕方なしに、我々は次の目的地、浅草橋に向かって歩くことにしました。

またまたしかーしっ!
浅草橋への道すがらに、それはあったのである。



デタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!

しかもここはしっかり、すいてやがんの。
というわけで、喉も渇いてきた我々は、CAFE & DIMENSIONというお店に入ったのでした。

(店内は撮影禁止なので、ここからは文字だけでお伝えします)

店にはいると、紛れもなくメイド服に身を包んだ店員さんがあはんうふんと(嘘)お出迎え。
しかし、噂に聞く「いらっしゃいませ、ご主人様」はなし。
店内の内装もわりとあっさりしていて、NYのダイナーといった感じ。
めいめいに飲み物を注文。僕はカフェオレを注文した。

いったんカウンターに下がったメイドさんが、しばらくすると飲み物を持って出てくる。
テーブルにカップを置くと、メイドさんは淹れ立て熱々のコーヒーを注いでくれる……と思いきや、カフェオレの僕にはそういったサービスは一切なし。
どうやらただのコーヒーや紅茶を頼まないと、そういったサービスはしてくれない模様。
それならそうと、最初から明記して欲しかった~(この辺から、だいぶ余裕がでてきています)。

メニューは他に、ハンバーガーやサンドイッチなどがあり、わりと豊富。
しかも、他のテーブルに運ばれていくハンバーガーを見たのだが、かなりしっかりしたハンバーガー(春樹流に言う「まともなハンバーガー」)で、思わず感心してしまったのでした。
アルコールのメニューも存在。モエ・エ・シャンドンがあったのには笑ってしまいましたが。

ともあれ、CAFE & DIMENSIONはパンチラや胸チラなどもない、メイド初心者には心強いライトな感覚の喫茶店。
2005年暮れ、僕はこの店でメイド喫茶バージンを喪失したのでした。
その2へ続く。

あっ。今年も助ぶ六゛をご覧になっていただき、ありがとうございました。来年も僕とレオとで楽しかったこと、おいしかったもの、忘れられないことをいっぱい記していきますので、変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い致します。