さて、無事にメイド喫茶を後にした我々7人。
そのまま東に向かって浅草橋へ。
問屋街の浅草橋は仕事納めでシャッターを降ろした店が多く、人もまばら。
人気の少ないガード下を進み、
柳橋へ。
ここは江戸時代の花街で、いまだに高級な寿司屋や料亭、船宿がひっそりとたたずんでいる。
先輩に「
美家古鮨本店」という教えてもらう。いつになったらこんなお店でお寿司が食えるようになるのだろう。。。
(ちなみに、浅草橋の駅の近くにある「
美家古鮨本店立喰処」はお手軽価格で食べられるらしいのでうれしい! 我々が行った日は休みだった)
柳橋で記念撮影をしたり、神田川を眺めたりしたら、次は人形町へ。
人形町は僕の元・職場のある街。
こちらは浅草橋とは違って、道ばたに屋台も出たりして、歳末の買い出しに来た客で溢れている。
しかし、あらためて歩くと、いろいろおいしいもののお店があるものだ。
「
魚久」や「
今半」はあいかわらずの行列。
「
玉ひで」の親子丼は絶品で、一度行ってみたいのだが、この日は行けず。
鯛焼きで有名な「
柳屋」はこの日はお休み。
星誕期の店「
タンゴーズダイニング」も閉まっていた。
BRUTUS 585号日本一の手みやげ特集で、ハンバーガー部門で1位を取っていた、「
BROZER'S」のの場所を教えてもらい(今度レオと行こうっと)、さらにてくてくと歩いて、森下へ。
そこから大江戸線に乗って月島に向かいます。
月島、と言えばもんじゃ焼き。
メインストリートはもんじゃ、もんじゃ、もんじゃ。
どの店を選んでいいのか迷ってしまうほど。
我々は「座敷のある店」をコンセプトに、「
さんぼ」というお店に入った。
もんじゃ屋に行くと、僕はたいてい「もちチーズめんたい」を注文する。
今回は、それに加えて、「豚キムチ」を注文。
店の主人に焼き方を教わりながら、ビール片手にみんなでもんじゃをつつく。
まさに至福のひととき。
そのうえ、うちらを気に入ってくれたご主人が「荒川三郎スペシャル」を作ってくれると言う。
荒川三郎スペシャルは、カレー粉に豚肉、そして豆腐(これが店のメニューにもトッピングにもない、まさに裏メニュー)を混ぜたもの。
これがもう絶品。
さんぼに行った際には、ぜひご主人と仲良くなりましょう。
月島から、晴海通りをぐっと北上して、築地経由で銀座へ。
歌舞伎座の前で2人の友人と合流して、そのまま新橋の方に向かいます。
さらに歩いて、東京タワーへ。
東京タワーは「さよなら2005」と言うことなのか、窓に「2005」の数字をあしらったイルミネーションで我々を迎えてくれます。
なにやら元旦にはタワーからご来光を眺める企画が開催されるらしく、すでに順番待ちの人も……。
我々は展望台には上らず、クレープを食べた後、都バスで品川へ。
もんじゃで喉が渇いた我々は、品川のどこかでお茶を飲もうとしたのだが、品川の駅ビルはダイニングバーばかり。
ここで高輪口の方に出れば良かったのだが、港南口の方に出てしまい、なかなかカフェが見つからず、しかたなしに駅前の天狗へ。
しかし、これが結果的に「吉」となったのである。
天狗で年越し蕎麦を食す。
なんと、天狗では280円で蕎麦が食べれるのです。
ご覧の通り、ちょっと内容量的に物寂しい感はあるものの、すでに食事を済ませてきた僕の腹にはむしろ丁度いい感じ。
アルコールはシャブリをチョイス。
280円の蕎麦に380円のシャブリとはなんともオツな感じ。
「今年も一年、お疲れ様でした~」
そんなこんなで、歳末の東京をぐるりと巡ってきました。
普段東京に住んでいても、なかなか見られない光景に出会えて、なかなか有意義なプチ旅行でした。
今度は同じコースを自転車でポタリングしてみたいなあ。