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助ぶ六゛

楽しかったこと、おいしかったもの、忘れられないこと

暗くなった後で白くて辛いもの

2006年09月18日 | 助六のおいしかった
レオがペンキ塗りで忙しいので、3連休はどこにでかけるということもなく、家にじっとしていました。
おかげで、村上春樹最新刊の文庫「アフターダーク」を一日で読了。
今回読んでいて気に入ったのは、ハワイの無人島の三兄弟の話と、高橋が刑事裁判という制度について語るところと、エリが小学2年生で強くなろうと決めたというところ。
小学校2年生で、突然襲ってきた圧倒的な恐怖のせいで、大人になることを余儀なくされたのって、切ないなあ。
その後の人生がそこで決定されてしまうんだものね。

そんなこんなで、夕飯は新発売のハウス北海道ホワイトカレー



お味のほうは、普通にクリームシチューにカレー粉を混ぜ込んだような予定調和な味。
でも、けっこうおいしくておかわりしてしまったんだな。
今度はサフランライスでも挑戦してみたいです。

3度の飯より3度の飯が好き

2006年09月11日 | 助六のおいしかった
さて、先月末。
夏休み最後の旅行ということで、名古屋に行ってきました。
ナゴヤはレオの生まれ故郷。

お昼から午後にかけて用事を済まし、栄にあるホテルにチェックイン。
夜は、レオがおいしい「ひつまぶし」の店に案内してくれると言います。

銀座と新宿を足して2で割ったような繁華街、栄の大通りにその店はありました。

うなぎ・和食「しら河」

ふたりとも上ひつまぶしを注文します。



お供に冷酒をチョイス。
おひつを開けると、中からはほわほわとしたうなぎが……。



ほうわっほうわっほうわっ!!

さてさて、この「ひつまぶし」には決まった食べ方があるらしいのです。
ウィキペディアによると、
ひつまぶしの楽しみ方は、以下の手順による「1回で3度おいしい」食べ方にある。

1人前は小さな「お櫃」に茶碗3杯分入ってくる。ご飯の上に刻んだ鰻が載ったまま出されるのでこれを用意されている杓子でかき混ぜる
最初はこれをそのまま茶碗に一杯取り、そのまま食べる
次はおかわりの様に2杯目を取り、葱・山葵等の薬味を載せ、味の変化を楽しみながら食べる
3杯目は2杯目の様にしたものに、お茶(煎茶)もしくはだし汁をかけ、さっぱりとお茶漬けのように食べる
(3杯目のお茶・だし汁は、その店ごとにどちらが出るかは異なる)
ということなのである。

せっかくなのでお作法にしたがって食べることにしました♪

1杯目……



おひつの中でうなぎをよくほぐして、これをそのままいただく。

2杯目……



薬味をたっぷりと乗せ、味の変化を楽しむ。

3杯目……



だし汁をかけて、お茶漬け風にさらさらといただく。

もともとが濃いめのお味の食べ物ですから、こうやって食べることによって、舌が飽きてしまうことを防いでいるのですね。
それにしても3杯が3杯とも、とてもおいしかったです。
今度また名古屋に行ったときには、足を伸ばしてみようと思います。

それが男と男の勝負なら、避けて通ることはできないのだ

2006年08月13日 | 助六のおいしかった
さて、予想外にも親子丼をまるまる一杯食べてしまった食いしん坊4人組。
次は品達ラーメン七人衆のひとり、古谷一郎氏の主催するなんつっ亭に向かいます。
店の前は、品達ラーメン中随一の行列。
こんなに暑い夏の夜なのに、みなさん物好きね(うちらもか)。

店内に入ると、自動販売機で食券を購入します。
親子丼ですっかり腹一杯のわれわれは、当然ハーフラーメンを購入します。

しかし……。

ここもハーフサイズがない!

しばし茫然とする3人……。

しかし……。

ここであきらめて店を出るのは、行列を我慢した手前、非常にもったいない。
いや、待てよ。
3人で2人前を注文すれば???
そんな邪な考えが浮かんだりもしました。

しかし、ここはNIPPONのラーメン界を主導する男たちの熱い闘いのコロシアム。
彼らの燃えたぎる魂を受け取るつもりなら、こちらも本気になってかかっていかなければならない……。

「助さん、あたし、やるよ!」
レオが言います。
「助六、オレもやるぜ!」
北海道の田中実が言います。

「よっしゃぁ!」

……ということで、なんつっ亭のラーメン。



真っ黒いスープが目を惹きますが、ベースはとんこつラーメン。
黒く見えるのはマー油のせいだそうです。
見た目ほどこってりしてもいなく、外の暑さも忘れてずるずるとスープまで飲み干してしまいました。
久しぶりに東京でおいしいラーメンに出会いましたよ。



喜ぶレオと助六。



歓喜に踊る助六と北海道の田中実。

炭火の善し悪し

2006年08月09日 | 助六のおいしかった
さて、サッカーミュージアムの後は、後楽園に向かい、野球博物館を見学。
その後、ボウリングやキックターゲットで遊んでお腹を空かせて、いよいよ品川へ。
目的は、品達ラーメン品達どんぶりをハシゴすることです。

品川に着いたら、レオと合流。
「助さん、もうおなかぺこぺこだよ~」
はいはい、いまおいしいお店に連れて行くからね。

というわけで、3人で品達に向かい、話し合いの結果、ハーフ丼を食べ、次にハーフラーメンを食べて幸せになることに決めました。

まずはハーフ丼。
僕的には、前から興味のあった伝説のすた丼屋に行きたかったのだけど、友人が「今日は親子丼が食べたい!」と主張し、腹をすかせたレオが「もうどっちでもいい~。でも今のお腹の具合だと親子丼」と言うので、地鶏炭火焼店・旬へ。

ではハーフ丼を3人前……って、ここハーフ丼ないよ!

しばしの協議の結果、「まあ、ラーメンがハーフなら食べられるんじゃないか…」ということで、普通盛りの親子丼を3人前頼みました。

で、出てきたのがこれです。



半熟卵がとろ~り。



肝心のお味なのですが、うまいことはうまいのですが、かしわが「炭火焼」ということで、身が締まってとても香ばしく、その香ばしさ故にとろとろ卵との相性がいまひとつなのでした。
もっとやわらかいふわふわ鳥肉だったら最高だったのになあ。

野に咲く葡萄の露に濡れつつ

2006年07月31日 | 助六のおいしかった
九州・博多で人気の自然派ビュッフェが東京に進出したということで、ロハス途上人の私はさっそく言って参りました。
場所は東京・丸の内に昨年11月にオープンしたTOKIAの3階。
お店の名を「食彩健美 野の葡萄」と言います。
お店のプロフィールには「安全・安心にこだわった健康家族応援レストラン。信頼のおける食材を使った和洋創作料理は80種類以上。天然だしや無添加フォンドボーを用いて丁寧につくります」とありますが、果たしてどんなもんでしょうか。



お店の外観です。割烹着を着た店員さんが、目の前で調理をしています。
店に入ると、席に案内され、店員さんがシステムの説明をしてくれます。
時間は1時間半でおかわり自由(当たり前ですが)。
取り皿は木製で、汚れたら随時店員さんがちゃっちゃと片づけてくれます。

さっそく、料理を取りに行きました。



全部で80種類以上の料理が並んでいる様子は、なかなか壮観。
たくさんの種類をちょっとずつ取り皿によそったら、こんな風にわけのわからない盛り合わせになってしまいました。

気を取り直して、今度は「夏野菜のカレー」を取ってきます。



野菜は有機および減農薬を選び、添加物や化学調味料はできるだけ使わないといった配慮がカラダに優しいです。
ロハス予備軍の僕も大満足。



パスタやラザニアなどの洋のものもちゃんとありますので、お子様も大喜び。



左から、デトックススープ、ココナッツカレー、冷や汁。
最後は汁物3点でまとめてみました。

ビュッフェというと、たいていメニューが決まってしまっていて、どこに行っても同じ的な変わり映えのなさがありますが、このお店は小料理屋に並んでいるような家庭料理が充実していて、バイキング的乱暴さではない様相で胃袋を満たしてくれます。
少々座席間隔が狭いのがネックですが、お料理的には充分採算のとれる満足度でした。

場所柄、お好みで盛り合わせができるお弁当なんかも販売するといいかもしれませんね。

われらハンブルガー

2006年07月28日 | 助六のおいしかった
今日は仕事帰りに、人形町の「BROZER'S」に行ってきました。
ここは、BRUTUS第585号「日本一の『手みやげ』はどれだ!?」のハンバーガー部門で、堂々一位をとったお店。
時間が早かったので、僕たちが店内に入った時は空席がありましたが、しばらくすると空腹感とビーフパティの居場所を交換しに来た客たちですぐ満席に。
インテリアはアメリカンなダイナーな感じ。
『レインマン』に『俺たちは天使じゃない』に『ブルースブラザーズ』。
店名にちなんでか、「兄弟」をテーマにした映画のポスターが飾られています。
レオと「今度ポスターが貼られるとしたら、間違いなく『間宮兄弟』だ」などとくだらないことを言っている間に、メニューをじっくりと吟味して、僕はロットバーガーを、レオはアボカドバーガーをチョイス。
どのハンバーガーにも、フライドポテトとオニオンリングとピクルスがついてきます。



ロットバーガーは、「オーナーが修行した、シドニーのバーガーショップのレシピをもとにしたメニュー。パインにチーズにベーコンといった具材のバランスのよさは、まさに職人芸。ソースもスイートチリなど4種を用意」ということで、僕はオーソドックスにBBQソースを選択しました。



どうです? この迫力。
テーブルに備え付けられている紙包みを使って、具材がこぼれないように大口を開けていただきます。

やっぱ、網焼きのハンバーグステーキはおいしいなあ♪

うっすらと肉汁の染みついた指先まで舐めつくして、幸福感に浸りながら店を後にしたのでした。

非暴力不服従系ラーメン

2006年07月17日 | 助六のおいしかった
昨日はパウル・クレーの展覧会を観に、千葉県佐倉市にある川村記念美術館に行ってきました。
京成佐倉駅は日暮里から京成線特急で約50分。
久しぶりの連休を利用した、ちょっとした小旅行です。

駅から美術館までは送迎バスが運行中。
そのバス停の正面に、こんなラーメン屋さんを見つけてしまいました。



元祖世界のガンジーラーメン

その異様なたたずまいに、おもわず腰が引けてしまったのですが、「中井正広のブラックバラエティ」でも紹介されたことのある有名店みたいですね。
今度同美術館でジャコメッティ展があるので、その時には「ミトコンドリアXラーメン」にチャレンジしてみたいと思います。

都内で一番のスープカレー

2006年06月19日 | 助六のおいしかった
昨日は「フィンランドのアラビア窯」展に行ってきました。
この土日で終了とあって、かなりの混雑ぶりでしたよ。

しかし何も載っていない、きれいなお皿の数々を穴の開くほど眺めていると、なんとお腹の空くことか。
我々はぐぅぐぅとお腹を鳴らしながら、足早に次の目的地、下北沢へ移動したのでした。

下北沢に着き一目散に向かったのは、世界のカレーマニア達が一度は訪れるというスープカレーのメッカ・マジックスパイス
時間が時間だったので、店内はとても空いていました。
でも、ランチの賑わいが一巡した後だったということは、店員さんから告げられたメニューの制限からわかりました。
残されたメニューは、チキン、ビーフ、ハンバーグ、シーフード、モモ。
なんと、「気まぐれカレー」まで欠品なのです。気まぐれで作れそうなものなのに…。
仕方なしに、僕はハンバーグを、レオはチキンをチョイス。
辛さはそれぞれ涅槃と極楽を選択しました。



じゃ~ん。
これがハンバーグのスープカレー。
一緒に煮込まれている野菜の種類がハンパないっす。
昼からビールはちょっと贅沢。
お味の方はと言えば、これがお世辞なしにうまいっ!
これまで都内のスープカレー屋を5軒近く回ってきましたが、間違いなく一番のうまさです。
札幌でスープカレー屋に行けなかった後悔の念(風間杜夫似)が、体の中からじょびじょば~と出て行くのを確認できた土曜日でした。

牛もイモもみな腹の中

2006年04月04日 | 助六のおいしかった
今日は帰りがけにBRUTUSを買いました。
フランス料理はなぜ、採点される宿命にあるのか?」って。

詳しい理由などこの僕にはわかりませんが、三つ星フレンチレストランのあの店やこの店が美しい料理の写真とともに紹介されていて、ページを繰るだけでめくるめく甘美な世界に酔いしれることができたのでした。

ところで、ディナーと言えば先週の土曜日。
4月1日付けをもって僕が1年半勤めた部署を異動することを祝して、レオが豪勢なお疲れ様ディナーを作ってくれました。
それならば、と僕はワインを用意。



MONTES ALPHA CABERNET SAUVIGNON 2004
チリのワインは、フルボディのカベルネ・ソーヴィニヨンを選べば、お手頃価格でもそこそこのものが飲めるのでうれしい。



レオ特製「牛スジの赤ワイン煮込み」。
ルクルーゼのおかげもあって、舌の上で自然にほぐれるほどやわらかい。
牛スジは鳥肉と同じくらい安いんだ!とレオはむやみやたらに力説していました。



レオ謹製「ジャガイモのニョッキをクリームソースで」。
パスタと餅の中間にどしんと腰を下ろしたようなどっちつかずな食感と、ジャガイモの甘い香りがセクシーなお料理でした。

どうもごちそうさま。

太鼓の黒うさぎ、どんどんど~ん!

2006年04月02日 | 助六のおいしかった
金曜日の送別会で、主任からお餞別にお酒をいただきました。
奄美大島・弥生焼酎醸造所の黒糖焼酎、「太古の黒うさぎ」。



送別会でもいただいたのですが、ロックで飲むと最高。

思えば今の職場ではいろいろと美味しいお酒を覚えさせていただきました。
赤ワインにハマったのは、今の職場に入ってからですし。
北国の日本酒よりも九州の日本酒の方が、魚料理に合うと教わったのも、職場近くのイザカーヤでした。
有楽町のバーで飲んだシングル・モルトやバーボン・ウィスキーも最高でした。

とにかくお酒の機会は非常に多い職場ですから、これからも日々精進していこうと思います。