助ぶ六゛

楽しかったこと、おいしかったもの、忘れられないこと

発足! 木更津サントワバニーズ

2005年11月13日 | 今日のサントワバニー
世の中にはびこる「サントワバニー現象」をつぶさにリポートするこのコーナー。

ベストプレープロ野球という野球ゲームがある。
実在するプロ野球チームの監督になってペナントレースを戦い、優勝を目指すというものだが、チームのデータを自由にあれこれといじくることもできる。
しばらく遊んでいなかったのだが、最近暇ができたのと、千葉ロッテの優勝に影響されたのとで久々にやってみたくなった。
ただ、普通に再開するのでは面白くないので、パリーグからいなくなってしまった近鉄バファローズの代わりに、新興球団「木更津サントワバニーズ」というチームを作成してみた。
メンバーはこんなカンジである。



チームの4番は、言わずと知れた「モグタン」。エースはもちろん「サントワバニー」。
リリーフエースは「東山みどり」ちゃんである。
「助六」は来シーズンの古田選手のように、プレーイングマネージャーなのね。

ハイ、優勝目指してがんばりたいと思います。

我が家のニート・ハバネロ

2005年11月13日 | レオのつれづれ
みなさんは世界でもっとも辛いと言われるメキシコ原産のトウガラシ・ハバネロのスナック菓子を食べたことがあるだろうか?
原材料の話題性に加え、東ハトのキャラクター戦略は見事なまでで、けっこう好きな方も多いだろう。

そんな遠く離れた地で辛く辛く育ってきたハバネロを、自分のおうちで育てるためのキットがある。

↑パッケージはこんなかんじ。
私と助さんはぜひとも自分たちで育てたハバネロで、とびきり辛いぜこんちくしょーなハバネロペペロンチーノが作りたくって、今年の夏、このキットを買い、種を植え、ハバネ郎と名付けた。
今思へば、最初の芽のでかたから消極的だった。それなりの数の種をまいたのにやっとでてきた芽はひとつ。
のちにもうひとつでてきたが、なぜか、なぜだ、新芽が種の皮をかぶったまま脱げない状態で、そのかわりなのかなんなのか、根が上にのびてきた。その後やっぱり育たないまま枯れてしまったけれど、私はどうにも助けてあげることもできなくて、その芽にむかって”おいおい、それは無理だろう”とつっこみをいれていただけ。いや、今思い出しても不思議。おしえてダーウィンセンセってかんじである。

それはともかく、唯一でてきた芽はゆっくりゆっくり双葉になり本葉がでてきたので、説明書に書いてある通り、大きな鉢に植え替えた。そして、水と肥料をかかさずあげていたのだが、気温が高く年がら年中雨は降っていないであろうメキシコの植物にはいささか水をあげすぎたのか、おそらく私の過保護のせいで、葉が落ちてだんだん元気をなくしていった。季節は夏の終わり。本来ならば秋の収穫時期に向けてさらに成長すべき時に、うちのハバネ郎は葉が二枚ばかしになってしまった。
「はあ、失敗しちゃった。もう枯れちゃうんだな」
とレオは正直半泣きで寂しく思っていたのだが、もう冬の足音が聴こえてきた今になっても、ぜんぜん枯れない。収穫の見込みがないと感じてから、ほとんど世話をしなかったのに、時々思い出したように葉を増やしたり、時々枯れそうになったり、背は伸びることもなく、成長しないんだけど、枯れるかんじもない。そして、ただひとつわかることは、
こいつ、実をつける気はまったくないな。
ということ。
おお、これはまさしくニートではないか!!!きっと、実をつけるという敷かれたレールを進むのが嫌で、自分の道を模索しているのだ、たぶん。
いやはや、今年のとびきり辛いぜてやんでいなハバネロペペロンチーノは実現しないようだが、できるかぎりこのハバネ郎を育てていきたいと思う。あまりの寒さに黄色くなってきたから、ついに今日部屋の中にいれてしまったし。



このハバネロ栽培キットに興味がある方はコチラ。(こちらでなくても買えるとこはけっこうあります。参考までに)
このサイトで、いかにうちのハバネ郎がナヨっとしてるか思い知ったしだいで。とほ。

そうそう、近々、ハバネロのキャンペーンで暴言甲子園ってのをやるそうです。

にそみこみうどん

2005年11月12日 | 助六のおいしかった
寒くなってきた。
僕もレオも少し風邪気味。
そこで金曜の夜に、何かあったかくておいしいものを食べようということに。
まさに満を持して、といったカンジで、前々から食べたいと思っていた名古屋の名店、「山本屋総本家」の味噌煮込みうどんを食べに行くことにした。

場所は神田和泉町。秋葉原駅で待ち合わせをして行ったのだけど、まわりは意外と飲食店が多く、繁華街から少し離れたところにひっそりとたたずむ名店が多く並んでいるカンジがした。
山本屋の店舗も路地を少し入った所に発見。
のれんをくぐって店内に入る。
1階はLの字になったカウンター席。カウンターの中にはガスコンロが並んでいて、きっとここでうどんを煮るのだろう。
我々が通されたのは2階。テーブル席になっている。
メニューは普通の煮込みと、卵入り、かしわ入り、卵とかしわの「親子煮」。
我々ふたりは「親子煮」をチョイス。
しばらくたって出てきた熱々のうどんが、これだ。



「煮込みうどん」とは、生麺を茹でずに汁でじかに煮たものを言うのだそう。
いったん茹でてから煮るのは「鍋焼きうどん」なのだそうだ。
この店のうどんは、さすがは煮込みうどんといったカンジで、アルデンテよりもっとコシのある剛麺。
汁はカツオ節をふんだんに使った感のある、味わいのあるダシ。
鍋は煮えるのも遅いが冷めるのも遅いという信楽焼だそう。

ぷっは~。

ふたりとも無口になって、汁の最後の一滴まで夢中で食べてしまった。
真の名古屋嬢を自認するレオは、久々の故郷の味にとても満足そう。
今年の冬は何度か足を運びたいな、そう思わせるクセになるお味でした。

焼き鳥天国・今治

2005年11月06日 | しまなみ海道ポタ
さて、今治。

しまなみ海道を渡りきった我々。しかし、来島海峡大橋で海峡に沈む夕日を眺めていたため、今治市内に入る頃にはすでに辺りは薄紫色の宵闇の中に。
しかもサンライズ糸山の近くで、全国を自転車で旅しているという仙人のような謎のおっちゃんと立ち話なんぞしていたもんだから、宿に着いた頃にはあたりはだいぶ真っ暗に……。
さて、夕飯はどうしたものか。しまなみ海道を渡りきった祝杯もあげたいし。。。
そこで「うまいものは地元の人に聞け」という名言に従って、ホテルのフロントのおじさんにあたりのおいしい店を聞くことにした。

フロント「そうだべな~。ここは田舎だから飲食店はあまりないけんども、今治っちゅうたら焼き鳥が名物だで、ぜひ行ってみるとよかっぺよ。そんだなあ。こっからだったら『五味鳥』がオススメだぎゃ」

というわけで、ホテルから歩いて5分くらいのところにある「五味鳥」という焼鳥屋さんに行ってみることにした。
店の外にはおっきな赤提灯。のれんをくぐって中にはいると、にぎやかな人々の喚声。カウンター席に案内され、おしぼりを渡される。
とりあえずのビールを頼んで、メニューに目をやる。さまざまな鳥肉の部位や野菜の名前が並んでいる。
我々はねぎま、手羽先、皮、ピーマン、れんこん、そしてつけあわせにたこぶつを注文した。
しばらくして威勢のいいかけ声とともに出てきたのがこれである。



なんとも香ばしい匂い! 我々はつい先日までコケコッコーと鳴いていたこれらの艶やかに輝く物体を、夢中で口に運んだのだった。
特に絶品だったのが「皮」。
ここ、今治の焼き鳥は一般的な炭火焼き鳥ではなく、鉄板でジュウジュウと焼き上げるタイプ。
詳しくはこちらのページに書かれているので、ぜひご覧になって欲しい。

さて、しばらく食べていると、隣の席に座った常連さんらしきお客が、うまそうな唐揚げを食べていることに気づいた。
「レオ、あれ食べたーい」と、レオがよだれを垂れ流す。
しかし、メニューを穴をあくほど見つめても、鶏の唐揚げはどこにも書かれていないのだ。
「おかしいなあ???」
ただ、メニューの中にはただひとつ、「せんざんき」という正体不明のメニューが存在していた。
まてよ、北海道では確か鶏の唐揚げを「ざんぎ」と言うはずだ。「ざんぎ」と「せんざんき」。。。
当たらじとも遠からじ。。。
男、一世一代の賭に出た。
「おやっさん、せんざんきひとつ!」
僕はいかにも毎日食べてますよってな感じを装って、謎の食べ物を注文したのだった(後にレオに聞いたことだが、このときの僕の声は誰が聞いてもそうとわかるくらいに上ずっていたそうである)。

で、出てきた料理がこれ。



ビンゴ!
「五味鳥」のせんざんきは噛むと歯ごたえがシャオッとしていて、とてもジューシーで、まさにしまなみ海道走破を祝うにふさわしい絶品料理なのだった。

でも、どうして「せんざんき」なんて言うんだろう?
「お兄さ~ん」
あ、久々のモグタン!
「せんざんきの由来を知りたいんでしょ。今日はだいぶ字数を尽くしたから、ちゃっちゃっと行くだすよ」
なんだか事務的だな。
「うるさいだすねー。知りたいの? 知りたくないの?」
あ……知りたいです。
「それじゃあ行くだすよ
クルクルバビンチョパペッピポ、ヒヤヒヤドキッチョの、モ~グタン


やきとり天国/せんざんきの謎

なるほど~、諸説があるんだね。
「そうだね。人間の知的活動において、時代が経つにつれて『後付けの理由』が出てくるってことは避けられないんだ。でもどれが正しくて、どれが間違っているかということを考えることはナンセンスだね。大事なのは、この素晴らしい伝統を、オイラたちも守って行かなくちゃってことだね」
本当にその通りだね。
「ところでお兄さん、あの外で鶏の真似をして踊っている雌獅子は何?」



あっ、せんざんきのことに夢中で、レオのこと忘れてた~。ちゃんちゃん。

今治の焼き鳥については、こちらの「やきとり天国」さんが詳しく調べられている。おいしい「皮」や「せんざんき」の作り方も載っているので、旅の前に、あるいは後に、一度ご覧になってみることをオススメする。

珍獣飴

2005年11月05日 | レオのおいしかった

私たちがその珍獣と出会ったのは、今年の夏のことでした。
場所は今話題のIT社長らが集う六本木ヒルズにある森美術館。
そこでは中国の、おもに唐の時代の美術と現代美術の展覧会が開かれていました。
ちょうど唐の美術品の最後の展示室にはいったとき、私は思わず”あっ”と声をあげてしまいました。
そこにはガラスケースにはいった小型犬くらいの鎮墓獣がいて、そのビジュアルは今まで見たこともないくらい、イカしていたのです。
ほのかに赤みがかった白い肌に透き通ったブルーアイズを配した顔は西洋のかほりムンムンで、耳にはピアスの穴(ヒゲダッテミゴトダゼ)。本来ならば角を生やしているはずなのに、なぜか頭には蓮のつぼみ(ナンカソレメデタイ)。体にちらばる水玉模様(ナンカソレオシャレ)。長いしっぽを一度前にもってきてから、からだに沿って後ろに流すクセ(マエカラミルト”アレ”ニシカミエナイゼ)。コマネチも夢にまでみた見事な珍獣座り(マヨワズ10テンアゲチャウゼ)。
もしミュージシャンを志し家出した息子がこんなふうになって帰ってきたらどうしたもんでしょう。

そんな出会いを経て、珍獣は私たち”チーム助六”に入ったのですが、そんな珍獣からこの前コレクトコールがありました。

もしもし、レオです。
「おす、珍獣である」
あっ、珍獣!久しぶりだね。確かあの展覧会はアメリカのほうに巡回したはずだよね。どうよ、そっちは?
「それはそうと、レオに報告しておきたいことがある。今度栄太楼とコラボレートして我が輩の飴を発売したのじゃ。」
そ、それはそうとって、おい…

まあ、とにかくそんな驚きの報告を確かめにちょうど杉本博司展に行きたかったので、再び森美術館へ。
あった!!!!!

味はミルクティー。缶も気に入ったし、味もよいので、また飴だけ買っていれかえよっと。

展覧会じたいも大変おすすめですので、まだの方はぜひ!