『荒らし』に遭ったblogです^^

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正義の辛味と不正義の旨味

2009年01月31日 | 雲の日記
            


正義の辛味と不正義の旨味

 皆さーん、おはようございまーす^^     

今日は雨に風.. 最悪の天候ですが、空は明るめ^^ 少し後には天候回復
する予感が..^^ “風よ止め!、雨を降らすな!、太陽よ顔を出せ!”と

お呪いでもしたい気分です^^^^^^ 
今はプータローをしている私でも仕事をしていたことがある.. 職場では

『嫌味な上司』に『サボることしか考えない同僚』などなど..嫌な思い出
も沢山ある。 それでも給料日の喜びや週末の待ち遠しさ、友人とのアフ

ター5の楽しさなどなど..良い思いでも一杯ある。
仕事関係の付き合いは(特に上司)少ない方だったが仲の良い上司もいた

時もある。そういう上司を思い出すとき、彼らはいつも部下の味方をして
くれたな!と、思い出す。 反対に嫌味な上司を思い出すときは、自分の

保身しか考えない『超利己主義な人間』だったのを思い出す。そんな利己
主義な人間でも、自分を評価する上司には、やけにお世辞を使っていた..

今は、懐かしく思い出す職場の人間関係だが、見方を変えると『職業人』
には、大雑把に分けると2つのタイプに分かれるように思う..

1つは、自分の利益だけを考えて仕事をし、特になる相手とだけ付き合う
人たち.. こういう人ってズルイから、意外と会社の評価はいいんだよね。

もう1つは(ちょっと大袈裟だけど)正しいと思うことをして、利害だけで
人と付き合おうとしないタイプ.. (こういう人の方が圧倒的に少ないが)

実際には、この二つの中間を行く人が多いんだと思うのですが..

何故?こんな話をするのかと言うと、今のマスコミ報道を見ていると後者
のタイプが激増しているように、感じるからです。

筑紫哲也氏が亡くなった後では、硬派のテレビ司会者が増えたように思っ
たが、所詮は“張りぼて”に過ぎないから.. 長くは続かない..  

テレビにしても、新聞にしても、所詮は『株式会社』だ..  広告収入や
視聴者・購読者がいなければ立ち行かない企業なのだ.. そこに目を付け

る企業や団体もいる。CMスポンサーにならないぞ!広告を載せないぞ!
となれば、企業の収益はどんどん下がってしまう。 最後にはジリ貧に..

企業や団体がお金を武器に圧力をかけるのは、自分達に都合の悪い報道を
させない為だろう.. そして出来れば、自分達の都合のいい報道をして欲

しいと思うだろう.. そうやって圧力を加えられたら..厳密に言えば、口
には出さない筈だ.. 度重なる態度でテレビや新聞サイドが顧客の意思を

察するのだ.. そして自主的に規制する.. だから顧客は『何も頼んでい
ないし、何も強制していない。』と言える。でも、本当にそうだろうか?

私は親の代から『朝日新聞』を購読している。だからか近所の人が野球の
券を貰ったとか、ビールの券を貰ったとか言うのを母が聞いて来て『他社

の新聞にした方が得かな?』と悩んでいるのを何度も聞いていた..
それでも家族全員が“物より内容”などと言って朝日新聞を取り続け、今

に至っているのです。ところがそんな筋金入りの『朝日ファン』でも最近
の朝日新聞の記事には首をかしげることが多くなった..

朝日新聞社の中に、権力者寄りの利己的記者や管理職が力を蓄えてきたの
だろうか? リベラルな雰囲気が好きだったのに今の新聞にはそれが少し

感じられない気がする。記者と言えども、サラリーマンだ.. 最初に書い
たように2つのタイプに分けられる筈だ.. 朝日新聞存続の為にとか言っ

て、(顧客である)大企業や団体に媚びる記事を書かないとも限らない..
昨日30日の朝日新聞にこんな記事があった。

『雇用に使える?内部留保』と言う記事だ.. 今、高速切りされる非正規
労働者の為に、またはリストラされる危機にある正規労働者の雇用を守る

為に、昨年までの好景気の時に溜め込んだ『内部留保』を少し取り崩して
雇用の確保に当てるべきだと言う意見が増えてきた。 私もblogで同様の

意見を言っています。当然のことだと思いますね。
ところが昨日の朝日新聞の記事は、それを否定..もしくは不可能だとする

記事内容なのだ.. 非常時の今、膨れ上がった企業の内部留保を雇用確保
に使おうとする考え方は、広く勢いを増してきた。そこにこの記事である。

特によく例に出されるトヨタ自動車については個別に出ていた。結論は..
(引用始まり)
『08年9月末で12兆6千億円の連結利益余剰金があるが、多くは設備
投資の増強などに回っており、現預金で残っているのは1兆9千億円。
巨額に見えるが、同社の売上高の1ヶ月分だ。
仮に期間従業員一人の人件費が500万円だとすると、5千人を1年間雇
い続けてかかる費用は250億円。しかし、世界的な販売不振と円高で、
トヨタは08年10月からの半年で7千億円超の営業赤字を見込む。...』
(引用終り) (1.30 朝日新聞)

要するに内部留保で使えるお金は少なく、次の決算では必ず赤字になるか
ら『内部留保』は使えない..と言う話をしている訳です。

トヨタ自動車会長の奥田氏(前経団連会長)は、堂々とマスコミ向けにこう
言っている.. 私のblog2008.11.14からの引用です。

(引用始まり)
『私も個人的なことを言うと、腹が立っているんですよ』
『新聞もそうだけど、特にテレビがですね、朝から晩まで、名前言う
とまずいから言わないけど、2~3のやつがワンワンやっている』
『報復でもしてやろうか』
『正直言ってああいう番組のテレビに出さないですよ。特に大企業は。
皆さん、テレビを見て分かる通り、ああいう番組に出てくるスポンサ
ーは大きな会社じゃない。いわゆる地方の中小。流れとしてはそうい
うものがある。』

そして他の委員から『けなしたらスポンサーを降りるというのは言い
過ぎ』と指摘されたが、奥田氏は『現実にそれは起こっている。』と
応じた。
(引用終わり) (11.13 朝日新聞)


これも同じ朝日新聞の記事です。記者の違いなんでしょうが、社内に
もサラリーマンの典型2種類の人が存在するのでしょう..  そして

前者のタイプが時流に乗り?、社内で力を蓄えて来たのだろうか??
残念なことですね。 体制批判するのは、難しい!! ましてや権力

のある相手だと大きな痛手も受けるだろう..それでもリベラルな新聞
として長い歴史を持つ朝日新聞は、権力に媚びる記事は似合わない..

と、私は個人的に思っています。世間の人の中にも『批判』に対して
否定的な人がいますが、体制批判や大企業・各種団体に対して批判し

なければ、社会は彼らの都合のいいように変えられてしまうのです。
私達は大きな権力に対して常に批判的でなければならないと思います。

個人的虐めに繋がる批判(悪口)と、権力に対する批判を混同しない
で下さい。それは、無自覚な多数派になることです..

今日も文が長くなってしまいましたね^^ 最後まで読んで頂き、有難
うございました。

今日も元気で ファイト!