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製造業派遣を死守したい財界

2009年01月07日 | 雲の日記
             


製造業派遣を死守したい財界

 皆さーん、おはようございまーす^^     

今日は明るい曇り空ですね。う~ん、外は寒そうです.. 寒いのは嫌い!
今朝も朝食を食べながらテレビを見ていた。(お行儀の悪いことですが..)

昨日、経済三団体が新年の祝賀パーティをしたとか? 何台もの黒塗りの
高級車が、これまた高級なホテルに横付けされていました。 中では公式

発表とは程遠い『悪巧み?』が話されているのだろうと気分が悪くなる..
テレビ番組では今、話題の『派遣切り』問題に関する『労働者派遣法』に

ついてやっていた。そこで驚くのは財界(スポンサー?)寄りで見るべきも
のが無いと(勝手に)思っていた^^某局が『労働者派遣法』を『製造業』に

まで広げる改正をしたのは『小泉政権』だとハッキリ言っているのに驚い
た。 かつての報道の多くは『派遣』『期間工』など個別の問題点につい

ては言っていたが元凶を追跡、批判していたのには驚いた.. それでもメ
イン司会者は『労働者も派遣を喜んで受け入れた..』などと、今の状況を

作り出した原因の一つは労働者の側にもあると言っているのには驚いた。
その時、ゲストで出ていた『高木美保?』と言う女優さんが『法改正の時、

(労働者が)自分の都合しか考えないで受け入れても、その責任を問うの
は酷だ!』というようなことを発言(反論)していたのが嬉しかった.. 

小泉政権の批判はまるで「タブー」のようにマスコミも政治家もしていない。
それが今日のテレビでは(それも8ch)堂々と解説していたのには驚いた。

今回の多くの非正規労働者解雇で起きた問題の責任があるとすれば、その
一番は当然に政府である。ところが政府の誰も間違いを認めない..><

子供でも言える『ごめんなさい!』『間違えました!』が言えない..

政府閣僚の中で舛添要一厚生労働大臣のみ『個人的には派遣を製造業にま
で広げるのは反対..』だと言ってくれただけ.. (財界から睨まれるね)

2004年の小泉政権で製造業への『派遣拡大』を認めた派遣法改正時の
中心閣僚は今も政治の中心にいる.. 彼らは息を潜め国民の怒りが収まる

のを待っているのだ.. 自分達がしたことで労働者が大変な事態になって
いることを他人事のような思いで見ているのだろう。それを報道もしない。

日本では、社会にどんな制度的混乱が起きても誰も責任を取らない社会だ。 

そしてその責任をマスコミも追及しない.. 結局、派遣法を改正した議員
は経団連の通信簿に『花マル』を貰い、政治献金を上乗せされた?連中と
言うことになるのだろう..

派遣法を改正して原則自由化した1999年以前に戻すことが理想だが、
財界の動きを見ていると、またもや誤魔化されそうな予感がする..

経済同友会・桜井正光氏『経済に柔軟性を与え、長い目で見て成長につな
がる』『規制強化を含む抜本的な見直しは“やるべきではない”と言って
いる。』

日本商工会議所・岡村正氏『企業は(労働の)需要調整が可能となり、働く
側にも働き方の多様化というメリットがある』

↑この人の言っている『(労働の)需要調整』って露骨に企業が企業の理由
で労働者をいつでも簡単に首切り出来るってことですよね><

当時のことを覚えている人は少ない.. 小泉改革ブームに国中が踊らされ
ていた.. そして今まで決して“やってはいけない”と思われてきた製造

業の派遣まで改正して認めてしまったのです。この製造業への派遣拡大は
『財界の希望』だったのですが..

それでは何故?『製造業への派遣』が小泉政権で改正するまで認められな
かったのだろうか? 何故?製造業は派遣では、いけないのだろうか??

その理由は、製造業は景気の影響をモロに受けやすいので、首切りが多く
行われる危険があったからです。まさしく、今回の事態を想定して派遣を

許さなかったのです。過去の労働組合も政治家も財界も『製造業の派遣』
を認めないで来た.. そうやって今のような事態になることを回避してき

たのです。 それを小泉政権(と与党)は、やってのけた.. 彼らの責任は
大きい.. それでも(批判の)集中砲火を浴びないのは、スポンサーである

財界の後ろ盾と小泉政権で見せた『造反組みに対する報復』の怖さだろう。
テレビも、新聞さえも、今や財界の締め付けが厳しく自由な発言が出来な

いように私は感じている。キャノンの『偽装請負』を追求した『朝日新聞』
のように、有りと有らゆる攻撃に晒される可能性があるから、報道は自ず

から自主規制してしまうのだろう..それにスパンサーとしての発言も大き
そうだ.. 今の企業は番組スポンサーだけでなく、その内容についても口
を出すのだろう.. 資金は有効に使う..と言うことらしい!!

最後に何故?製造業派遣への規制が骨抜きにされるのではないかと言う私
の危惧を話して終りにします。

まず第一に、派遣はすぐに首が切れて『労働者としての権利』うんぬんと
言われないで済む。これは経営者にとって最高の利点です。

その上、企業が負担すべき『社会保険料がない』..『ボーナスがない』..
『春闘がない^^』.. 出来れば、正社員と非正規社員を争わせて(利害は
反する)、給与も低く押さえたい.. 

そして最大の狙いは、明日はお前も悲惨な非正規社員だぞ!という恐怖感
ではないだろうか?? 奴隷のように働かせる為の『見せしめ的効果?』

それら諸々の為に財界(経団連を筆頭に)は、あらゆる方便を使い『製造
業の派遣』を残そうとする筈です。その筆頭が経団連会長・御手洗富士夫
氏(キャノン)の言う『ワークシェアリング』だろう..

労働者の数が多く、仕事量が少ない時に仕事を細分化して多くの労働者に
配分する。働く時間は少なくなるが、短時間の仕事は出来るので食べては

いけると言うことになる(なるか?悲惨だ)。以前に中国で行われていた
働き方ですね>< 横文字になると何だか誤魔化さそうだけど..

ワークシェアリングにしても、企業の払う賃金は当然変わらないです.. 
一人に10時間働かせていたのを、2人に5時間ずつ働かせるからだ..

これが正社員なら企業が負担しなければならない人件費は全然違うが..
御手洗氏の言う『ワークシャアリング』は、(当然)派遣社員の話ですね。

企業の経費(人件費)の負担増加は無いのです。 そしていつでも首切りが
出来る『製造業への派遣』は残せる.. これが一番の目的だからね^^

これからは舛添氏のような発言を変えさせればいいだけです。政府与党も
押さえてあるし、野党・民主党には政治献金を再開したから大丈夫だろう。

後はブログのような口煩い『小物』対策だが、財界は充分お金があるので
『ネット監視会社』を雇って、こまめに潰して行くのだろう..ご苦労様!

そうやって今回も労働者派遣法の改正は『骨抜き』になっていくと思って
います。今回を逃したら、派遣法の改正は(多分)出来なくなると思います。

今の世論をそのまま製造業の派遣禁止へ繋げたいですね。2004年以前
に戻すだけです。もう騙されないで下さい。今、正社員のあなたも明日の

自分かも知れないと思って、取り組んで欲しいです。
世界2位の経済大国になった日本で、年末に首切りされた労働者がテント

村で年越しするのは、最後にして欲しい.. そう思いませんか??
政治家は財界に弱いが、私達有権者が一票を投じなければ、当選すること

は出来ない.. 当選しなければ、ただの人です。私達に投票権がある限り、
財界の頂点・経団連と言えども勝てないということを忘れないで欲しい!

少しでも良い社会にするために、選挙では自分たちの為の政治をする人を
選んで下さいね。 そして、どんどん政治家に注文を付けましょう..

ヒーローを待っていても誰も来ません.. ヒーローなんて、いないのです。


わぁ~、今日も長くなってしまいました。それでも一気に書けたので時間
は短かったですね^^  最後まで読んで頂き、有難うございました。
  
今日も元気で ファイト!