Dogma and prejudice

媚中派も媚米派も同じ穴のムジナ
従属主義的思考から脱却すべし
(言っとくけど、「媚米」と「親米」は違うんだよ)

番組改編訴訟、NHKの賠償責任も認める…東京高裁

2007-01-31 | マスコミ・マスコミ人
 NHK教育テレビが放送した戦争特集番組を巡り、制作に協力したバウネットなどが「当初の説明とは違う趣旨に内容を変更された」として、NHKと下請け制作会社2社に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が29日、東京高裁であった。

 南敏文裁判長は、「NHKは国会議員などの『番組作りは公平・中立であるように』との発言を必要以上に重く受け止め、その意図を忖度し、当たり障りのないように番組を改編した」と認定し、民間団体側の期待と信頼を侵害したとして、NHKと制作会社2社に計200万円の賠償を命じる判決を言い渡した。NHKは即日上告した・・・。

 この裁判で争われたのは、バウネットジャパンの主張する「放送された番組内容が取材時にこちらが聞いていたのと違う。内容を変えるという連絡もなかった。期待を裏切られた。」という「期待権」(こんな権利が有るとは今まで知らなかった)と、放送局に保障されている「編集の自由」の兼ね合い。

 で、結局、今回のケースでは、「期待権」が「編集の自由」を上回ったという事です。

 東京高裁は「取材対象者が期待を抱いたとしても、それにより番組の編集、制作が不当に制限されてはならない」としながらも、「取材対象者が期待を抱くのもやむを得ない事情」がある場合と条件をつけて、「編集の自由も一定の制約を受ける」と判断しています。

 つまり、一般論としては、「期待権」<「編集の自由」だけど、今回の場合は、過剰に期待させたから例外的に、「期待権」>「編集の自由」が成り立つという論理です。

 今回のケースは、バウネットジャパンが誤解するのもやむを得ないほど、NHKが、期待させたという事なのでしょう。(その一例↓)

  NHK側が「民衆法廷をありのままに伝える」などと説明し、当初の番組内容を記載した書類を原告の女性団体側に提示。団体側もカメラの位置取りなどで取材に特段の配慮をし、独占的に取材させるなどして協力していた。(産経)

 結局、NHKは、法が保護するに値するほどの「期待」をバウネットジャパンに与えていたと東京高裁が判断したという事です。

 つまり、存在が証明されてもいない「従軍慰安婦強制連行」を歴史的な事実とした「女性国際戦犯法廷」という虚偽に基づく茶番劇の放送を(嬉々として?)積極的に推進していたNHKの「反日左翼」ぶりを、はしなくも東京高裁が司法の場で明らかにしたという点で、今回の判決は注目に値します。

 

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(参考)
番組改編訴訟、NHKの賠償責任も認める…東京高裁

 NHK教育テレビが放送した戦争特集番組を巡り、制作に協力した民間団体などが「放送直前、当初の説明とは違う趣旨に内容を変更された」として、NHKと下請け制作会社2社に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が29日、東京高裁であった。
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 南敏文裁判長は、「NHKは国会議員などの『番組作りは公平・中立であるように』との発言を必要以上に重く受け止め、その意図を忖度(そんたく)し、当たり障りのないように番組を改編した」と認定し、民間団体側の期待と信頼を侵害したとして、NHKと制作会社2社に計200万円の賠償を命じる判決を言い渡した。NHKは即日上告した。

 一方、この番組に関して朝日新聞が2005年1月、「政治介入で内容が改変された」などと報道したことから、控訴審では政治的圧力の有無が争点となったが、判決は「(政治家が)番組に関して具体的な話や示唆をしたとまでは認められない」と介入を否定した。

 1審・東京地裁はNHKの賠償責任を認めず、下請け会社1社にだけ100万円の賠償を命じていた。

 問題となったのは、NHKが01年1月に放送した番組「問われる戦時性暴力」。判決によると、NHKの下請け会社は、民間団体「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク(バウネット)が開催した「女性国際戦犯法廷」を取材する際、「法廷の様子をありのまま伝える番組になる」と説明して協力を受けた。

 しかしNHKは放送前に編集作業を繰り返し、「法廷」が国や昭和天皇を「有罪」とした個所などを省いて放送した。

 判決は、放送事業者の「編集の自由」について、「取材対象者から不当に制限されてはならない」とする一方、ドキュメンタリー番組や教養番組については「取材経過などから一定の制約を受ける場合もある」と指摘。その上で、「NHKは次々と番組を改編し、バウネットの期待とかけ離れた番組となったのに改編内容の説明も怠った」と、NHK側の責任を認めた。
(2007年1月29日21時52分 読売新聞)



ムーブ1月23日 上村幸治のインサイド中国

2007-01-30 | 中韓




































 中国が、日本に対して、「歴史認識の誤り」を非難するように、また、韓国が、日本に対して、「歴史認識の誤り」を非難するように、中国・韓国においても、お互いがお互いの「歴史認識の誤り」を非難しあっています。

 「高句麗論争」がそれで、「高句麗が、中国の地方政権だったのか、それとも、朝鮮族の政権なのか」をめぐって国家間の論争となっています。

 最近は、中国からの反撃として、インターネットのサイト・ブログで、「南京大虐殺で、日本の軍令に違反して中国女性への強姦を始めたのは韓国人の連隊だった」という「南京大虐殺」がらみの韓国バッシングや、「ベトナムに入った部隊の中で韓国軍の野蛮、凶暴、残酷さはトップだった」という「ベトナム戦争」がらみの韓国バッシングが始まっているとの事です。

 韓国がどう反論するか楽しみです。従来の主張を捨て、「南京大虐殺なんか無かった」と言い始めるのか。そうであれば、日本を戦争犯罪国家として、非難できなくなります。日本にとって、喜ぶべきことですが、まあ、それは無いだろうな。

 韓国としては「南京大虐殺は確かにあったけど、韓国人は関与していない」と言うしか無いだろうけど、それをどのような論理で主張するのか、興味があります。



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徳島 “がけっぷち犬”飼い主が決まる

2007-01-29 | 社会
徳島 “がけっぷち犬”飼い主が決まる<1/28 19:29>(リンク切れ)

 去年、徳島市の山の斜面から救出された“がけっぷち犬”の譲渡会が28日、徳島・神山町の県動物愛護管理センターで開かれ、飼い主が決まった。

 “がけっぷち犬”は去年11月、徳島市の山の斜面で動けなくなっているところを救出された。2か月間、神山町の県動物愛護管理センターで人に慣れる訓練を積み、同じがけで保護された姉妹犬と一緒に28日の譲渡会に出された。

 “がけっぷち犬”には埼玉県や大阪府など全国から11組の申し込みがあり、抽選の結果、徳島・つるぎ町半田の主婦・馬木かずこさん(67)が飼い主に選ばれた。馬木さんは孫と相談して“がけっぷち犬”に「リンリン」という名前を付けた。

 また、姉妹犬は希望者が現れず、来月の譲渡会を待つことになった。

 例の“がけっぷち犬”には、全国から11組の申し込みがあったそうですね。

 これほどの人気が出たのは、やはりテレビのお陰です。今だったら、「この犬があの“がけっぷち犬”なのよ。」と見せびらかせるし、それを聞いた人は「へえ、凄い!」と感動してくれるでしょう。「ちょっと触らせて」とか、「一緒に、カメラで写して」といった騒ぎになるかもしれません。

 つまり、“がけっぷち犬”には、そのような付加価値があるわけで、それが、姉妹犬との人気の差になったのでしょう。

 ちょっと、不純かなという気もしますが、まあいいじゃないですか。

 あんなに、頑張って助けた犬が、引き取り手が無くて、「処分」されたなんて事になると、応援していた全国の人の夢が、ぶち壊しになりますからね。



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核問題に進展があった場合、経済制裁の緩和を検討する・・・塩崎官房長官

2007-01-29 | 拉致・北朝鮮問題
 26日に 政府は、6カ国協議で核問題に進展があっても、拉致問題で動きがなければ対北朝鮮経済制裁を緩めるのは難しいとの認識で一致したはずなのだけど・・・。

 28日のANN NEWSによると、「塩崎官房長官は、6カ国協議で核問題に進展があった場合、日本独自の北朝鮮に対する経済制裁の緩和を検討する考えを示し」たそうです。

 朝令暮改というか、何というか・・・。「拉致問題」に対する取り組みだけが取り得の安倍政権が、とうとう最後の「売り」を手離そうとしています。

 何という愚かな決断でしょう。

 当ブログでは、2006-11-20付で「ブッシュ政権が宥和策に転じたら・・・」というエントリーを書きました↓が、事態はこの方向に向いつつあるようです。

 中間選挙で、共和党が敗れた事により、民主党の発言力が増大したことは確実です。対北朝鮮強硬策に対する民主党からの批判を、ブッシュ政権は今後無視することが出来なくなるでしょう。そして、もし、アメリカが強硬策から、宥和策に対北朝鮮政策を転換した場合、安倍政権はどう対処するでしょうか。

 アメリカが、北朝鮮との二国間協議に応じ、そこで、合意が成立して、制裁を解除するようになったとき、安倍政権は、アメリカの後ろ盾を失う事になるのですが、それでも拉致問題解決を目指して頑張りぬけるのかどうか・・・。ここで、安倍政権の真価が問われる事になります。(略)

 実際は、アメリカはまだ、制裁を解除してはいませんが、北朝鮮に対する態度が宥和策の方に傾きつつあるのは確かです。

 そして、このようなアメリカの態度に、日本の宥和論者が、俄然活気付いていますが、彼ら、宥和論者の言い分に同調してしまったら、「拉致問題の解決」から、遠ざかるばかりです。下手をすれば、幕引きされてしまう危険性もあるので、要注意です。



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(参考)
北朝鮮・拉致問題:政府、進展なければ制裁続行

 政府は26日、首相官邸で拉致問題対策本部の関係省庁対策会議(議長、中山恭子首相補佐官)を開いた。北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議で核問題に進展があっても、拉致問題で動きがなければ対北朝鮮経済制裁を緩めるのは難しいとの認識で一致した。

毎日新聞 2007年1月27日 東京朝刊


政府、北朝鮮への独自制裁 核協議次第で緩和も

塩崎官房長官は、6カ国協議で核問題に進展があった場合、日本独自の北朝鮮に対する経済制裁の緩和を検討する考えを示しました。

 塩崎官房長官:「非核化というのは、最大の我々の目的としなければいけない到達点ですから、(制裁を検討する際は)いつも考えないといけない」
 政府はこれまで、拉致問題で進展がない限り、独自の制裁を緩めない方針でしたが、塩崎長官は、核問題の状況やアメリカなどの動向を見ながら制裁緩和を検討する考えを示しました。
(01/27 21:01)


【安倍政権考】「不可欠な保守層の支持.」について

2007-01-26 | 自民党
 安倍内閣応援団の阿比留瑠比記者の記事。安倍内閣の支持率低下傾向が続いているが、内閣支持率が低下する原因は何なのかという事についてまとめています。

ただ、無党派層はそのときの風次第でどう動くか分からず、再び安倍内閣を支持することも考えられる。より深刻なのは、首相就任前から安倍氏を支持してきたコアな保守層が、戦略上、タカ派の爪をすっかり隠しているように見える安倍氏の言動に、疑念を抱いていることかもしれない。

 「戦略上、タカ派の爪をすっかり隠しているように見える」というような表現は、実際は違うんだよというニュアンスを感じますが、どこがどう違うのでしょうか。

 どんな戦略上の必要性が有ったのか知りませんが、(単に、中国に媚びただけじゃない?)以前の政権の自虐史観をそのまま踏襲するというような、「保守」の存在意義にかかわる妥協をあっさりと行うような人を「真性保守」だなどとは、おこがましい。

 政権発足と同時にそのような利敵行為を行うとは、試合開始と同時に、オウンゴールしたのも同然じゃないですか。「せいぜい、左派に愛される政権を目指してください、さようなら・・・」というような冷めた眼で見てますよ。(まあ、この形勢を逆転してくれる事も多少は期待してますが・・・)

 マンセー族たちは何やかやと詭弁を用いて、「保守派」のご機嫌取りに励んでいますが、目に見えない事、実証出来ない事を論拠にした言い訳は止めるべきです。

 前政権に対する論評で言えば、「見落とせぬ小泉外交のしたたかさ」などはその典型です。

「今回、小泉総理は、一見相手を油断させ、翻弄されているように見せかけながら、金正日独裁体制を崩壊に導くその外交に挑んで見せた。」

・・・これなんか、翻弄されているように見せかけたのではなく、「実際に翻弄されていただけ」のことです。そして、ご存知のように前首相は、「金正日独裁体制の崩壊」など望んではいませんでした。いい加減な事を言うのも大概にしろと言いたいです。

 阿比留記者のこの記事にある「戦略上、タカ派の爪をすっかり隠しているように見える」というような表現も、「見落とせぬ小泉外交のしたたかさ」と同じようなニュアンスを感じます。

 国民は、「これは戦略上の事で、実態は違う」とか、、「翻弄されているように見せかけながら、じつはしたたか」というようないい加減な声に惑わされずに、目に見えることだけで評価した方が、判断ミスを減らすことが出来るように思います。

 また、構造改革路線について、この記事は何も語ってはいませんが、「保守」であるなら、日本を闇雲にアメリカ化する現在の構造改革路線は否定すべきです。WCEなど、論外です。

 安倍内閣に対しては、現在、「拉致問題」に対する態度しか評価していません。これまで、ぐらついてしまったら、もはや何のとりえも無いダメ内閣としか言えなくなってしまいます。



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(参考)
【安倍政権考】不可欠な保守層の支持

 安倍内閣の支持率低下傾向が続いている。報道各社の直近の世論調査では、読売新聞48・4パーセント、朝日新聞39パーセントとばらつきはあるものの、昨年9月の内閣発足時から約4カ月の間に20ポイント以上も下がったことになる。安倍晋三首相自身は「支持率は気にしていない」と周囲に語るが、夏には参院選が控えていることもあり、支持率低下が望ましくないことは確かだ。

 それでは、約60年ぶりに教育基本法改正を成し遂げ、防衛庁を防衛省へと昇格させるなど、歴代政権が宿題として先送りしてきた課題を着実にこなしてきたにもかかわらず、内閣支持率が低下する原因は何なのか。

 第一には、郵政造反組の復党に始まり、タウンミーティングのやらせ問題の発覚、公務員宿舎入居問題による本間正明・政府税制調査会長の辞任、不透明な政治資金処理による佐田玄一郎行政改革担当相の辞任と、政権のイメージダウンにつながる問題が相次いだことが大きい。失点の連続に、無党派層が愛想を尽かしたという構図だ。

 ただ、無党派層はそのときの風次第でどう動くか分からず、再び安倍内閣を支持することも考えられる。より深刻なのは、首相就任前から安倍氏を支持してきたコアな保守層が、戦略上、タカ派の爪をすっかり隠しているように見える安倍氏の言動に、疑念を抱いていることかもしれない。

 ≪保守派との対話≫

 保守の立場から安全保障問題などで論陣を張ってきた田久保忠衛・杏林大客員教授は今月6日付の産経新聞正論欄で、「安倍さんはついに『向こうの側』にからめとられたかの印象が強いのです」「浮雲のような支持率は気になさらずに、『こちら側』で蛮勇を振るっていただきたい」と忠言した。

 左派勢力からの攻撃は「柳に風」で受け流す安倍氏としても、同志からの批判はこたえるようだ。22日夜には、首相公邸に田久保氏や政治評論家の屋山太郎氏、ジャーナリストの桜井よしこ氏、台湾総統府国策顧問の金美齢氏、渡部昇一・上智大名誉教授ら保守系言論人を招き、懇談会を開いた。

 台湾人である金氏を公邸に招くことには中国の反発も予想されたが、安倍氏は気にもかけなかった。出席者によると、その金氏はこう語ったという。

 「台湾の陳水扁政権がだめになったのは、支持を広げようと中道に寄ったからだ。その結果、新しい支持者を掘り起こすどころか、元の支持者まで離れた。安倍首相は、支持者を離さない対応が必要だ」

 また、渡部氏が「決心と決断とは違う。安倍首相は心に決めた決心を、時期を選んで実行に移す決断をすればいい」という趣旨のことを話したところ、安倍氏は「わが意を得たり」とばかりにうなずいた。会合後、安倍氏は「厳しい意見もあったが、話ができてよかった」と周囲に漏らした。

 ≪応援団からの反撃≫

 安倍政権の2代前の森政権は、森喜朗元首相の「神の国」発言がメディアの総攻撃を受けたこともあって、支持率低迷に苦しんだ。その森氏は自派の議員にこう語ったとされる。

 「マスコミは、私が教育基本法を本気で改正しようしていると知ると、一斉に攻撃を強めた。それは凄(すさ)まじかった」

 森氏の政策が、メディアの大部分を占める左派・リベラル勢力の逆鱗(げきりん)に触れ、ネガティブキャンペーンを展開されたというわけだ。この言葉の当否は検証できないが、教育基本法改正や防衛省を実現させた安倍政権に対し、新聞、雑誌、テレビなどの多くがバッシングを続けていることと符合する。

 こうした現状に対し、安倍氏に近い民間のシンクタンク「日本政策研究センター」は16日、安倍氏の憲法改正や歴史認識問題、教育論などに関する発言を集めた小冊子「安倍首相発言録(2007年1月版)」を作成し、保守系言論人や団体への配布を始めた。冊子に添えられた手紙には、こう書かれている。

 「安倍晋三首相に対し、連日、左翼マスコミからの執拗(しつよう)な攻撃が繰り返されています。閣僚のスキャンダル探し、『顔の見えない首相』『無力な内閣』等々のマイナスイメージ戦略」

 「一方、保守陣営の中にも安倍首相への批判がくすぶっています。期待していたのに失望させられた、といった類の批判です。しかし、本当に安倍首相はぐらついているのでしょうか。あるいは無力なのでしょうか」

 冊子の目的は、メディアの仕掛ける保守分断策に惑わされず、その偏向レンズを通さずに、安倍氏の発言を直接読んで判断してもらいたいというものだ。地味ながら、メディアへの反撃も始まっている。(阿比留瑠比)



阿部知子議員の弁明

2007-01-25 | 左翼
 阿部知子議員が前回のメルマガについて、弁明しています。(何か、批判にちゃんと向き合わず、かわしているという感じもしますが)

>私自身の表現の足らぬ部分、また事実認識のあいまいさに起因する部分もあったと思います。

 ↑この様に書くのであれば、事実認識の誤りについて、説明すべきなのではないでしょうか。

 具体的に言えば、赤字の部分↓が嘘でしたと「ごめんなさい」すればいいのにね。

>阪神大震災は12年目を迎えたが、国民を災害から守ることを任務とされているはずの自衛隊が、国による命令を受けて救援に向ったのは、数日を経て後のことであった。

 何が反発を受けたかと言えば、「自衛隊が、救援に向ったのは、数日を経て後のことであった。」という間違った事実を前提に、「肝心の時に役に立たない自衛隊」というお門違いの自衛隊批判を展開した事と、「自衛隊の出動の遅れが、他ならぬ社民党の村山首相による命令が遅れた事に起因する」という点に一切触れていなかった事にあるのだけどね。

>村山首相の対応の遅れを指摘されるご意見もありますが、1月17日午前10時、国土庁長官を本部長とする非常災害対策本部を設置、午後4時に村山首相は、官邸で緊急記者会見を行い、万全の対策を講じることを表明しました。

 ↑「だから、村山首相に対応の遅れは無かった」と言いたいようです。

>私を含めてだれもが未曾有の災害に対して、十分な判断や迅速な行動がなしえなかったことについて、多くの教訓が残されたと思います。

 「なにぶん、初めてのことだから」って、村山首相と同じようなことを言って誤魔化すつもりのようですね。「いい教訓になりましたね」で、済ませてしまっていいのかどうか・・・。

 まあ、この辺が、社民党議員の書ける限界なのかも知れません。



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(参考)
衆議院議員 阿部知子のホームページより、

2007/2/24 カエルニュース第254号

★☆ たくさんのご意見をちょうだいして ☆★
  
 先回のメルマガには、たくさんのご意見を頂戴致しました。私自身の表現の足らぬ部分、また事実認識のあいまいさに起因する部分もあったと思います。そこで私の伝えたかったことと合わせ、皆さんからご指摘のあったことも含めて今回のメルマガとします。
 1995年1月17日未明の阪神淡路大震災は、6000人以上の尊い生命を奪い、家屋も街も瞬時に崩壊せしめました。
 この日、私自身は千葉県内の病院で小児科の仕事に追われながら、時折テレビに映る惨状を見て何か自分の予期し得ぬ重大なことが起こったことを感じてはおりましたが、日勤に引き続く夜勤でもあり夜中まで切れ間なく訪れる患者さんの対応に追われていました。
 やっと当直があけた翌18日の9時過ぎに突然、徳洲会グループの理事長である徳田虎雄氏から電話がありました。「何をしている。一刻も早く現地に行け!」というその声に押されるかのように徳洲会グループの医師達と大阪八尾徳洲会総合病院に集合、その後は病院から神戸の垂水病院に移動しましたが、到着したのは19日のことです。途中、大きくひしゃげた高速道路の橋げた、幅広くひび割れた道路など、テレビで送られる画像をはるかに上回る被害状況にそれこそ息を飲みました。
 以降、神戸の垂水病院を拠点に、見渡す限り焼け野原となった長田町や倒壊した家屋を目のあたりにしながら救急車に同乗していました。私自身の専門は小児科であるため、約一週間小学校内に臨時に設置された救援のテントで次々と避難してこられた方々の診療にもあたりましたが、命からがらの思いで逃げて来られた方々の中には、入れ歯すら持ち出すことができず食事も取れないご高齢者や子犬を必死に抱きしめてぼう然としている子供の姿など本当に胸がつまるものでした。
 そんな中でも、小学校の校庭の池にいる亀のまわりには子供達が集まり話を交わす光景もあり、どんな時にもやっぱり学校は地域の希望の場となっていることも実感しました。
 頂戴しましたご意見の中に、自衛隊が必死にがんばっていたことへの感謝が述べられたものも多々ありました。その通りだと思います。
 初動の遅れは、当時被災状況を迅速に把握し自衛隊の出動を要請する自治体側の被害がひどく、知事も含めて身動きがとれなかったこともあると思います。また、それを受ける内閣側の体制も情報収集など不十分でした。後にこの震災に学んで96年5月に内閣情報集約センターが設立されて今日に至っております。
 当時の内閣の最高責任者は村山首相であることから、村山首相の対応の遅れを指摘されるご意見もありますが、1月17日午前10時、国土庁長官を本部長とする非常災害対策本部を設置、午後4時に村山首相は、官邸で緊急記者会見を行い、万全の対策を講じることを表明しました。私を含めてだれもが未曾有の災害に対して、十分な判断や迅速な行動がなしえなかったことについて、多くの教訓が残されたと思います。
 その重い課題を受け止め、今なお癒えぬ被災者の抱える問題を解決するために今後も政治活動に努めます。
                                                 阿部知子


「匿名はけしからん」のか?

2007-01-24 | 考察
 どうも、マスコミの論調は、ネットでの「匿名はけしからん」という意見が多いようです。でも、「〇〇県〇〇市に住む〇〇です」というような情報など、本来はどうでもいい事だと思いますけどね。問題は、発言していることの内容であって、それが有名無名、関係なく評価されるという事は、いいことだと思います。

 それに、住所や氏名など公表したら、ネットストーカーの餌食になるだけではないですか。

 ただ、「匿名」に対して批判的な人が多いのは、「誰か分からないことで、発言が無責任・無軌道になる」というような事のようです。確かに、その場、その場でハンドル・ネームを変えて、好き勝手に相手を罵倒して去っていくピンポン・ダッシュのような、あるいは通り魔のような書き込みには、私自身、随分うんざりさせられました。

 これに対しては、ネット上の現住所(自分のHPやブログのアドレス)を提示するようなルールを作るとかすれば、今よりもずっと、発言に責任が出て来るのではないでしょうか。何でもありの今の状況に、ほんの少し、制限をかけることによって、もっといい状況が生まれることもあるかも知れません。

 また、ネット上で、多重人格者のような事を行っている人も多いようですが、少なくとも、「政治」なら「政治」という同一ジャンル内では、一つの人格で統一してもらいたいものです。そういう意味で、ハンドル・ネームは固定するべきです。

 あるいは、ネット内で酷い発言をしたなら、それに対する苦情をその人のブログに書き込めたり、TB出来るようなルールも必要ではないでしょうか(苦情受付場所の設置ですね)

 過去どのような言動をしていたかという事も、その人物の発言の妥当性を判断する上で重要な事柄ですから、そういう意味でも、ネット上での発言は、自分のHPやブログを持ち、そのアドレスの開示をするというようなルールを作るべきかも知れません。



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「自分が外務大臣だったら、どう考えるか」?

2007-01-23 | 拉致・北朝鮮問題
雪斎の随想録: 福澤諭吉の言葉より、

■ 「外交の事態いよいよ切迫すれば、外交の事を記し又これを論ずるに當りては自から外務大臣たるの心得を以てするが故に、一身の私に於ては世間の人気に投ず可き壮快の説なきに非ざれども、紙に臨めば自から筆の不自由を感じて自から躊躇するものなり。苟も国家の利害を思ふものならんには此心得なかる可らず」。
   ―福澤諭吉 「新聞紙の外交論」『時事新報』(明治三十年八月)社説
 この福澤の言葉には、政治評論の「作法」の総てが詰まっている。要するに、「自分が外務大臣だったら、どう考えるか」という姿勢を貫かないと、政治や外交を論じる資格はないということである。

 実際は、「自分が外務大臣だったら、どう考えるか」という姿勢に裏付けられない議論がはびこっている。、「自分が外務大臣だったら、どう考えるか」とは、現実の外務大臣の思考が及ばないような事柄をも考えるということである。当然、そこでは、「政策選択の可能性」と「様々な現実の拘束」のせめぎ合いが生ずる。そのせめぎあいのなかで、実現可能な様々な政策オプションを考えるのが、政治・外交評論の責任なのである。

 「「自分が外務大臣だったら、どう考えるか」という姿勢を貫かないと、政治や外交を論じる資格はないということである」という主張は、一見尤もらしいけど、どうなんだろう。

 果たして、「自分がラーメン屋のオヤジだったら、どうするか」という姿勢を貫かないと、ラーメンの味を論じることすらできないのかな。あるいは、「自分がプロ野球の監督だったら、どうするか」という姿勢を貫かないと、監督の采配を論じる資格はないのかな。そのような考えはおかしいと思いますよ。

 それと同じで、「自分が外務大臣だったら、どう考えるか」まで考えないと、政治や外交を論じる権利が無いというのはおかしいし、そのような考えは、主権者たる日本国民に対し、「国民主権」や「参政権」を制限しているようなものです。

 「「何処ぞの馬の骨」に過ぎぬ人々が、何故、偉そうに振る舞っているのかと訝る」という以前の発言と同様、雪斎氏の上記の主張は、「わけも分からぬ奴が、あれこれ言うな。お前らに発言する権利など無い」と言いたいだけのような気がします。

 政府擁護のスタンスをとる雪斎氏にとって、「わけも分からぬ部外者が、偉そうに政治や外交を論じて政府批判を行うこと」が腹立たしいのでしょう。 

 また、同じエントリーで、雪斎氏は、

国策を論じるのに、「道徳」と「利害」をごちゃごちゃにした議論が多すぎる。「北朝鮮を懲らしめよ」という議論も、その類であろう。

と述べていますが、「経済制裁」というものを、「道徳的な意味で北朝鮮を懲らしめる」為のものというような認識でいるのでしょうか。だとしたら、そのような認識は間違いです。

 家族会や救う会がかねてから「経済制裁」を主張してきたのは「経済制裁」を実施することが、「拉致問題を解決させるという実利」を得る近道であると確信しているからこそです。安倍首相も、同様の思いから、「経済制裁」を実施しているのしょう。

 「米朝、核放棄協議開始で合意か」(時事通信)という記事を取り上げて、「国際政治の潮流は、突如、変わる」と述べ、(そろそろ、圧力路線を終わらせるべきだ)とでも言いたげな表現をしていますが、それが雪斎氏の擁護する政治家たちの了解事項なのでしょうか。

 「利害」という面から言っても、北朝鮮という犯罪者国家に擦り寄るようなことが、日本の利益になることなどないのに。




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社民党・阿部知子議員の「阪神大震災j時の自衛隊批判」

2007-01-22 | 左翼
社民党衆議院議員・小児科医・阿部知子のメールマガジン
 \^o^/「カエルニュース」 第253号 2007/1/19 \^o^/



 阪神大震災は12年目を迎えたが、国民を災害から守ることを任務とされているはずの自衛隊が、国による命令を受けて救援に向ったのは、数日を経て後のことであった。日本の場合、自衛隊は軍隊ではないし、国土保安隊として出発し、防災のたねにも働くことを任務としてきた特別な生い立ちがあるのに、である。

 よくもこんなことが言えたもんだわ。これじゃ、自衛隊が怠慢だったみたいじゃないか。実際は、「げじげじまゆのおっさん」の自衛隊出動要請が出なかったから、動こうにも動けなかったというのが真相なのに・・・。

 「げじげじまゆのおっさん」と同じ社民党の分際で、自衛隊批判とは恐れ入るわ。まずは、社民党員として、あのおっさんが殺したといわれている2000人の霊に、謝罪してもらいたいもんだ。

 お前らが、自衛隊嫌いであるのはともかくとして、それを仕事に持ち込むな。人の生き死にがかかっているぎりぎりの状況で、自分の思想か趣味か知らんけど、そんなもんを優先させるな。

 ・・・と兵庫県民として、被災者の一員として、思わず激昂してしまいました。

 で、2ちゃんねるの声を拾ってみました↓

阪神大虐殺の首謀者を知らないとは・・・・

加害者が被害者になる瞬間を見た

2000人殺してまだ飽き足らずって顔だなオイw
社会党って何人殺したら気が済むんだ?

ふざけんな!お前らの党が政府を牛耳ってた頃だろうが!
もっと早く動いてりゃ、助かった人は多いんだ!

地震発生すぐに、既に自衛隊員は基地で出動の準備終えてたし、
自衛隊側から「出動の準備は出来てる」→「出動させてくれよ!」
って逆に要請してたのに
出動させてもらえなかったんじゃんかよ

歴史を捏造しようとする確信犯的な発言と見た

自衛隊には何の非もないと思うが・・・・?
汗と泥にまみれ、危険かつ困難な救出活動などを行った方々を尊敬するが

当時、陸自の責任者が記者会見で号泣したんだぜ?
「助けたくても助けられない!」って


外国からわざわざ飛んできてくれた
災害救助犬にも許可出さなかったんだよな

がれきの下の数人でも助かったかもしれんのに・・・
行政は人殺しじゃー

当時の村山が神戸でどれだけ、呪詛の言葉を浴びせられたか知らんのか
天皇皇后がどれだけ、神戸の被災者を励ましたか知らんのか


被災した人間から言わせて貰えば
社民党国会議員の公式ブログでこんなこと言われたらたまったものじゃないんだが
勘弁してくれ

人命よりも思想を優先させたクズの一員がなにを
言っているんだ?


会社に何人も被災した人がいりので毎年この時期になると悔しい思いをぶつけられる
ほとんどの人があれは人災だった。普通にしていればもっと多くの人の命は救えた
自分の家族も助かったかもしれないって悔しそうに話してる


 「もっと、言ってやれ」という気分です。

 地元では未だに怨嗟の声が絶えませんぞ。「よりにもよって、あんな無能な奴のときに震災が起こるなんて」・・・と。



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ティー・ブレイク 1.21

2007-01-21 | ティー・ブレイク
■ポートレート 成海璃子



成海 璃子(なるみ りこ、1992年8月18日 - )は、神奈川県出身の女優、ファッションモデル。本名:塚本 璃子。研音所属。 血液型O型。趣味は読書、特技はピアノ・三線。
2005年(平成17年)4月『瑠璃の島』で初主演を果たす。


■画像1 夕日赤く



■画像2 nya対ゴジラ

neko


■画像3 なかよし2匹3脚

■画像4 「あ、UFO飛んでる!」「「「「えっ、どこnya!?」」」」 

■画像5 忍び寄るnya!の手




■動画♪(音声あり) Vanilla Fudge - You Keep Me Hanging On

 VANILLA FUDGE バニラ・ファッジ
マーク、ヴィンス、ティムにJoey Brennanジョーイ・ブレナン(ds)を加えた4人編成グループ“ピジョンズ”が1966年に改名し、バニラ・ファッジは生まれた。その後ジョーイは脱退し、カーマインが加入した。

彼らの正式デビューは、1967年。アトコ・レーベルと契約した彼らは、この年ファースト・アルバム「キープ・ミー・ハンギング・オン」をリリース。
彼らの生み出すサウンドは、“アート・ロック”と呼ばれた。

曲 キープ・ミー・ハンギング・オン
もともとはモータウンのシュープリームスの曲。原曲はダイアナ・ロス率いるシュープリームスがビルボードチャート '66.11.19.から2週に渡って1位を記録した大ヒットナンバー。

歌詞は
「私を自由にして
 私のそばから離れて
 私の事を愛してもいないのに
 これ以上付きまとうのは止めて・・・」
というような感じです。

「キープ・ミー・ハンギング・オン」はもともとシュープリームスの曲だったそうですが、私にとっては、やはりバニラ・ファッジの曲という印象です。

因みに、キム・ワイルド(Kim Wilde)も、この曲をカバーしています。
■動画♪(音声あり) Kim Wilde - You Keep Me Hanging On



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納豆ダイエットは嘘

2007-01-21 | マスコミ・マスコミ人
 関西テレビ放送は20日、納豆のダイエット効果を取り上げた7日放送の情報番組「発掘!あるある大事典II」で、実際には行っていない実験データを放送し、効果を誇張していたと発表した・・・。

 「効果を誇張していた」というより、全てデタラメ↓

1.アメリカのダイエット研究紹介の比較写真は無関係の写真を使用
2.テンプル大学教授のイソフラボンを勧める日本語訳コメントは内容も含めて捏造
3.「中性脂肪値が高くてお悩みだった2人は、完全な正常値に!」実際は測定してなかった
4.納豆を朝2パックまとめて食べた&朝晩1パックずつに分けて食べたの比較実験は架空
5.8名の被験者、血液は採集をしたものの、実際は検査を行っておらず、数字は架空のもの

 「12日に一部報道機関から取材があり、調査して不正が発覚した。」という事で、あまりの反響に、よそのマスコミから、データを出して欲しいといった依頼があったのでしょう。

 よそのマスコミが動かなかったら、そのまま誤魔化してしまうつもりだったっていう事でしょう。ほんとにテレビ局というのは嘘つきですね。

 この手の番組は、「食品業界が売りたい食品」をターゲットにした「販売促進用PR番組」だとみた方が良さそう。



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(参考)
納豆ダイエットで誇張 関西テレビ「発掘!あるある大事典II」

 関西テレビ放送(大阪市)は20日、納豆のダイエット効果を取り上げた7日放送の情報番組「発掘!あるある大事典II」で、実際には行っていない実験データを放送し、効果を誇張していたと発表した。

 同社は「納豆にダイエット効果があるという学説があるのは事実。どうして実際と異なる放送を行ったかは現在調査中」としている。

 同番組の放送直後から全国で納豆の品切れが相次いでいた。

 同社は調査委員会を立ち上げ、原因究明を急ぐ。21日の番組放送は休止する。

 千草宗一郎社長はデータのねつ造を認め「視聴者の皆さまの信頼を裏切ることとなり誠に申し訳ない。2度とないよう対策を講じる所存です」と謝罪した。

 同社によると、「中性脂肪値が正常値になった」などと放送した被験者の数値測定は実際には行っておらず、朝に納豆を2パックまとめて食べた場合と、朝晩に分けて食べた場合の血液比較検査結果も架空だった。

 また米テンプル大のアーサー・ショーツ教授が「(ダイエット効果のある)DHEAを増やす食材がある」などと発言していないのに日本語訳コメントを勝手に付けた。

 さらに、被験者がやせたことを示す比較写真は無関係の写真だった。

 12日に一部報道機関から取材があり、調査して不正が発覚した。


どっちもどっち・・・「政治資金収支報告書」絡みのスキャンダル

2007-01-20 | 政治
角田・参院副議長、総連系などから裏献金2500万円 01/19

 角田義一参院副議長(群馬選挙区)が3選を果たした平成13年7月の参院選で、民主党群馬県連などでつくる総合選挙対策本部が、総額約2500万円の寄付を受けながら、政治資金や選挙運動費用の収支報告書に記載していないことが、18日までに分かった。当時の経理担当者は「上の指示で、裏帳簿を作成した」と事実を認めており、政治資金規正法などに抵触する可能性がある。


小沢氏の事務所費、1年で10倍・4億円に急騰 01/13

 民主党の小沢一郎代表の資金管理団体が、衆院選が行われた平成17年に事務所費として、約4億1500万円を計上していたことが12日、政治資金収支報告書で分かった。事務所費の計上には領収書が不要のため使途は不明だが、16年の同団体の事務所費は10分の1以下の約3800万円で、急騰ぶりを示している。


閣僚・3役の不明瞭事務所経費、中川昭一氏ら7人 民主松本氏も 01/12

 安倍晋三内閣の全閣僚と自民党三役のうち、伊吹文明文部科学相ら7議員が家賃無料の議員会館に資金管理団体を置きながら、平成17年までの5年間で総額約6億8000万円の事務所費を計上していたことが、政治資金収支報告書で分かった。


末松議員、5000万円未記載 後援会幹部聴取 01/01

 自民党の末松信介参院議員(51)=兵庫選挙区=が平成16年の参院選の際、後援会幹部から5000万円の提供を受けたにもかかわらず、政治資金収支報告書に記載していなかったことが31日、関係者の話で分かった。政治資金規正法に抵触する疑いが強い。大阪地検特捜部も関心を寄せており、この後援会幹部から事情聴取したもようだ。


言い訳も使途も不明朗 佐田行革相辞任、架空支出は否定 12/28

 「架空ではなく、付け替え-」。政治資金収支報告書の虚偽記載問題で、佐田玄一郎・行政改革担当相が27日、言い訳を残して辞任表明した。談合や贈収賄容疑で次々と辞任に追い込まれた地方の首長に続く現職閣僚の辞任劇。中央、地方を問わず“政治とカネ”をめぐる事件は後を絶たない。佐田氏は具体的な事実関係について明らかにせず、不明朗な政治資金の使途は今回も闇のままだ。


 「政治資金収支報告書」絡みのスキャンダルの一部です。政治資金規正法によると、「収支報告書の不記載、虚偽記載」は、「5年以下の禁錮、100万円以下の罰金」と定められています。現在、疑惑の段階の人もいますが、「虚偽記載」と断定されれば、犯罪者です。

 自民党擁護者が、民主党のスキャンダルだけ取り上げて、民主党批判を行うのも、民主党擁護者が、自民党のスキャンダルだけ取り上げて、自民党批判を行うのも、公正ではないですよ。「どっちもどっち」でしかないのです。

 「こいつが悪い」、「あいつが悪い」ともぐらたたきをするだけでは、埒があきません。何故、これほど、「政治資金収支報告書」がいい加減なのかについて考える必要が有ります。

 現在、指摘されているのは、「事務所費の計上に関しては、領収書が不要」という事で、このような緩いルールだから、民主党の小沢一郎代表(事務所費として、約4億1500万円を計上していた)や自民党の中川昭一政調会長(事務所費として、約2億8600万円計上していた)のように、「何でもかんでも、事務所費に計上しようとしていたのではないか?」と思われる議員が出てくるのです。このような「政治資金規正法」の不備というのは他にも有るかもしれません。

 それともう一つは、何故、「政治資金収支報告書」に嘘を書かなければいけないのか、現職議員たちに本音を聞く必要も有るでしょうね。その結果、彼らの言い分にも尤もなところがあるのだとしたら、彼らの実情にあうようにルールを改正することも考えていいかも知れません。


 
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安倍首相には、小泉路線を否定して欲しい

2007-01-19 | 自民党
 私が、非難している小泉政権の主な政策は、以下の二点です。

1.「拉致問題解決」を「日朝国交正常化」の手段としてしか捉えていない、拉致被害者のごく一部の帰国を以って、正常化に邁進しようとした媚朝外交。

2.アメリカの言いなりになって、この国を変容させている「ネオリベ路線」。

 「(拉致被害者を見殺しにしかねない)媚朝外交」や「(拝金主義を煽り、格差を肯定する)ネオリベ路線」を継承することは、決して、安倍首相のいう「美しい国」には相応しくないと私は思います。

 現在、「拉致問題」においては、圧力路線を継続させて、前政権の「媚朝外交」が否定されています。今後とも、この方向性を堅持してもらいたいです。

 が、一方、悪しき「ネオリベ路線」に関しては、未だに継続されています。

 「地方を疲弊させ、末端の労働者が報われない」現在の「ネオリベ路線」の継続は決して、日本を「美しい国」に導いてはくれません。「自分は保守主義だ」と言うのなら、アメリカの言いなりに日本を変えてしまうような今の政府・自民党のやり方は改めるべきではないでしょうか。



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山崎氏訪朝「風穴開けた」蓮池透さん評価

2007-01-18 | 拉致・北朝鮮問題
<拉致問題>山崎氏訪朝「風穴開けた」蓮池透さん評価
1月18日3時3分配信 毎日新聞


 北朝鮮を訪問した自民党の山崎拓前副総裁と拉致被害者・蓮池薫さんの兄・透さん(家族会副代表)が17日、東京都内で会談した。政府・与党内には山崎氏の訪朝に「二元外交」との批判が強いが、日朝関係のこう着状態が続く中「一つの風穴を開けた。弟も喜んでいる」と一定の評価をする蓮池さん側の申し出で行われた。安倍政権の対北朝鮮「圧力」強硬路線に、被害者家族から疑問符が付けられた格好で、今後の政府の対処方針に微妙な影響を与えそうだ。
 会談は、都内のホテルで約1時間にわたり行われ、平沢勝栄副内閣相も同席した。複数の関係者によると、透さんは「『圧力をかける一方で、対話の窓口を開けている』とする政府のやり方では解決できない。まだ目に見える成果はないが、ただ時間だけが過ぎる中で風穴を開けた。弟も喜んでいる」と訪朝を評価。さらに「会談結果を官邸に伝えるなど、政府と協調しながら一枚岩で解決してほしい」と要請した。これに対し、山崎氏は「肝に銘じるが、まだ意見具申する時期ではない」としながらも「圧力をかけて半年過ぎたが、事態は何も変わらない」と安倍政権の対北朝鮮政策への不満を漏らした。
 家族会は山崎氏の訪朝を「二元外交」と非難するが、透さんが今回支持したことで、路線の違いが浮き彫りになった。会談後、透さんは毎日新聞の取材に「批判もあろうが、場合によっては私も訪朝し拉致被害者帰国を訴えてもいい」と語った。【中澤雄大】


最終更新:1月18日3時9分


 北朝鮮を訪問した自民党の山崎拓前副総裁と拉致被害者・蓮池薫さんの兄・透さん(家族会副代表)が17日、東京都内で会談した・・・。

 山崎氏の訪朝に対し、「一つの風穴を開けた。弟も喜んでいる」と蓮池透さんは評価しています。

 この記事を書いた中澤雄大氏は、「安倍政権の対北朝鮮「圧力」強硬路線に、被害者家族から疑問符が付けられた格好で、今後の政府の対処方針に微妙な影響を与えそうだ。」と書いていますが、蓮池透さんの発言をもって「被害者家族全体の意見」とするような書き方には、問題が有ると思います。

 この記事について論評しているブログがいくつか有りましたが、中には、「そうか、家族会は、安倍さんのやり方に異論があるのか」とか、「山崎氏の訪朝はけしからんと思っていたけど、家族会副代表の蓮池透さんが言うのなら、そういう見方が正しいのかな」というような感想もありました。結構、家族会副代表の蓮池透さんというのは、世論に対して影響力を持っているようです。

 しかし、家族会副代表とはいうものの、蓮池透さんは、失礼ながら既に家族会とは遊離している存在です。以前から、政府に対して毅然とした対応を望む家族会の意向と異なり、「対北朝鮮宥和論」を主張しています。今回のことも、家族会と何の相談もせず独自で会談したのではないでしょうか。

 別に、蓮池透さんが個人的にどんな言動をしようが自由ですけど、「家族会副代表」という看板を背負って、「家族会」の意向に沿わない言動をするのは、望ましいことではないでしょう。独自の活動をしたいのであれば、「家族会副代表」の座から去るべきではないのですか。

 蓮池透さんには、蓮池透さんの事情というものが有るんでしょうから、あまり非難がましいことは言うべきではないのでしょうけど・・・。

 ところで、安倍首相の「拉致問題」に関する熱意はこういうところにも現れています。↓

議長声明に「拉致」異例の明記 東アジアサミット閉幕

 【セブ(フィリピン中部)=藤本欣也】東南アジア諸国連合(ASEAN)や日中韓、インドなど16カ国が参加する第2回東アジア首脳会議(サミット)が15日、セブで開催され、北朝鮮に対し拉致問題など国際社会の懸念に積極的に取り組むよう明記した議長声明を発表し、閉幕した。サミットでは、安倍晋三首相が16カ国による「東アジア経済連携協定(EPA)」構想を提唱し、研究を開始することでも正式合意した。

 北朝鮮と外交関係をもつ東南アジア諸国や中国、韓国が参加する首脳会議の声明に拉致問題が明記されたのは異例だ。


 「拉致問題」に関する限り、安倍首相の方針は間違っていないと思います。間違っていないからこそ、対北朝鮮宥和論者からの批判が絶えないのでしょう。



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新自由主義というのは、「すべてを、あの方に委ねなさい」(Let It Be)という事

2007-01-18 | 構造改革
 「復活!三輪のレッドアラート!」の三輪耀山さんが「破壊を求める者(後編)」のエントリーで、野口旭の「ケイザイを斬る!」 第4回 清算主義=無作為主義の論理と現実を紹介されていました。

 私も、そこから、冒頭の部分を引用させてもらいます。

 野口旭の「ケイザイを斬る!」

 第4回 清算主義=無作為主義の論理と現実

 ●清算主義vsリフレ主義

 近年の経済論壇で最も話題になった書物の一つは、間違いなく竹森俊平氏(慶應大学教授)の『経済論戦は甦る』(東洋経済新報社)であろう。この本は、ジョセフ・シュンペーターの「創造的破壊」という考えに代表される「清算主義」と、アービィング・フィッシャーの債務デフレ論から導き出される「リフレ主義」という対抗軸を設定することによって、1930年代の大恐慌をめぐる論争と現在の日本のデフレ不況をめぐる論争の相似性を見事に明らかにしている。

 この竹森氏のいう清算主義とは、資本主義経済において不況が生じるのは不可避であり、むしろ不況という「破壊」を通じてこそ非効率な企業や雇用の淘汰が進み、新たな成長の基礎が準備されるという考えである。

 それを最も典型的に体現するのは、大恐慌時のアメリカのフーバーの政権で財務長官を務めていたアンドリュー・メロンによる、「労働者、株式、農民、不動産などを清算すべきである。古い体制から腐敗を一掃すれば価格は適正になり、新しい企業家達が再建に乗り出すだろう」という発言である。

 実際、フーバー政権は、大恐慌の最中に銀行や企業が次々と潰れていくのを静観するのみで、積極的な景気回復策を何もしようとはしなかった。その結果、アメリカの国内景気はさらに悪化し、失業率は遂には20%を超え、GDPは半減するまでに至ったのである。

 竹森氏の上記著作は、大恐慌期に各国で行われた清算主義派とリフレ派との間の忘れ去られた論争を、現代に生き生きと甦らせている。しかし実は、忘れ去られている興味深い人々は、そのほかにも大勢いるのである。


 フーバー政権は、大恐慌の最中に銀行や企業が次々と潰れていくのを静観するのみで、積極的な景気回復策を何もしようとはしなかったそうです。それは、財務長官を務めていたアンドリュー・メロンの「不況という「破壊」を通じてこそ非効率な企業や雇用の淘汰が進み、新たな成長の基礎が準備される」という考えからだったとか。

 アンドリュー・メロンも「神の見えざる手」を信奉していたようですね。「不況」は、古い体制から腐敗を一掃する為に必要なことであり、「不況という破壊」を通じて、淘汰されるべきものは淘汰されて、本来の在るべき姿に収斂されていくという考え方をとっています。

 アンドリュー・メロンら古典派の自由放任主義者のやったことは、例えば、消防隊が、火事の現場にいながら、「神のなされるままに」といって消火活動を行わないのと同じです。さらに酷い事に、彼らは、火事の現場を封鎖して、火事を鎮火しようとする人々の行為を全て拒否するような事さえ行います。

 「不況という破壊」を通じて、淘汰されるべきものは淘汰されて、本来の在るべき姿に収斂されていくという、このような考え方を、清算主義と呼ぶそうですが、「破滅」を忌避するのではなく、「破滅」を肯定し、「破滅後の世界」をむしろ希求するのは、「ノアの箱舟」的発想であり、また、「黙示録」的世界観とも言うべきものがあります。いずれにせよ、キリスト教に、このような「破滅への願望」が見え隠れするように感じるのは、私の気のせいでしょうか。

 「すべてを、あの方に委ねなさい(Let It Be)。人が小賢しい真似をして、神の計画を邪魔してはいけない。」という事なのでしょう。マルクス主義者の唱える「歴史の必然」と同様の考えです。 

 新自由主義(=古典派)の経済担当者は、前述の役立たずの消防隊と同じ事をしているのです。不況のさなかにあっても、不況に対して何の手も打たない。「不況」もまた「歴史の必然」と捉え、ただ、市場原理に任せて、淘汰されるべきものは淘汰させてしまえという「虚無的」とも言える態度を取ります。そして、「不況に対して何らかの措置(財政出動)をすべきだ」という声に対しては、そのような事を行っても何の効果も無いとにべも無くはねつけます。(それを正当化するため、彼らは「ケインズは古い」と喧伝しています。)

 結局、彼ら(=新自由主義の経済担当者)は、は「何もしない」、「何もさせない」事が自分の仕事だと思っているのです。竹中さんの5年間は、ケインズ主義者に何もさせないための5年間だったのです。


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