Dogma and prejudice

媚中派も媚米派も同じ穴のムジナ
従属主義的思考から脱却すべし
(言っとくけど、「媚米」と「親米」は違うんだよ)

年頭に当って

2007-01-02 | 構造改革
 あけましておめでとうございます。

 新年を迎えたといったところで、実質的には何の変わりもないのですが、去年と今年というように年を区切ることは、過去の成功にいつまでも酔っていたり、過去の失敗にいつまでも悔やみ続けるような「心の惰性」から、人を解き放つという効果があるのではないでしょうか。

 それはともかく、産経で三浦朱門、曽野綾子夫妻の新春対談というものが載っていましたが、相変わらず「日本は、豊かだ」などと呑気な事を言っています。日本の国民が片端から、貧窮化しているのをこの人たちは気が付かないのでしょうか。この人たちのイメージする日本は、ふた昔前の日本であったり、何不自由ない自分たちの暮らしぶりでしかないのではと思われてなりません。

 特に、曽野綾子さんは、海外ボランティア援助活動で、「外国の貧窮した人たちの実態」については知っているものの、「日本の貧窮した人たちの実態」についてどれほど分かっているのか疑問です。日本人はみんな自分たちと同じような暮らしぶりなのだという思い込みで、適当なことを言っているのに過ぎないような気がします。

 「構造改革」という名の、小泉流「日本貧窮化政策」は、相変わらず続行されています。「構造改革さえ行えば、日本は良くなる」だとか、「痛みに耐えて辛抱すれば、暮らしは良くなる」などといった思い込みは、何の根拠もありません。「構造改革」に限らず、小泉さんがもっともらしく言っていたことは、全て怪しげな祈祷師のご託宣のようなものにしか過ぎません。その事に一人でも多くの日本人が気付いて欲しいと、年頭に当って願う次第です。



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