「思いやり予算」3年で8億円減額 日米合意
高村外相は会談後、「米側は『増やせ』とまで言っていたので、それなりに満足できる結果」と記者団に語った・・・。
高村外相は満足したようですが、これに納得できる国民がどれだけいるでしょうか。「国民の税金をそんなに安直にアメリカにくれてやってもいいのか」と反問したいです。
世界的に見て、日本の「米軍駐留経費負担」がどれだけ非常識なものかは、以下の記事を読めばよく分かります。
こういうアメリカに都合の悪い記事を決して、産経や読売は取り上げないですね。両紙とも、アメリカ礼賛新聞だから当然ですが・・・。一見反米的な朝日も、日米安保の実態を詳しく報じることには及び腰です。
世界一の気前よさ 米軍駐留経費負担
何と上納金(同盟国が負担する米軍駐留経費負担額全体)の半分以上を日本が支払っているというわけです。アメリカというやくざにたかられている現状が良く分かります。
「思いやり予算」は1978年に始まり、その総額は既に12兆9600億円にも上っているとか。
財政改革とやらで、医療費等の大幅な削減を行っておきながら、その一方で、思いやり予算の削減が、3年間で総額8億円という少額なのにも驚くしかありません。
日本という国は、一体誰のために存在しているんだろう。
2007年12月12日22時55分 日米両政府は12日、来年3月末で期限切れとなる在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)の特別協定分(光熱水費など)について、08年度から3年間で総額8億円減額することで合意した。特別協定分の削減は00年の改定交渉以来、7年ぶり。日本側は年間1400億円にのぼる特別協定の大幅な削減をめざしたが、米側がイラク戦争の戦費増大などを理由に反対し、微減にとどまった。 高村外相とシーファー駐日米大使は12日、外務省で会談し、特別協定を3年間延長することなどで合意。高村氏は会談後、「米側は『増やせ』とまで言っていたので、それなりに満足できる結果」と記者団に語った。 |
高村外相は会談後、「米側は『増やせ』とまで言っていたので、それなりに満足できる結果」と記者団に語った・・・。
高村外相は満足したようですが、これに納得できる国民がどれだけいるでしょうか。「国民の税金をそんなに安直にアメリカにくれてやってもいいのか」と反問したいです。
世界的に見て、日本の「米軍駐留経費負担」がどれだけ非常識なものかは、以下の記事を読めばよく分かります。
こういうアメリカに都合の悪い記事を決して、産経や読売は取り上げないですね。両紙とも、アメリカ礼賛新聞だから当然ですが・・・。一見反米的な朝日も、日米安保の実態を詳しく報じることには及び腰です。
世界一の気前よさ 米軍駐留経費負担
2006年2月21日(火)「しんぶん赤旗」 世界一の気前よさ 米軍駐留経費負担 他の米同盟国26カ国分より多い 「日本の米軍駐留経費負担額は、米国の他の同盟国二十六カ国を合わせた分よりも多い」―。日本共産党の笠井亮議員が二十日の衆院予算委員会で示した米国防総省「共同防衛に対する貢献」報告(〇四年版)は、日本が米軍駐留経費負担で米国の同盟国の中でも異常に突出した役割を果たしていることを示しています。 笠井議員が追及 同報告は、米国防総省が毎年作成してきたもの。〇四年版は公表されているものの中では最新の報告で、日本を含め米国の同盟国二十七カ国を対象にしています。 米兵1人あたり 独・韓国の5倍 それによると、米軍が同盟国に駐留するのにかかる経費のうち、同盟国側が負担している額(米軍駐留経費負担額、〇二年分)は、日本がダントツで、四十四億一千百三十四万ドル(五千三百八十二億円、一ドル=百二十二円で計算)に上ります。 ドイツの二・八倍、韓国の五・二倍、イタリアの十二倍、英国の十八・五倍で、日本を除く二十六カ国の米軍駐留経費負担額の合計(三十九億八千五百八十二万ドル)よりも多くなっています。 駐留する米兵一人当たりで計算すると、日本は十万六千ドル(千二百九十三万円)。イタリアの三・八倍、韓国、ドイツの四・九倍になっています。 米軍駐留経費に占める負担額の割合も、日本は74・5%とダントツ。米軍が日本に駐留するのに必要な経費の約四分の三を日本が負担していることになります。米政府・軍の高官などが「日本はどの同盟国よりも最も気前がいい」と繰り返す理由です。 光熱水料金から住宅まで負担 日本の米軍駐留経費負担額の内訳は、▽米軍基地の施設建設費、基地従業員の労務費、光熱水料、基地提供のための民有地借り上げ料、基地周辺対策費など直接の財政支出を伴う「直接支援」額が三十二億二千八百四十三万ドル(三千九百三十九億円)▽国有地の提供、税金の免除などによる「間接支援」額が十一億八千二百九十二万ドル(千四百四十三億円)―になっています。 米軍駐留経費負担額全体の大きさはもちろん、財政支出を伴う「直接支援」の規模がけたはずれに大きいのも、日本の特徴です。 「直接支援」額が二番目の韓国(四億八千六百六十一万ドル)の六・六倍。NATO(北大西洋条約機構)諸国の中では一番多いドイツ(二千八百七十万ドル)の百十二倍です。 日本政府は、駐留米軍への「思いやり予算」と称して、日米地位協定にも負担の根拠がない基地の施設建設費、基地従業員の労務費、光熱水料、訓練費を負担してきました。 施設建設では、豪華な米兵用家族住宅やレクリエーション施設をはじめ、耐爆シェルターや格納庫など米軍の作戦を直接支援する施設も次々に建設。米軍再編で空母艦載機部隊の移転が狙われている岩国基地の拡張工事も「思いやり予算」で行われています。 これらが「直接支援」額の規模を押し上げる結果になっています。 |
何と上納金(同盟国が負担する米軍駐留経費負担額全体)の半分以上を日本が支払っているというわけです。アメリカというやくざにたかられている現状が良く分かります。
「思いやり予算」は1978年に始まり、その総額は既に12兆9600億円にも上っているとか。
財政改革とやらで、医療費等の大幅な削減を行っておきながら、その一方で、思いやり予算の削減が、3年間で総額8億円という少額なのにも驚くしかありません。
日本という国は、一体誰のために存在しているんだろう。
米軍への思いやり予算ですか。確かにこれは他国駐留軍に比べて断トツですね。まあそれだけ米軍にとって日本という「不沈空母」が重要な拠点ということなのでしょうが。
それにしても真司さん。まさか共産党機関紙の「赤旗」から引用してくるとは思わなかったですよ。もしこれを媚米ホシュや「私の主張」のような反日勢力憎悪派が見たら、顔を真っ赤にして激怒するでしょうね。まあ、共産党もこういう時に限っては役に立つということでしょうか。
ところで、今週日曜日の読売朝刊「地球を読む」に、あの「媚米外交評論家」でおなじみの岡崎久彦が寄稿いました。タイトルは「日米同盟の今後」というもので、もうこれだけでどんな内容かが半分分かってしまうというものです。その中から、これはいかにも岡崎らしいと思った部分を引用します。
『「そんなにアメリカばかり頼りにしていても、アメリカの方がいつの間にか中国の方に行ってしまうじゃないですか?」とよく聞かれるが、私はいつもこのように答えている。
「ご心配はよくわかります。これは回避する方法は二つに一つしかない。それは米中の仲を裂くか、日米同盟を強化するかだ。他人の仲を裂くのは、まともな人間のすることではない。とすると残る解決策は日米同盟強化しかない」と』
…この男はどこまでノーテンキというか、馬鹿なのでしょうかね。普通なら「第三の策」として「核武装をも含めた国防力増強で米国に頼らずとも自主独立を堅持する」などと考えるでしょうに。とても元エリート外交官とは思えませんね。
ちなみに、岡崎にはこんな幼少時の逸話があります。
終戦間もない頃、岡崎少年は二人の大人の会話を耳にしました。一人は「いつか力を蓄えて米国に逆襲してやる」、もう一人は「そんな馬鹿げたことを言うもんじゃない。アングロ・サクソンには二度と逆らってはいけない。ろくな目に合わないじゃないか」。岡崎少年は後者の意見に激しく同意したとのことでした。
そりゃあ、英米のアングロ・サクソン民族と好き好んで事を構えたくはないでしょうが、じゃあ彼らが横暴に無理難題を吹っ掛けてきたらどうするのでしょうかね。奴隷同然になり下がってでも従った方がいいとでも?いや、岡崎なら真顔で言いそうですね。
ホント、この人いい加減に表にしゃしゃり出てきてほしくはないですね。
>それにしても真司さん。まさか共産党機関紙の「赤旗」から引用してくるとは思わなかったですよ。もしこれを媚米ホシュや「私の主張」のような反日勢力憎悪派が見たら、顔を真っ赤にして激怒するでしょうね。まあ、共産党もこういう時に限っては役に立つということでしょうか。
共産党の歴史観には相容れないものを感じますが、今の自民党のとっている対米従属政策の歪な実態を明らかにしようとする共産党の態度は、評価しています。
どのようなスタンスを取っていようと、事実に関しては包み隠さず国民に明らかにしようと努めるのがマスコミの在り方だと思うのですが、新聞もテレビも肝心なところは報道しません。
共産党機関紙にしか、真実が載らないということに対して、既存のマスコミ関係者は恥じるべきじゃないでしょうか。
>「ご心配はよくわかります。これは回避する方法は二つに一つしかない。それは米中の仲を裂くか、日米同盟を強化するかだ。他人の仲を裂くのは、まともな人間のすることではない。とすると残る解決策は日米同盟強化しかない」と』
>…この男はどこまでノーテンキというか、馬鹿なのでしょうかね。普通なら「第三の策」として「核武装をも含めた国防力増強で米国に頼らずとも自主独立を堅持する」などと考えるでしょうに。とても元エリート外交官とは思えませんね。
親米保守の主張は、「日本がアメリカに好かれるように努力さえすれば、アメリカがそれに応えてくれる」という根拠のない楽観論の上に成り立つ砂上の楼閣のような気がします。
>終戦間もない頃、岡崎少年は二人の大人の会話を耳にしました。一人は「いつか力を蓄えて米国に逆襲してやる」、もう一人は「そんな馬鹿げたことを言うもんじゃない。アングロ・サクソンには二度と逆らってはいけない。ろくな目に合わないじゃないか」。岡崎少年は後者の意見に激しく同意したとのことでした。
>そりゃあ、英米のアングロ・サクソン民族と好き好んで事を構えたくはないでしょうが、じゃあ彼らが横暴に無理難題を吹っ掛けてきたらどうするのでしょうかね。奴隷同然になり下がってでも従った方がいいとでも?いや、岡崎なら真顔で言いそうですね。
一度負けただけで、全てを諦めて奴隷の境遇に甘んじることを説くのが岡崎氏の主張のようですね。
「戦いの極意は、完膚なきまでに相手を叩きのめしたあとで、寛大な処置を取ることだ」と小室直樹氏が何かの本で述べていました。「そうすれば、相手は復讐することを止める」と・・・。
アメリカの対日戦略が、これにあたります。日本は、アメリカの対日戦略に嵌り、独立の気概を半永久的に失ってしまったのかもしれません。
とは言いながら、こちらから何度もTBかけてお邪魔させていただいています。
今回TBかけましたエントリーですが、iza!ブログですので配信されるニュースに関連付けています。そのコラム
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/108258/
ですが、岡崎氏もかなりのポチですが、西原氏の豪快なまでのポチぶりには本当に笑えます。
>今回TBかけましたエントリーですが、iza!ブログですので配信されるニュースに関連付けています。そのコラム
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/108258/
ですが、岡崎氏もかなりのポチですが、西原氏の豪快なまでのポチぶりには本当に笑えます。
私もこのコラムには注目していました。
「正論」もここまで愚劣なものを載せるようになったかと呆れています。
長年、産経新聞をとっていましたが、もう止め時かもしれません。
西原氏「マスコミは「思いやり予算」というような、米国に非礼な言葉を使わないことである。」
・・・そりゃそうでしょうね。ご主人様に対して「思いやり」などというのは失礼ですよね。(嘲笑)
西原氏「米国からすれば、イラク、アフガニスタンなどで膨大な国防予算を使っているのに同盟国日本が駐留経費をいま100億円削減するのは無責任、無神経と映る。」
・・・アメリカが勝手に起こした戦争で浪費した金の面倒まで、なぜ日本がみなきゃならんのだと思いますけどね。
要は、「言われるままに、給油活動をせよ」、「言われるままにカネを出せ」とご主人様になり変って、日本人に説教しとるんですね、この人は。