Dogma and prejudice

媚中派も媚米派も同じ穴のムジナ
従属主義的思考から脱却すべし
(言っとくけど、「媚米」と「親米」は違うんだよ)

トップの器ではなかったのでは?・・・福田首相

2007-12-26 | 政治
 威勢の良かったころの、舛添大臣。↓

「爆走中」舛添大臣「言うこと聞かない会社はつぶれます」: 朝ズバッ! :J-CAST テレビウォッチより、
「いまの厚労省には大臣が3人必要です。3分割しないと進まない」

年金記録に薬害C型肝炎・・・巨大な組織に問題が山積している省庁のトップが、この日の朝ズバッ!に生出演。

解決に向かって、官僚が戸惑ってオタオタするような大胆な判断、猛スピードで爆走する“超多忙中”の張り切り大臣だ。

「私はフライングだ、パフォーマンスだといわれても強い意欲を持ってやり抜きますよ、ぎっくり腰がいくら痛くても。抵抗勢力?蹴散らしますよ」・・・

いつもの小気味いい大岡裁きのタンカ口調。スタジオは<舛添支持・がんばれ>モードとなった。みのもんたはさながら応援団長。

前日(10月31日)には「年金記録問題検証委員会」の最終報告書が出た。

「あれは向こう(総務省)が検察官で、私(厚労省)は被告席に立たされたようなもの。この国は社保庁のこの問題から立て直さなければ。コンビニより信用のない国家機関ってありますか」

「民主党の長妻さんがやっても出来ない、そこまで踏み込んでやります」

歴代の政治家がしがらみやら何やらで取れなかったスタンス。キレ味の鋭い発言だ。テレビ討論のタレント性が、大臣という看板を背負って迫力が倍加した。

薬害C型肝炎について福田首相は政府責任を認めた。“爆走大臣”はこの問題でも被害者の目線に立った。

「患者の皆さんが救われることなら、政府声明であれ和解であれ、形はどうでもいいんです。真相を究明して責任を取らせる。その原則しかありません」

「リストを出さない製薬メーカーには今日にでも極めて厳しい命令を発します。大臣の命令ですから・・・」といいながら人差し指を突き出していった。

「いうことを聞かないと、会社はつぶれます」

元国交省のキャリア官僚から突然、役者に転身した早坂実が口をはさんだ。「国の責任だとすると財源が・・・」

おそるおそるの質問に素早く反応する。「国民に頼むから1円でも2円でも出してよ。それで7年かけて解決しましょうよ、と・・・そうだ。この番組で肝炎治療7年計画を叫んでほしい」

“爆走大臣”はみのもんた仕切りの番組を乗っ取った。


 11月初めのころの舛添大臣は意気盛んでしたね。薬害C型肝炎問題では、被害者側に立って、官僚や製薬メーカーをやっつけて、世論の喝采を浴びようとしていたのでしょう。「朝ズバッ!」も番組あげて応援していました。

 何かと世論から糾弾される官僚叩きをして、自らを「正義の味方」として、印象付けようとする戦術は小泉純一郎からのパクリですね。

 確かに薬害C型肝炎問題では、官僚や製薬メーカーが批判されるのは当然ですが、そこに何故か政治家の名前が見当たらないのが、私としては不思議です。歴代の厚労相に責任はなかったのでしょうか。

 それはともかく、被害者と円満に和解をして、物分かりのいい話の分かる大臣となるはずだったのに、福田ボスの反対で、全てが水の泡となったのは、まことに残念でした。

 話では、大臣職を辞めるのを覚悟で辞表を胸に薬害肝炎の直談判をした枡添大臣が交渉決裂のまま官邸の裏口から逃げるように退出をしたそうです。これには、ウォッチしていた人も、竜頭蛇尾だとか、度量が小さいだとかと呆れていました。枡添大臣の声価も急降下。

 そして、そのあとのどんでん返し。↓

厚労省「何も知らされてない」 首相発表に驚きの表情
2007年12月23日(日)13:15

* 共同通信

 薬害肝炎訴訟で福田首相が23日、議員立法による全員一律救済を目指す考えを明らかにしたことについて厚生労働省幹部は「何も知らされていなかった」と驚きの表情を見せた。同省では20日に、舛添厚労相が国としての和解案を発表し原告の求める全員一律救済には応じられないとの姿勢を示したばかり。福田首相の発表に同省幹部は「総理もいろいろ打開策を考えていたのではないか」と話した。


 舛添大臣に苦しい答弁をさせておきながら、頭越しで、一転して、全員一律救済を口にした福田首相。

 これでは、舛添大臣の立場がない。結局、タイミングを逸して、せっかくの決定が効果半減&部下の面子丸潰れ。

 優柔不断で、政治的センスの無さがあらわになってしまった福田首相。所詮、トップの器ではなかったのでは?



 

未だに、安倍晋三に幻想を抱いているブロガー

2007-12-03 | 政治
「雅子皇太子妃殿下そして皇太子(東宮)御一家を憂う」さん「保守大敗(7)横田めぐみさん拉致から30年,滋さん代表退任…改めて「安倍辞めろ」論への怒り」より、
さて,すでに本サイトでも指摘してきたように,一部保守派は拉致被害者の方々の思いを無視して安倍退陣を叫んでいた.

きわめて遺憾ながら,一部保守系にも拉致被害者やそのご家族への思いやりに欠けている御仁がいるようだ.


 未だに、安倍批判者に対する怒りが冷めやらぬ人がいるようですね。

 一体、いつまで、怒りのTBを送ったら気が済むのかしらね。

 そして、いつまで安倍晋三に幻想を抱いているのかしらね。

 私にとっては、安倍晋三など、首相になった途端に、党内左派に遠慮して、靖国参拝を見送るは、河野談話を継承するはという見下げ果てた政治家でしか有りません。

 この人は、慰安婦問題では、アメリカに謝罪までしてしまいました。

 アメリカに膝を屈し、首相でありながら、党内左派の顔色を窺うような卑屈な人物が、金正日に対してどれほどのことが出来たというのでしょうか。

 安倍晋三が「拉致問題」を解決して、拉致被害者を奪還するのが確実視されていたなら、国民は経済問題などの懸案を一時的に我慢しても、安倍晋三を支持し続けたかもしれません。

 しかしながら、国民は、様々な懸案に対する安倍晋三の言動を見て、「信ずるに足らず」という結論を下したのです。このような人物が「拉致問題」を解決できるわけなどないと見切ったのです。

 安倍晋三をまるで、救世主のように考えているこのブロガーより、よほど一般の国民の方が見る目があったと私は思います。

 ①「国民の生活が第一」の耳に心地よい言葉に惑わされ,多くの有権者が拉致被害者を忘れて民主党に投票した.


 こんなことを書くこの人は、日本政府の経済政策の失敗で、辛酸を舐めている人たちのことを、何と考えているのでしょう。

 このブロガーは、北朝鮮に拉致されて苦しんでいる人たちに対するシンパシーはあっても、国内で、ワーキング・プアとして苦しんでいる人や、経済的困窮により自殺を余儀なくされる人に対するシンパシーはおそらく皆無なのでしょう。




額賀氏の喚問を議決・参院委で野党

2007-11-28 | 政治
額賀問題 与野党攻防は「泥仕合の様相」
2007.11.27 19:52

 額賀福志郎財務相の守屋武昌前事務次官らとの宴席同席疑惑をめぐり、自民党は27日、宴席の夜の額賀氏のスケジュールや証拠写真の公開に踏み切った。自民党は「これで額賀氏の潔白が証明できた」(幹部)と反転攻勢をかける構えだが、民主党は守屋氏から情報提供があったことを暴露した上で、参院財政金融委員会で額賀、守屋両氏の証人喚問を決定。自民、民主両党の攻防は“泥仕合”の様相を帯びてきた。

 自民党国対幹部は27日朝、国会内の一室で、額賀氏が昨年12月4日に出席した防衛関係の勉強会のCD-ROMを顧問弁護士から受け取り、再生スイッチを押した。

 13分後…。「いま額賀先生がご到着されました…」「遅くなりました」。間違いなく額賀氏の声だった。国対幹部はニヤリと笑い、「これならいける」とつぶやいた。

 27日午後2時、国会内の自民党会見室に現れた大島理森国対委員長は自信たっぷりに事実関係を報告し、「額賀氏が宴席に列席したことはありえない」と断言。「国会法119条は各議院で無礼の言を用い、他人の私生活にわたる言論をしてはならないと定めている。民主党は偽メール事件の反省と教訓から検証チームが立派な報告書を作ったではないか」と、永田寿康元衆院議員(民主)を議員辞職に追い込んだ昨年の偽メール事件を皮肉った。

 自民党側は「これで国会の流れは変わった」「民主党はさぞ困っているだろう」と意気上がったが、喜びはつかの間だった。

 民主党は「アリバイに信憑(しんぴよう)性はない」(山岡賢次国対委員長)などと強気を崩さず、参院財政金融委員会は、自民、公明両党の反対を押し切って額賀、守屋両氏の証人喚問を強引に決めた。

 これには大島氏も「これだけ証拠を挙げて対応しているのに、あまりに理不尽ではないか。国会は法廷じゃないんだ!」と激高した。自民党からは報復として、額賀氏を追及した民主党の辻泰弘参院議員や小沢一郎代表らの衆院での証人喚問まで取りざたされている。

 額賀氏は27日夜、財務省で記者団に「私には客観的に証言してくれる人がたくさんいるので分かってくれると思う」と語った。


 勉強会のCD-ROMを持ち出したり、自民党も必死ですなあ。

 大島理森国対委員長は「民主党は偽メール事件の反省と教訓から検証チームが立派な報告書を作ったではないか」と、論じていたけど、永田メールの件はおかしな決着のつけ方でした。

 たとえ、永田メールがガセであっても、それで、武部の疑惑が晴れたわけでもないのに、何故か無罪放免。「永田メール=偽」であることは、「武部の疑惑=偽」であることの必要条件でしかないのに、なぜか十分条件になってしまった。

 自民党はこれに味をしめて、「永田メールの二の舞になるぞ」と脅していたけれど、それは甘かった。参議院では、たとえ与党が反対しようと野党だけで、証人喚問が決まるんです。↓

額賀氏の喚問を議決・参院委で野党
 参院財政金融委員会は27日、防衛専門商社「山田洋行」の元専務、宮崎元伸容疑者との宴席に同席したとされる問題で、額賀福志郎財務相と守屋武昌前防衛次官を12月3日に証人喚問することを自民、公明両党が欠席のまま民主、共産両党の賛成で決めた。証人喚問の決定は全会一致が慣例で、一部会派が欠席したままの議決は極めて異例だ。


 これに関して、ある自民党議員が「多数の横暴だ」と言ってたのはお笑いでした。

 従来、与党が「臭いものにふた」をしてきたせいで、政府あるいは政界の腐敗が目に余るほどになってきていますが、こんな風に与野党が対決姿勢でガチンコ勝負を続けていけば、あるいはこれが政界の浄化につながるかも知れません。

 野党が参院で多数派になったおかげで、政界の腐敗構造が明らかになるならば、「ねじれ国会」の効用ありということになります。



 

一番のダメージは読売新聞社でしょ

2007-11-09 | 政治
民主・小沢氏、早い段階から連立に前向き…自民関係者
 民主党の小沢代表が、首相から連立の打診を受ければ、民主党内を説得する考えを首相に伝えていたことが2日、明らかになった。

 自民党関係者によると、小沢氏は早い段階から自民党との連立に前向きで、民主党内を説得する考えだったという。

 今回は説得に失敗した形だが、小沢氏はなおも連立参加を模索する意向だ。小沢氏は、最終的に連立を断念した場合は、代表を辞任する考えも周辺に漏らしており、成否によっては小沢氏の進退問題が浮上する可能性もある。
(2007年11月3日3時2分 読売新聞)


 今にして思えば、自分の会社というかグループの親玉(渡辺恒雄氏)が黒幕として動いていたにもかかわらず、読売新聞は、こんなことを書いていたんですね。他人ごとながら恥ずかしぃ~。

 これとは別に「小沢氏は真実を語れ」という記事も出していたんだから、傑作ですわ。真相は、「あんたらのボス」が一番よく知ってるだろ・・・っと。

 今回の一件は、民主党にとって大きなダメージだったとテレビでコメンテーターが言ってましたけど、私にはむしろ、読売新聞にとってのダメージの方がより大きかったように思えます。

 何せ、会長の渡辺恒雄氏が「CIAのエージェント」としか思えないような行動を取り、記者が小沢氏を嵌めたとしか思えないような記事を書き、しかもそれがすべて明るみに出たんだから・・・。

 少なくとも、私の頭の中では、「読売新聞=屑新聞」、「渡辺恒雄=アメリカのパシリ」というイメージが出来上がってしまいました。

小泉 純一郎をどう評価するか・・・「Yahoo!みんなの政治」の投稿より

2007-11-07 | 政治
 「Yahoo!みんなの政治」で、小泉 純一郎をどう評価するかについて、投稿を募っています。そこでの、直近の十名の意見を採集して、以下のように色分けしました。

肯定的な意見

否定的な意見

それ以外の意見


Yahoo!みんなの政治 - 小泉 純一郎 - みんなの評価より、
郵便局の配達は今こんな感じ
投稿者:fsyasegaeru11さん

何十年と経験を持った中高年を中心に仕事のきつさについていけないで辞めて行っています。長続きしないバイト中心で誤配・遅延等多くなってます。郵便局も統廃合されて配達現地まで遠くなって日暮れまで走りまわっています。余裕がないのです。郵便局の手数料は大幅に値上げされました。地方の過疎地の老人は郵便局まで歩いていける距離に無くなった所も有ります。郵便事業は民営化して採算のとれる国は少ないですね。採算性と公共性は非常に難しいですね。採算が取れるなら他の民間企業が参入してくるのに何処もやらないという結論です。

「この評価を支持」:36人中33人


 小泉 純一郎が行った「郵便局民営化」に対する批判ですね。


もういい加減にして欲しい

貴方のおかげで日本はめちゃくちゃ・・大企業中心のお金持ちと政治家が好き放題やって
楽しく暮せる日本にしたのは貴方の責任です。もうたくさんです。アメリカに身売りして
アメリカの為の日本経済・・この格差はなんですか?小泉~安倍で金持ち優遇社会を
決定的にしましたね。貧乏人は政治屋と官僚、公務員に楽させる為だけに安い給料
でこき使われ、税金と言う上納金で毎日の生活がやっとと言う時に、何百億もの金で
議員宿舎?いいですな~この国は公務員を贅沢させる為に住民税を上げ、また消費税まで
上がろうとしている。郵政民営化も結局値上げ、効率だけの儲け主義・・この国は
もうダメかもしれない・・・小泉責任とってもう余計な事はするな
 
「この評価を支持」:261人中231人


 「官僚、公務員」を敵に回して、国民の味方を気取っていたが、結局「大企業中心のお金持ちと政治家」の味方ではあっても、国民の味方ではなかったということですね。

冷静な総括をすれば・・・
最近は、国民の多くが小泉政権が行った政治を冷静に総括できる様になったと思う。
その中で、銀行が抱える不良債権処理が進んだという部分では成果もあった。
しかし、他の政策は今日の国民生活に歪をもたらしている。

例えば、農業政策では小規模な土地を所有する農家が多数にもかかわらず、大規模経営だけを支援する間違った政策を行った。
農業では食べていけない為に、若い後継者が農業に従事する事が困難になり廃業する農家も増えた。
その結果、先進国の中で食料自給率が最も低い国になってしまった。
また、農業の衰退は地方格差も生み出している。

道路公団の民営化も名前を変えただけで高速道路は作り続け、国土交通省の天下りになる特殊法人は群がっている。

郵政公社の民営化は異常な熱意で推し進めたが、結局はご老人が多い山間部や少数の集落は切り捨てるという政策だった。
格差を容認してきた小泉政権の論理がここにも現れている。

派遣法の改正は、企業には有利ではあるが就労者には不利なバランスを欠いた内容だった。
その為に、企業は利益を上げているにもかかわらず国民一人あたりの収入は減り続けている。
就労者の収入が減るから内需も拡大せずにデフレからは脱していない。

政策の立案も官僚にまる投げで、それを審議する際の国会答弁では「そんな事、わかる訳ない」という無責任な発言もあった。

また、「米百俵」という言葉も印象的だった。
政府も大改革して節約するから、国民も辛いだろうが社会保障の削減や増税も目をつぶってくれという意味だと思ったが、実際は大きな無駄を生む天下りは官僚の言いなりで抜本的な改革は行わなかった。
それに、1700億円も投じる議員会館や数百億の高級議員宿舎の建設は「米百俵」という言葉からは考えられない現実だ。

歯切れの良い言葉と人気でメディアを操作して国民にメッセージを送ってきたが、何かと「改革推進」という言葉を発して国民が深く考えない様に誘導してきた。
だから、郵政選挙の様な現象が起こり小泉チルドレン達も生まれた。
これがまさしく「小泉マジック」の正体だった。

「この評価を支持」:241人中221人


 「改革推進」を旗印に、国民が深く考えない様にパフォーマンスで誤魔化してきたのが「小泉マジック」だったのかも。

劇団小泉
郵政民営化のあおりで田舎の簡易郵便局が潰れた。
痛みを伴うのは地方の弱者だけでしたね。
地域格差がここまで大きくなるとは夢にも思わなかったんでしょうね。

「この評価を支持」:162人中148人


 小泉 純一郎の行ったことは、単なる弱い者いじめだった。

小泉改革とは
巷間、この人のやってきたことについていろいろ言われているが、はっきり言うとこの人は、トリックスター(物語を展開させる役目を帯びた善でも悪でもない道化師)の役目を果たしきったとゆうことではないのかなと思う。  小泉改革で生じたものは何かというと、つまりは、格差と思う。これまで一億総中流といわれてきた国民と地方があの四年間で、ぶっ壊されたという理屈だけれども、それまでの時代には何をしてきたのか?思えば、日本がようやく立ち直り、高度経済成長時代に突入して行こうとしていた頃から、政府は、赤字国債を大量に発行し、地方にばら撒き始めた。これは、インフラ整備のために必要なものも多く非難するには当たらない。しかしこのばらまきは、日本の経済社会の特異点といわれる土建屋の異常な多さと、そのために地方経済が公共工事に頼り切る「土建屋行政」を作り出した。一度その枠組みができてしまうと、それは必要であっても無くても動き続けるようになり、資金と自然を喰らい、赤字国債と無駄なインフラを大量に生み出す巨大なモンスターと化していった。その代わりに、大量に中央から流れ込む資金は、産業を育てるアイデアも意欲も無い地方への強烈な麻酔となり、本来そこにある格差を忘れさせることとなった。また打ち続く経済成長は、それまでの日本でも働き方のひとつで過ぎなかった「終身雇用・年功序列」を普遍化させ、あたかもそれが昔からの日本の伝統であったかのように都市民を錯覚させた。しかし、ふくらみ続ける国債は、訪れたバブル経済の崩壊と同時に日本財政に牙を向き、不況により業績が落ち込んだ産業界は、かつての右肩上がりの時代にしかつうじなかったビジネスモデルを捨てざるを得なくなった。この時国会議員は、かつての古きよき日本がやむえなく終わったことに気づくべきであった。しかし、気づけなかった彼らは、さらに赤字国債を積み上げることにより、激しさを増す格差の痛みから逃れようとした。結局、何十年も前から今言われる格差はあった、ただ。麻酔のおかげで気づかずにすんだ、それだけなのだ(麻酔がぴんとこないならステロイドでもよい)。  小泉は下品で、政策も無い男であった。よって彼のしたことは「改革」ではなかった。「暴露」なのだ。しかしそれは、日本社会の現状(資本主義の熾烈さ、金をつぎ込まなければ存在し得ない地方)を日本人の前に浮かび上がらせた。彼の「暴露」を否定するものは、詐欺師に近い。全面肯定しかできないものはばか者であろう。日本人はここから出発すべきだ、しかし、その道筋を財政、経済、福祉と全体で示せる議員は与野党を通じて皆無である・・。

「この評価を支持」:98人中20人


 「小泉は下品で、政策も無い男であった。よって彼のしたことは「改革」ではなかった。「暴露」なのだ」・・・どちらかと言えば、肯定的な意見。

小泉チルドレン
小泉さんも今きっと思っているはず・・・。

タイゾウなんかよりボクシングの内藤選手を議員にしたいな ってね!

賛同される方、かなりいるのでは。

「この評価を支持」:76人中32人


 意味不明。

今、幸せですか?
今思えば国民の公務員不信、公務員嫌いを逆手に取り郵政民営化を旗印に誤魔化し選挙に大勝、以降やりたい放題で退陣。

また、話をしても質問の本意をそらし自らの劇場に展開してしまうどこかのマルチ商法のカリスマ代表のようでしたね。

まったく恐れ入りました。

いまは閣下を支持した私の周りの爺婆も今頃にすべてが見え”最悪の首相だった”とか。
反動をもろに受けた安倍さんが非常に哀れでした。

最近、閣下の人相が「首相させて!させて!」と仰っていた頃から大変お変わりになられました。

首相されてやりたいことは出来ましたか?今、幸せですか?
人生において幸せの形はさまざまですが是非お聞きしたい。。。。でもまた質問の本意をはずされそうですね。

「この評価を支持」:244人中211人


「いまは閣下を支持した私の周りの爺婆も今頃にすべてが見え”最悪の首相だった”とか」・・・もう二度と彼のような人物に騙されないように。

ついに復活!小泉言霊攻撃
民主党の小沢代表や鳩山幹事長らを「みんな元自民党だ」と言い出した。そして「かつては小沢さんのグループ(旧竹下派)が主流派で、我々は反主流。今は民主党が反主流だ」なんてことを、ホザキ始めたよ。この旦那様(小泉)は・・・・。民主党、特に若手はこいつのこのやり口
に絶対に乗せられないことだ!。この旦那様(小泉)は、言語明瞭にして本質をうまく隠して
煙に巻きながら民衆とマスコミを手玉に取る技術は、日本の政治屋中では一番優れている事を
民主党の若手は肝に銘じておくことだ。そして、こいつの一言フレーズ技も要注意だ!。
この旦那様(小泉)の一言フレーズ技は、言霊のような効果があるのか民衆・マスコミが
コロリと騙されてしまう実に毒性が激しい技だ。若い政治屋は免疫が不十分だから
特に注意が必要だろう。とにかく、この旦那様(小泉)の話はまともに聞かないことだ。
TVに出て話し始めたらチャンネルを変えるか音を消すことを強く推奨する。

「この評価を支持」:287人中262人


 「TVに出て話し始めたらチャンネルを変えるか音を消すことを強く推奨する」・・・そうそう。彼は、テレビを通じて感染力の強い毒電波を発しますからね。

この方は…
政治家として、有権者にアピールするのがとても上手いですよね。
政策・公約・実績のどれをとっても、
国民がグッと引き込まれてしまう表現が上手だと思います。

今国会が始まって、民主党が対立路線を明確にしようとしている最中に、
旧(?)町村派の会合に出席して、
「民主党は自民党の反主流派」だとか「民主党は協力政党」だと言って、
その路線をうやむやにしてしまうような、マスコミを通したアピールには脱帽です。

しかし、それが必ずしも国民にとって有利なものかどうかは別問題です。
民主党をこのまま野党で終わらせてしまっては、
あの55年体制を再来させることにしかならないのでは?

55年体制では、万年与党の自民党と万年野党の社会党が、
両党の会談の名の元で、談合政治を重ねてきたわけでしょう?

社会党は本気で与党を取るために、過半数が取れる候補者を立てるでもなく、
通過できそうにもない法案を提出したり、反対のための反対だけをしたりして、
無責任政党の烙印を押されて、最後には解党の憂き目に会うわけです。
結局は自民党の一党独裁になるので、政官業の癒着を生みやすい構造を
容認する結果にもなるでしょう。

そもそも、小泉さんが出てきたのは、この構造をぶっ壊すためだったのでは?

だとすれば、野党第一党の民主党が、あの社会党とは一線を画して、
責任ある野党に立てるように、小泉さんも国民も応援すべきなのでは?

何も応援といっても、ただ単に頑張れ!と声援を送るのではなく、
「この政策のこの部分をもう一度確認してほしい」だとか、
「こういう法案を提出するからには、これだけの根拠がほしい」とか、
野次を飛ばしたり揶揄するだけでない、正当な意見をあげていかないと。

二大政党制が本当に正しいかどうかは、まだ分からないけれど、
政権与党が入れ替わることで、癒着が生まれにくい構造には変えられると思う。

それに、政治家が真剣に政治をしないと落選することを実感できるし、
今みたいに、出鱈目な政治資金の扱い方とかもできなくなると思うんだけど…。

小泉さんも、小泉さんを応援して野党を無碍にしている人たちも、
そこの所、どう考えているのか、いつも不思議に思う。

「この評価を支持」:151人中133人


 「政権与党が入れ替わることで、癒着が生まれにくい構造には変えられると思う」・・・小泉さんも、小泉さんを応援して野党を無碍にしている人たちも、もっと野党を育てていくべきという意見。同感です。

ユーザーレビュー 長期的に評価しないと
近視眼的な評価が多いようですね。
郵便局だけじゃなくて日本全体がダメになっていたほうが、良かったのだろうか。
一番の実績は「国民の目を政治に向けさせたこと」ですが。

「この評価を支持」:170人中25人


 小泉 純一郎が改革しなければ、「日本全体がダメになっていた」というご意見です。

 それぞれの評価に対しては、支持・不支持のカウントがついてます。それを見ると8割以上が小泉 純一郎に対して否定的であることが分かります。

 未だ、ネット上では、「小泉信者」と思しき人が結構いるように感じてしまいがちですが・・・。

 実際の割合としては、小泉純一郎支持者自体が、せいぜい十数%程度のマイノリティに過ぎず、まして「小泉信者」ともなると、もう「絶滅危惧種」並みではないのでしょうか。

 こんなに支持者が少ないようでは、もう表舞台で活躍はできないでしょう。


「小沢一郎、GJ」と言うべきだったのかも知れない

2007-11-06 | 政治
shionosさんの「大和ごころ。ときどきその他」逃げるが勝ちより、
それにしても無料ガソリンスタンドがアメ様にはそんなに大切なものだったとはね。イランとの戦いもあるしね。そもそも参院選で民主が勝ち野党が強くなってしまったことで、米国の思惑通りに日本が動かなくなってしまったため、発狂寸前のようで(笑)たとえ今解散総選挙で与党が勝ったとしても、参院の状態は変わらないわけで、アメ様も頭を抱えているでしょう。


 私も、「無料ガソリンスタンド」にアメリカがそこまで執着するとは思いませんでした。たかが「無料ガソリンスタンド」如きで、安倍内閣が倒れ、小沢民主党が倒れたのですから、凄いものです。

 でも、「日本がアメリカの意のままにならなくなった」象徴が「無料ガソリンスタンド」の廃業/休業と考えるならば、その意味は大きいのでしょう。

 今後、アメリカは民主党の取り込みに全力を挙げることでしょうね。

そして自衛隊についても米国一国の為の海外派兵を不可能にする国連という足枷を福田首相に認めさせたようですし、やっぱりただものではないです。


 なるほど、そういう見方もできますね。かつての吉田首相は、アメリカからの戦争協力要請を、憲法九条を盾に断っていました。歴代の自民党内閣も、その手を使っていましたが、湾岸戦争以降、その手が使えなくなってきました。「一国平和主義批判」とか、「国際貢献」と言った名分で。

 そして、小泉内閣がさらに憲法九条を無力化したせいで、日本がアメリカの巻き添えで、戦争参加を余儀なくされる寸前まで来ているのです。(「兵站」を担うことの危険性については、もっと認識されるべき)

兵站
「戦争のプロは兵站を語り,戦争の素人は戦略を語る」と皮肉まじりにいわれる。軍隊の維持運用、ひいては戦争全体の勝敗は、この兵站の運用にかかっていると言っても過言ではない。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 こういう記述↑を読むと、たかが「無料ガソリンスタンド」とも言ってられませんね。アメリカは、日本に「兵站」を皮切りに本格的な戦争参加をさせようと目論んでいるのかもしれません。(「無料ガソリンスタンド」のことを「ローリスク・ハイリターン」と言っている政治家がいましたが、愚かな認識です。実際は、「ハイリスク・ノーリターン」なのです。)

 それに対して、小沢氏が「今後は、アメリカからの戦争協力要請を『国連』を口実に断ろう」と考えたとしたならば、まさに、GJということになります。(正直、そこまで、小沢氏が日本の行く末を考えていたのかどうかには、疑問がありますが)

 私は、憲法九条自身には反対ですが、今の日本の対米従属ぶりを見るにつけ、今、憲法九条を廃止したら、それこそ、日本軍がアメリカの先兵となって戦争参加させられるだけだという思いが強くなっています。

 アメリカや、媚米派の口車に乗ってしまうと、最終的には、アメリカに「無理心中」させられてしまう破目に陥るのではないでしょうか。


小沢氏辞意に疑問の声

2007-11-04 | 政治
「無責任」「これからどうなる」 小沢氏辞意に疑問の声
2007.11.4 20:23

 小沢一郎民主党代表の突然の辞任表明に、各地の有権者からは「無責任」「理解できない」と批判が出る一方、政権交代を期待していた支持者からは、民主党の今後を心配する声も上がった。

 東京・銀座に買い物にきていた東京都台東区、無職、根岸誠さん(71)は「小沢さんは参院選で言ったことを実行せずに辞めるのは(有権者に対して)無責任だ」、千葉県柏市、無職、大登正太郎さん(66)も「菅(代表代行)も鳩山(幹事長)も役者が弱いから、これで民主党は政権が取れなくなる」と厳しく意見。

 茨城県牛久市、会社員、臼井克彦さん(44)は「やめなくてもよかったのでは。(代表を続けて)もうちょっと自民党を壊すところを見たかった」と残念がった。


 小沢代表辞任の知らせを聞いて、とっさに「外部からの圧力では・・・」と感じたのは、そう解釈でもしないと余りにも小沢氏の取った行動が非合理的でアホっぽかったからです。

 有利に戦いを進めて、いよいよ敵の本陣がまじかになったときに、攻める側の大将が敵方と内応しようとしたのですからね。

 有権者は何のために民主党に投票したと思っているのか・・・。小沢民主党が、自民党政権を潰すところを見たかったからではないのか。そんなことも分からない人が「豪腕」と言われるなど、信じられませんわ。でも、もしかしたら小沢氏というのは、そういうアホだった可能性も否定できません。

 結局、今回の真相は、次の三っつが可能性として考えられます。

 1.小沢氏が余りにもアホだった。
 2.アメリカの外圧。
 3.小沢一郎はアメリカの工作員だった。

 前回は2.を書きましたが、3.もあり得ます。小沢一郎はアメリカの意のままに動く工作員で、何か事があるとアメリカの利益のために行動すると・・・。

 前原&永田氏の場合もそうだったんだけど、自民党が追い込まれて絶対絶命のピンチになると必ず、民主党議員がポカをして、一挙に形勢が逆転する。それも余りにも絶妙のタイミングで・・・。

 先日、鳩山氏の「(自分は)事実上、米国の情報収集の協力者(スパイ)だった」発言がありましたが、ほとんどの政治家がこんな風にアメリカと意を通じているのかも知れません。


小沢氏、民主党代表を辞任の意向

2007-11-04 | 政治
小沢氏、民主党代表を辞任の意向
11月4日14時12分配信 産経新聞

 民主党の小沢一郎代表が党代表を辞任する意向を固めたことが4日、分かった。小沢氏は同日夕、都内の党本部で会見する。
 小沢氏は10月30日と今月2日の2回にわたって福田康夫首相と会談。2日の会談では、首相から連立政権に向けた協議の打診を受けた。小沢氏は民主党役員会に諮ったが、「政権交代が目的であり、政権に入ることが目的ではない」などと反対を受けて、首相の提案を拒否。民主党内からは首相と2人だけの会談に応じた小沢氏への批判が出ていた。


 なんと、民主党の小沢一郎代表が辞任ですと・・・。

 私の想像↓
 1.アメリカ政府から「大連立」を含む指令&最後通告が、ナベツネ経由で自民党町村派&小沢代表に伝えられる。

 2.両者、蒼白。

 3.あわてて、会談。

 4.小沢代表、民主党役員会に諮るが拒否られる。

 5.小沢代表、進退きわまり、辞任。     ←いまここ

 
 以上は、単なる想像です。


「大連立」など、とんでない

2007-11-04 | 政治
吉崎 達彦氏の「かんべえの不規則発言」より、
「あなたと合体したい」(福田康夫)

〇えー、小沢サンもまんざら気がない様子でもなかったようですが、やぱし合体は止めといた方がいいと思います。どちらの側にとっても良くないです。何より大連立なんてしちゃうと、次の選挙で有権者が困るじゃないですか。小選挙区でどっちに入れればいいんですか。政権に対する不満を示すには、社民党や共産党に入れるしかなくなるっていうことです。

〇政治討論番組だって困ってしまいます。(ちなみに明日のサンプロは、年に1度の駅伝中継のためにお休みです。どうでもいいか、そんなこと)。政権の対立軸が溶解してしまいますから、そもそも討論が成立しなくなる。それこそ国対委員長同士を呼んで、「あんたたち、いったいどうするつもりなの?」と聞くしかなくなる。

〇このままでは、物事が決まらないって? そんなことは知ってます。だったら、決めなきゃいいんです。民主主義なんですから。本当に大事なことなら合意はできますって。昔、沖縄の基地問題で保保連合を組んだときみたいに、是々非々でやっていけばいいんです。大連立だけは止めましょうよ。

〇いや、大連立の後のガラガラポンに期待しているんです、という人もいるかもしれません。政界再編で、政治をスッキリ分かりやすくしてほしいということで、その気持ちは分からないわけではありません。「加藤紘一を民主党にやるから、代わりに前原と長島を寄越せ」みたいな話は、床屋政談ではよくありますものね。でも、本当にそれをやっていくと、ピカピカの家とボロ屋ができてしまうので、「政権交代可能な二大政党制」からかえって遠ざかってしまう。よくないです。

〇アメリカの二大政党だって、それぞれ政策の幅はあるんだから、自民党と民主党は今くらいでも充分やっていけるはず。結局、辛抱強くやっていくほかにない。それを放り出して「大連立」に懸想したとなると、これはちょっと我慢が足りないんじゃないでしょうか。まあ、福田さんも小沢さんも、短気な方らしいし。

〇それにしても福田さん、意外な大技をかけてきましたね。「訪米前のアリバイ作り」、という読み筋もあるでしょうが、万一、向こう側が乗ってきたときのことを考えると、かなりの度胸です。中曽根さんやナベツネさんがけしかけたとか、与謝野さんが小沢さんと囲碁を打ったのが怪しいとか、その辺の背後関係はじょじょに明らかになるでしょう。とりあえず合体がなくてよかった、よかった。


 「自民・民主の大連立」など冗談じゃないよ。もし、「自民・民主・公明」の与党連合が出来たら、選挙で政府を退陣させられなくなるじゃないですか。

 社民・共産・国民新党などの零細政党がどう逆立ちしたとしても、与党連合に勝てっこない。

 つまりは、大連立が行われた時点で、与党連合の永久与党化が確定し、事実上、選挙が無意味になる。

 民主党の票は、自民党に対する批判票もずいぶんあるはずで、もし、民主党が自民党と連立してしまったら、それは、こうした批判票を入れた選挙民に対する裏切りです。

 小沢代表は、このような話には、即時に否定すべきでした。しかし、報道によれば、小沢代表は、大連立に色気を見せた模様で、図らずも「小沢代表、馬脚を現す」という感じで残念です。

 「ねじれ現象で、国会がうまく機能しない」という意見が根強いですが、与党が両院を支配していた頃は、政府・自民党の独断で全てが決まっていました、野党は全て反対していれば良かったのです。

 参院で、野党が多数派になったということは、法案の可否について野党の意向が大きくかかってきたということで、むしろ以前より、良い状況になったとも考えられます。

 野党はこのチャンスを生かして、野党提案の法案を出して、自民党に対応を迫ったり、政府自民党の出す法案についても、国民のためになると思われる法案については、賛成し、そうでなければ、反対するという是是非非の立場を貫いていけば、国民からの信頼も集まるわけです。

 つまり、野党の真価がこれから問われるわけで、民主党の良さを国民にアピールすべき時なのです。何でもかんでも自民党に反対することにより、日本という国が機能しなくなれば、民主党の責任ということになり、「民主党は駄目だ」という評価につながるわけで、民主党もいい加減な対応は出来なくなるでしょう。

 つまり、「ねじれ現象」というのは、野党を活性化させ、国会を活性化させる転機となる可能性があるのです。そのような好機を大連立によって潰してはいけません。

 大連立によって、国会を与党だらけにしてしまえば、どうなるか。政府自民党は左うちわでしょうが、国会が政府の翼賛機関と化し、選挙行動が無意味なものとなり、国民主権が名ばかりのものになるのです。

 「大連立」は、民主主義を壊すもので、こんなものを、提唱したり、推進したり、評価する人は、民主主義者では有り得ません。


鳩山また衝撃発言…秘書時代は「米国のスパイ」だった

2007-11-03 | 政治
鳩山また衝撃発言…秘書時代は「米国のスパイ」だった
田中首相当時

 鳩山邦夫法相が31日の衆院法務委員会で、田中角栄元首相の私設秘書時代、米国防総省(ペンタゴン)から、毎月のように接待を受けていたことを明らかにした。事実上、米国の情報収集の協力者(スパイ)だったことを認めたもので、先日の「友人の友人はアル・カイーダ」発言と合わせて、大臣としての資質が問われそうだ。


 確かに、大臣としての資質はないのかもしれないけど、この正直さは、評価したいね。

 以下は、ネットでの意見(彼らの言ってることは、ある程度の真実を含んでいるような気がします)
最高に面白いじゃん、事実でしょう。
田中角栄は米国に潰された位言えば良いのに。

日本の真実を語った貴重な人間だろ。
こういう場で突然言わなけりゃもみ消されるんじゃないか?


もうこうなったら国会議員一人残らず暴露大会をしよう。
みんなで暴露すればこわくないよ!
どうせみんな、国会議員兼どっかの国のスパイもやってんでしょ?
言ったらすっきりするよ。

中国・北朝鮮・韓国が大量の工作員が日本に潜伏しているのと同様にアメリカはCIA工作員を日本のあらゆる分野に送り込んでいることは明らかである。
それは極めて自然な論理の帰結である。


 都合の悪いことは何でも、中国の工作員のせいにする媚米保守がいます。

 中国の工作員が、彼らの言うほど日本で活躍しているのなら、中国の何倍もの国力を持ち、多くの費用を諜報活動に費やしているアメリカの工作員とその協力者の日本での活動は、中国の工作員の活動を凌駕していると考える方が自然なんだけどね。

 「私が田中角栄先生の私設秘書になったとき、毎月のように、ペンタゴンがやってきて食事をごちそうしてくれた。当時、私は金がありませんから『ウナギが良い』とか『天ぷらだ』などと言ってた。私は1円も払っていない」と鳩山邦夫法相。

 これぐらいのことは、日常茶飯事に行われているんじゃないの。そして、タダ飯をごちそうになった恩義で、ついつい、あれこれしゃべってしまうのだろう。

 中には、自分がスパイ行為をしているという自覚もない人もたくさんいたりしてね。

 どうせ、「これを機に綱紀粛正を・・・」というような事にはならないでしょう。そんなことをしたら、「言いだしっぺ」の政治家に対して、スキャンダルがどこからかやってきて、彼の政治生命を危うくするだろうからね。

 結局「失言」という言葉で、丸く収めて、何事もなかったかのようにスルーしてしまうのでしょう。


スタンス分類について考えてみる

2007-10-22 | 政治
 冷戦時代から、一歩も抜け出せていない親米保守の世界観とはこのようなものだろう。


親米保守の世界観↓


 「保守が善で、左翼が悪」と決め込んで、善の側に「保守=政府自民党=アメリカ」、悪の側に、「左翼=野党=中国」を配置する二元論で全てを語ろうとする。某国際ジャーナリストなどその典型。

 こういう世界観だから、政府自民党やアメリカの側にいくらスキャンダルがあっても、不祥事があっても、それを無視したり、矮小化したりするのでしょうね。「自民党は悪いけど、野党はもっと悪い」とか、「中国に支配されるぐらいならアメリカに支配された方が百倍まし」とか・・・。(支配されることを前提に話をするなよ)

 彼らは、政府自民党やアメリカ批判をする保守層を、裏切り者とか、左翼に騙されているのだとかと非難しますが、善悪二元論で、思考する限りは、そういう結論にしかならないのでしょう。

 しかし、せめて一次元的な世界観から、二次元的な世界観に視野を広げてもらいたいものです。

 たとえば、「国防面」と「経済面」という二次元で、政治的スタンスを分類するとこうなります。


「国防面」と「経済面」に対するスタンス分類(1)↓


 これに、経済右派=「ネオリベ」、経済左派=「リベラル」、国防重視=「右派」、反戦平和=「左派」をそれぞれ書き込むとこうなります。(日本では、「国防」を唱えると「右」認定をされますが、「国防」を重視するのは国の存続を望むならば当たり前のことで、世界的に見れば、日本の「右」は「リベラル」とみなして良いと思います) 


「国防面」と「経済面」に対するスタンス分類(2)↓


 最近の呼び名を使えば、「ネオリベ右派」は、「親米保守」、「リベラル右派」は「反米保守」となるのかもしれません。また、「ネオリベ左派」は「朝日的左翼」、「リベラル左派」は、「共産党的左翼」と言うこともできるかも知れません。

 経済面において、「反米保守」と「共産党」の主張には「反ネオリベ」という共通したものがあります。それを指して、「反米保守」は「共産党を支持すれば良いのだ」という愚論を述べている親米保守がいましたが、それを言うならば、「親米保守」は「ネオリベ同志である朝日新聞を支持すればいいのだ」ということになります。

 朝日をマスゴミと貶しながら、そのマスゴミが支持している「ネオリベ政策」に対し疑うこともしない「親米保守」というのも愚かな存在ですね。


「国防面」と「経済面」に対するスタンス分類(3)↓




年金着服3億4300万円 記録紛失新たに180件

2007-09-05 | 政治
年金着服3億4300万円 記録紛失新たに180件

 社会保険庁と自治体の職員による年金保険料や給付金の着服が、昭和37年の社保庁発足以降、判明分だけで計99件、被害総額は約3億4300万円に上ることが3日、明らかになった。社保庁が総務省の年金記録問題検証委員会に提出した資料から分かったもので、99件のうち35件はこれまで公表されていなかった。社保庁は、年金記録は着服発覚後にすべて訂正され、年金給付額などへの影響はないとしている。
 社保庁職員による着服は、社保庁発足以来計50件で、被害総額は約1億4197万円。内訳は▽年金保険料22件(被害額約3365万円)▽年金給付金13件(約8048万円)▽高額医療費などその他の給付金15件(約2784万円)。
 最高額は半田社会保険事務所(愛知県)の年金給付係長が年金給付金約4400万円を着服したケース。処分内訳は免職が41人、停職3人。死亡、行方不明、退職の6人は処分できず、行方不明者などは着服分の弁償をしていない。
 また、平成13年度まで国民年金保険料の収納事務を担当していた自治体職員による着服は、昭和36年の制度発足以降、23都道府県で49件、被害総額は約2億78万円。最高額は岡山県浅口市(旧寄島町)職員が昭和50~56年度に約6245万円着服したケース。栃木県日光市では3件の着服が起きた。
 社保庁は着服事件について、これまで公表が義務付けられた平成7年以降の12年間に計26件、被害総額が約1億1300万円だったことしか公表していなかった。
 一方、加入者本人が国民年金保険料の領収書などを保管していたにもかかわらず社保庁に記録が全く残っていなかった事例が、今年1~3月の相談分で、新たに180件あったことも公表された。こうした紛失はすでに55件発覚しており、昨年8月~今年3月の年金相談約215万件のうち、計235件あったことになる。
 180件の紛失理由である程度特定できたのは、(1)納付期間を誤って未加入期間としたとみられる5件(2)保険料納付の証明書類が市町村から送付されなかったとみられる17件(3)納付書の年金番号が違っていたとみられる11件-だけだ。年金相談を行っていない加入者全員の詳細調査を行えば、紛失件数がさらに増加する可能性もある。


 「社会保険庁と自治体の職員による年金保険料や給付金の着服が、昭和37年の社保庁発足以降、判明分だけで計99件、被害総額は約3億4300万円に上ることが3日、明らかになった。」

 この記事の続報がこれ。↓
 
社保庁、年金横領の調査やり直し 刑事告発も

 社会保険庁と自治体の職員が年金保険料など総額約3億4300万円横領していた問題について、社会保険庁は4日、「調査が不十分」とする舛添要一厚生労働相の指示を受け、平成9年度以前の懲戒処分や刑事告発の状況など調査のやり直しに着手した。どのような刑が確定したのかなどを明らかにし、司法処分がなされていないケースについては必要に応じて刑事告発を行う。自治体職員については、舛添氏が増田寛也総務相と近く会談し、市区町村に厳正処分を求める。


 「社会保険庁は4日、「調査が不十分」とする舛添要一厚生労働相の指示を受け、平成9年度以前の懲戒処分や刑事告発の状況など調査のやり直しに着手した。」

 舛添厚労相が社会保険庁の旧悪を暴こうとしています。この調子で、どんどん実態を究明してもらいたい。

 しかし、それにつけても思うのは、今までの厚労相は一体何をやっていたのかということです。年金問題が明らかになってから、「社会保険庁はけしからん」とバッシングを始めた自民党。どうせ、官僚とつるんで、甘い汁を吸っていただろうに、いざとなったら「こいつらが悪いんだ」とすべてを官僚の責任にして逃げを図っているんではないの。

 こういう調査をしても、自民党国会議員の悪事を暴くところまでいくのかどうか。所詮、身内同士のかばい合いになりそうな気がするけど。


自民党大敗はネガキャンのせい?

2007-08-22 | 政治
 今回の参院選の結果について、「安倍首相に対するネガキャンが功を奏したのであって、改革路線などの政策に対する批判などではない」というような負け惜しみとしか聞こえないような言い訳をしているマンセー族が多いですね。

 もしそうだとしたら、先の郵政選挙も、小泉純一郎のアホな「ガリレオ発言」を感動的に放送した、マスコミ総出の小泉礼賛キャンペーンが功を奏しただけのことであって、改革に対する支持などではないという分析もできるわけですが・・・。

 郵政選挙の結果を捉えて、「ネットの普及などにより国民の政治意識が向上したのだ」と手放しで喜んでいた連中が、今度は、「ネットはマスコミに負けた。マスコミのネガキャンに乗る国民はアホだ」と言うとはね。「政治意識の向上した」国民が、たった二年で、一挙に愚民化したなどと分析する方がアホだと思うけど・・・。

 マンセー族ときたら、「マスコミ=反政府」という思い込みが強すぎです。郵政民営化法案については、朝日から産経までマスコミの全てが賛成していたという事実を忘れているようです。マスコミは、参院選では確かに安倍政権を叩きまくっていましたが、郵政選挙では、むしろ抵抗勢力と言われる勢力をさんざん叩いていましたよ。(結果的には、マスコミが叩いていた勢力が負けたという分析もなりたつわけで、「マスコミの力は偉大だ」となるのも知れません。)

 マスコミというのは結局叩きやすい方を、あるいは叩いた方が面白い方を、叩くだけのことでしかないのでしょう。安倍政権は、自らマスコミに叩かれるような不手際を次から次に提供しました。マスコミはこうした「旨そうな餌」に次々に食いついたに過ぎないのではないですか。(下手に食いつくと「危険な餌」は、彼らの自慢の嗅覚で用心深く避けるのは勿論ですが。)

 国民の方も、マスコミの論調に対して、納得したり反発したりを自分の判断で行っているわけで、マスコミの論調に無批判に引きずられているわけではありません。

 初めの話に戻りますが、政府の政策を支持するものが、負けたときに「政策に対する批判ではない。ネガキャンのせいだ。ネガキャンにやられた国民はアホだ」とし、勝ったときに「政策が支持されたのだ。支持した国民は賢明だ」などと言を左右にするような恥ずかしいまねはやめなさいよ。

 結局、「自分と同じ考えをする国民は賢明で、自分と異なる考えをする国民は馬鹿だ」と言いたいわけだね。今回のネガキャン批判にしても、「一般の愚民どもとは違って、マスコミのネガキャンに屈せず、政府の政策を支持し続けた自分はなんて賢いのだろう」という自慢がしたいだけなんじゃないの。


因果応報

2007-07-31 | 政治
 今回の参院選は、私にとっては、「郵政リベンジ選挙」でした。

 2005年の郵政選挙において、反対派議員を苛めぬき放逐した自民党。そんな自民党が今度は国民から総スカンを食らう様を心から楽しみました。溜飲が下がりましたよ。



東京は丸川珠代氏のみ当選

2007-07-30 | 政治
自民1+1=1…東京は丸川珠代氏のみ当選

自民1+1=1…東京は丸川珠代氏のみ当選
 ■現・新の相乗効果なく

 参院選で激戦となった東京選挙区。議席を自民候補の現職・保坂三蔵氏(68)と新人・丸川珠代氏(36)が争う“共食い”の情勢になり、2期12年の実績を誇る保坂さんが涙をのんだ。
 30日午前0時15分過ぎ、事務所に姿を現した保坂氏は「申し訳ありません」と頭を下げ、支援者と握手をしながら壇上に。「与党の逆風は承知していたが、有権者に思いは届いていると思っていた」と敗戦の弁を述べた。丸川氏の擁立については「2人当選というのが党の命令だから…」と悔しそうな表情を隠さなかった。

 自民党は定数改正で改選数が1つ増え「5」の参院選東京選挙区に、9年ぶりに2人を擁立。当時は共倒れの憂き目をみただけに、今回は組織力を背景に「地上戦」で臨む保坂氏に対し、知名度を生かした「空中戦」で浮動票を狙う丸川氏。同党は両者の相乗効果でそろって当選をもくろんでいた。
 結局、2人擁立による相乗効果はなかった。「1プラス1が2にならず、1のままで、同じ自民党支持層を食い合っていただけだ」。ベテラン都議は吐き捨てた。


 自民同士の「共食い」で、参院2期12年の実績を誇る都連の重鎮、保坂三蔵を新人の丸川珠代が食ってしまったのだから皮肉な話ですね。

 「1プラス1が2にならず、1のままで、同じ自民党支持層を食い合っていただけだ」となったわけですが、都連にしてみれば、同じ一なら保坂三蔵の一の方が百倍も価値があったのに・・・というところが本音でしょう。

 私からすれば、「いい気味。ざまあみろ」というところです。

 それにしても、丸川珠代本人にとっては何とも困ったことになったものです。当分の間、「お前さえ、出馬しなければ、保坂さんは当選できたのに・・・」という怨嗟の声なき声を背中に感じながら、代議士生活を送らなければいけないのですから・・・。はりのむしろに座らされる心地でしょう。

 何とも、可哀そ面白い話です。(可哀そ面白い:本人の身になれば可哀そうだけど、第三者的に見れば面白いという意味の合成語)


         ↑大先輩を食っちゃった珠ちゃん