EKKEN♂

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それってやっぱりネットマナー?…2

2004-05-17 | WEBにまつわる話
◎挨拶は必ずしましょう?
自分のWEBサイトに、訪問者との交流の場としての掲示板を設置している人はたくさんいます。
そして、その掲示板を使う際の「お約束」を書いてあるところも多いです。
曰く「初めての人は必ず挨拶してください」「不快な発言はしないで下さい」「キリ番報告は絶対に行ってください」エトセトラ、エトセトラ…
本人はそれをネットマナーと考えているようですが、果たして本当にそうなのか?
僕はその3つの例では「不快な発言はしないで下さい」を別にして、ネットマナーとして括るべきものでは無いと考えています。単に「自分がして欲しい事」=ローカルルールですね。
(不快な発言はしないで下さい、という件については疑問が多々ありますので、いずれ記事にします)
キリ番報告については問題外です。
そもそも僕は掲示板が盛り上がっているところを訪れる際、わざわざTOPページから行ったりしません。コンテンツの内容がないのに、掲示板目的で訪問するのなら、トップページから訪問するのは時間の無駄です。つまり僕は他人のWEBサイトのカウンターなど、ほとんど見る機会がないのです。
時々「ホームページは人の家と一緒、必ず玄関から入ってね」というようなフシギな幻想を抱いている人がいますが「リンクは自由」の概念に基づき、そのような考えは「僕は」無視します。
よってキリ番報告義務化はネットマナーとは無縁。
挨拶問題はちょっと難しいのですね。
現実社会では、僕も一応常識人のつもりですから、挨拶は重要と考えています。
子供にも挨拶のしつけはやかましく言ってます。
これがWEBの場合になると、少し考え方が変わります。
「現実でもWEBでも挨拶は一緒、最低限のマナー」と言い張る人がいたりするのですが、それはアンタの考えの押し付けに過ぎません。ウザイからあっち行っててください。
別にこのblogのコメント欄で挨拶してくれることは、全然構わないし、僕はそれが不快だ、ということはないのですが、僕は「別に誰もが挨拶する必要はないんじゃないか」と思っているのですね。
というより、僕は初めて訪れるblogのコメント欄においても、ほとんど挨拶していないはずです。コメントするときに一緒にURLを入れれますよね。僕はあそこにURLをいれて書き込みする場合は、あえて挨拶をしていないはずです。リアルタイムで話をするわけじゃないから、「こんにちは」「こんばんは」と言う事にあまり意味を感じないのですね。どんな人かということを長々と説明しなくても、その人のblogを見てくれればいいんじゃないかと。もちろん、そのURLをクリックしてくれるかどうかは別問題ですが。
何らかの事情があって、URLを書き込めないようなときや、相手にお願い事をする際には極力挨拶をするようにしていますが、別にネットマナーと称してみんなでガチガチに決め事とする必要はないんじゃないかなぁ…
そんな僕は、もしかしたらアチコチで「なにこの‘えっけん’とか言う奴、無礼だなぁ」と思われているのかもしれません。
でもたぶんこのポリシーは変わらないと思うけど。


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それってやっぱりネットマナー?…1

2004-05-17 | WEBにまつわる話
ブロードバンドの普及に伴い、誰でも安価でインターネットが使えるようになって、多くの人が個人WEBサイトを所有するようになりました。
たくさんの人が参加することにより、いろいろな価値観が生まれ、「ネット上ではこうすることがエチケット」といういわゆる「ネットマナー啓蒙サイト」というものがいくつも誕生しました。
シリーズタイトルから誤解されては困るのですが、この「それってやっぱりネットマナー?」シリーズは決してボク個人のネチケを押し付けるものではなく、むしろ世にはびこるネチケを揶揄し、疑問を投げかけるものです。

◎無断リンク禁止?
まぁ、ありきたりですが、この「無断リンク禁止」を疑問視する人は大勢います。blogをやっている人の中には、まさか「俺のblogに勝手にリンクするなッ」とか言う人はいないと思いますが(もしそうなら、あなたはblogをやるべきではないと思います)、結構たくさんいますよね、「無断リンク禁止」「リンクの際はTOPページへ」という人。特にファンアート系サイトに多いように思うのですが。彼らは「リンクするときは先方の了解を得て」とか「事後でも報告を」、「無断リンク禁止というサイトへは勝手にリンクしない」ということをマナーと考えているようですね。「相手が嫌がることはしちゃいけない」という理屈らしいです。
これ、凄くおかしいんですよね。
WEBは元々リンクで繋がっている世界です。リンクして当たり前です。
「相手が嫌がることはダメ」というのなら、僕なんかは「無断リンク禁止」といわれることが、物凄くイヤですね。
そもそも特定ページ以外にリンクされるのがイヤなら、どうしてそれを防止する手段を使わないのか?
僕はそうすることに興味がないので、どこで紹介しているかまでは調べていませんが、特定の条件が揃っていないとリンクを弾く(元のページに返す)方法があるんですよね。
そうした工夫もせずに、言葉だけで「リンクすんな」はなんともムシのいい話ではないか、と思うのです。
もっとも、作成者がHTML等に埋め込んで使っている画像や動画、音声ファイルへの直リンクは、如何なものか、とは思いますが。
新聞社のWEBサイトは、ワケのわからないリンク規定を謳っているところが多いのですが、「ディープリンク禁止」と言っているだけでリンクされないための工夫は全くしていないところが多いし、下手したらRSS配信していたりしますよね。RSS配信している時点で「自由に使ってください」と言っているようなものじゃないか、というのは「利用する側として」勝手な言い分なんですかねぇ?
まぁ、世の中にはそのニュースサイトの概要を、何の工夫もせずにペタペタとコピペしているだけのクソニュースサイトが非常に多かったりするわけですが。
いつだか、儀礼的無関心という言葉がやたらと話題になってましたよね。
儀礼的無関心って何だ、ということについてここで説明するのは避けますが、僕、ああいう慣習って嫌いなんです。そりゃもちろん「こんなところにヴァカがいるよー」という晒しは問題外ですが、WEBに公開している以上、見られてナンボのものですよ。「笑える」という事だけじゃなく、面白いこと、みんなの話題のタネなるものを提供したいから公開しているんじゃないでしょうかねぇ?
もちろんそのリンクする方法には、いろいろ是非があるでしょうけれど、いくら「常識の範囲内」とかいってもその常識の個人差というものはあるものだし、いちいち腹を立てていたらキリがない。
嫌がらせの為にリンクするのは、そういう人種がいる限り耐えないでしょうが、そういうものは言うまでもなく除外したとして、基本的に僕は
無断リンク(トラックバック含む)推進派です。

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