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日食・日食・日食 日本食堂でアルバイトをした日々

2009年07月22日 04時23分02秒 | 日毎起こること
私は天体少年である。

そういえば天体望遠鏡は中学の時にアストロの10cm反射望遠鏡を買い、無理な姿勢で毎晩星空を覗いていて、首が回らなくなったことがある。

将来は天体物理学に身を置こうとしていた。

ところが、色々な事情で物理学の道とは違った道を歩み始めていた。
とくに道があったというよりは、道を脱線したので、道に乗り上げる努力をしていたのであるが、日食だけはまだ見たことがなかった。

部分日食は見ていたのであるが、日食がいつ見れるかは分からなかった。
そして、アルバイト先として日本食堂の弁当を作る仕事に入った。
日本食堂は略して日食といった。いまは倒産したのかその姿はない。
そこでは色々なアルバイトがいた。絵描きや版画家や司法試験を目出している浪人や脚本家やNHKを自主退職したものや、没落した会社経営者など、ずいぶんで刺激になった。

太陽の大きさは月の400倍、地球からの月と太陽の距離は400倍となっている。
ふつうは日食という現象は起こり得ないほど、奇跡的な現象であると昔から考えられていた。

ちょうど地球と太陽の間に月が挟まれるだけではなく、すっぽりと月が太陽を隠す位置に月が公転していなければならない。これはどう考えても偶然の現象ではない。


私は小学校のころから惑星の軌道を勉強していた。食で有名なのは水星や金星の食などがあり、他の惑星の食も存在する。日食のように太陽の内側に惑星が入るのは水星と金星だけである。尚且つ、惑星の衛星で球形をしているのは月くらいである。火星の衛星はフォボスとダイモスであるが、その形は円球をつぶしたような形をしている。

だから、他の衛星を持ってきてもダイヤモンドリングは見ることができないであろう。

高橋克彦の『総門谷』にもこのことが奇跡であるという風に書かれている。



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