四季の書斎 世界は破滅に向かっている。

永遠不滅の生き方を提供!

社民党の離脱に反対する阿部知子の見識が正しいであろう!

2010年05月31日 12時58分12秒 | 政治・経済
新政権ができてから、最初から無酸素登山でエベレスト越えをしようとして失敗したからと言って、もう登山はしませんというのは、本当の登山家ではない。

エベレストを登るためにはそれなりの準備があるし、他の高い山も征服してこなければならない。

子育て、教育、消費者保護、福祉政策、生存権、労働問題など、社民党が得意な分野もあるだろうし、その辺は政権にいなければ出来ない分野もあり、国民も期待している面もある。

「ダメなものはダメ!」というのは「出来ないものは出来ない!」
今、米軍をどうのこうのするというのは力関係その歴史から考えて出来ないであろう。
唯一できることがあるとすればアメリカよりも軍事的に上位に立つか、中国・ロシア・インドと同盟を結び安保条約を廃棄するかである。

沖縄は今のところ半永久的な基地であり、アメリカが世界戦略の拠点にしているところである。

本当に国のためを思うなら離脱すべきではないだろう。

そもそも政治であろうが企業であろうが、矛盾なしに存在することは出来ない。

韓非子の矛盾はいわゆるつじつまが合わないということを言おうとしているのであると考えられているが、矛と盾を売者は別の人間である。つまり太平洋戦争を考えると、日本はアメリカを征服することができると考えた。アメリカはアメリカで日本を陥れることを考えていた。それぞれ俺の国の方がナンバーワンであると考えた。ナンバーワンはひとつしかない。この時点ではそれぞれ矛盾しているのである。

ところが、盾と矛で戦ってみると結果がでるはずである。日米決戦でコテンパンに負けたのは日本であり、身の程知らずであることを身を持って知った。そして沖縄を奪われてしまったのである。

一人の人間がそれぞれ盾と矛を売って、「この矛はどのような盾も通し、この矛はどのような盾も突き通す」と言うならそれは矛盾しているのである。

しかし、人間は常に後者の矛盾を持っている。誰もそれを避けることができない。そもそも人間は二重人格あるいは多重人格者である。

物を売る商人も、お客様は神様ですと言いながら、すべての客にそんなことを言えば世の中を神様だらけにしてしまうことになる。

イギリスのブラウン首相は車の外では女性におべっかを使い、クルマに乗ってからマイクのスイッチを点けたまま女性の悪口をいい、それが放送されるや、政権が陥落してしまったのである。これが人間であり、一国のトップでさえこれだから下々にいたってはもっとゾロゾロしていることは間違いない。

大体、わたしの経験からすると人間などは地獄から蘇ってきたゾンビのような存在である。


わたしとて女の頭の中身は嫌いだが、女の身体は40歳くらいまでは好きであるが、それでも内臓は好きではない。
女は臭いがするのであまり近づきたくないが、息子はお近づきになりたいとわがままをいう。

さまざまな矛盾に苦しめられている。

人間は自己矛盾に悩む動物である。

しかし、幾ら世の中をよくしたいとわたしが悶々としても、ただ悶々とするだけである。
内閣に入らないと少なくとも政治を変えていくことは困難である。


弱小政党がキャスティングボートを握った場合、テコの支点を自由に動かす地点に立つことができる。
だから社民党が離脱したと言うことは、もはや政権党の場所に入ることが出来ないばかりか党内の分裂をおこし、解党する可能性が出てくる。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。