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沖縄普天間基地問題は在日米軍を抜きにして沖縄対本土の戦いになっている。

2010年05月24日 14時39分08秒 | 日毎起こること
鳩山由紀夫首相帰れコールは、何か本土の人間に対する抗議のように聞こえてくる。
徳之島は島ではあるが、あれはれっきとした鹿児島である。
ところが、沖縄は今でも琉球国の意識が強い。何かにつけて本土と言うことばを使う。
本土の人間が琉球という言葉を使わないが、沖縄ではここ150年の間に日本へ帰属させられたという意識がある。
朝鮮半島が日本に併合されてもその意識が日本人に同化することがなかったように、沖縄もやはりその意識は琉球にある。

それゆえに、今でも沖縄の独立を考えている人たちが少なくないのである。
沖縄を補給基地として考えていたのは黒船来航あたりからだと言われているが、実際は大航海時代の始まりあたりから日本に興味を持つようになっていた。先づマルコ・ポーロの『東方見聞録』には「黄金の国」として紹介されていたと言われる。それが既に700年ほど前である。
1543年には種子島に鉄砲が伝来している。アジアへの植民地化が始まっていた頃であり、南西方向から登ってくるので、南西諸島を通過する際には、もっとも大きな沖縄に寄港する。つまり種子島に至る前には琉球に寄るというのが、航海の常識であったようだ。

今わたしは、フランシスコ・ベーコンの『ニュー・アトランティス』という一冊の本を持っている。
一説にはフリーメーソンのバイブルとなった書物だとも言われている。この書物の中に日本が出てくる。そしてこれは驚くべきことに日本について書かれているのである。これが1623年頃のことである。

フランシスコ・ベーコンはイギリスの哲学者で近代哲学の祖とも言われている。一説にはシェークスピアはフランシスコ・ベーコンである、という哲学者もいるほどの知的な要素の強い人間であった。有名な言葉に「知は力である。」という言葉がある。

沖縄の存在は常に問題視されてきたのである。そこは要衝としての地理的な場所に必要不可欠なものを備えている。
アメリカは最初からこの場所を欲しがっていたのである。

アメリカが1852年に艦船で琉球に到着、水や食料を補給している。
翌年ペリー1853年に琉球に来航、この時已む無くば占領も辞さない決意でいたという。

地理的な要である沖縄は常に列強から虎視眈々と狙われていた。


薩英戦争・長州攘夷戦争などで列強の強さを目の当たりに見て、薩摩や長州は攘夷から開国へと翻ったらしい。
開国を求める米・英・仏・蘭の圧力に屈して幕府倒壊を狙ったとも言われている。その中で軍備・資金共に一番拠出したのがイギリスだと言われているのである。

何でもグラバー一族が坂本龍馬などを餌付けして動かしていたのだと言う噂も広まっており、坂本龍馬はフリーメーソン会員であったというような話もあるようである。

長崎のグラバー園では「坂本龍馬」に関係した模様しものが開催されている。
グラバー園

琉球は江戸末期までは王国であった。独自の文化国家であり、海底遺跡の発見でムー大陸に由来するのではないかという話も持ち上がっているのである。

独自の文化国家は、決して他国との融和を図れるものではない。
それだけに県民は常に琉球国民の立場をとるのである。

徳之島では帰れコールは起こらなかったのは、本土と言う意識がそれほど強くないからである。

そもそも本土と言う呼び方を本州の人間はしない。

それにしても今日のアメリカとの関係は、1858年のハリスの日本条約より酷くなっている。


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