鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

=天理教と聖書の奥義=13    ~聖句解釈自由とスモールグループ~

2023年05月10日 | 天理教と聖書の奥義

 

 

話はさらに飛んで、サザンバプテスト地域での信徒活動を紹介します。
 
 
サザンバプテストも教会を形成しています。
 
日曜日(聖日)には礼拝も行っています。
 
だが日曜日の早朝8時半頃、個々の信徒はまず自分の選んだスモールグループの小部屋に集まってきます。
 
グループの人数は数人です。 多くても十人を超えません。
 
そのための小部屋が、教会には沢山作ってあります。
 
 
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彼らは、前の週に提示されたテーマに沿って、まず、聖句の個人探求を行います。
 
個人の探求自由原則のもとでやります。
 
各々の聖句解読を小グループの場に持ち寄って、また相互に自由に吟味しあいます。
 
 
 
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グループにはリーダーが一人いて、議論をリードします。
 
彼は決められた時間がたつと、議論を閉じますが、その際、結論じみたことは一切口に出しません。
 
そして、議論の内容を鑑み、次週の小グループ会議のためのテーマを提案します。
 
 
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例えば「創世記」1章に創造神が「我々に似せて人を作ろう」という聖句があります。
 
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「創造神は仰せられた。
『さあ人を造ろう。われわれのかたちとして、我々に似せて』」
            (創世記、1章26節)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
~この「似せて」とは「具体的にどのような内容を言っているのか、次回吟味しよう」とかいって会を閉じます。
 
メンバーはおのおの、自宅に持って帰って、他の聖句とつなぎ合わせて個人解読を始めます。
 
そして、次の日曜日(聖日)に各々が探求した結果の見解をもって
スモールグループの小部屋にやってきて自由に議論をします。
 
彼らはこの作業を年中繰り返しています。
 
 
 
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スモールグループが終わると、一同、礼拝堂に集まり、全員礼拝をします。
 
賛美歌を歌い、牧師はメッセージ(説教)をします。
 
この点はプロテスタント教会と同じです。
 
 
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ただし牧師はそのとき、根拠に用いている聖句箇所を、正確に示しながら説教します。
 
「マタイ5章の11節によれば・・・」「ルカ8章7節では・・・」と言ったような言葉がボンボン出てきます。
 
筆者は「よくまあこれだけの聖句を知っているものだ・・・」、と感心ながら聞いていました。
 
 
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会員は礼拝後にその説教を、グループ仲間と自由に評価したりもます。
 
「バーリー(牧師の名を敬称無しのファーストネームで呼びます)の話のここのところはこういう解釈も出来るんでは?」
 
「まあ、その点は彼の限界でもあるな・・・」
 
        ~といったようにです。
 
 
 
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だが教会員の行動はやはりスモールグループが中核です。
 
彼らは全体礼拝後、通常、揃ってどこかのレストランにいってランチをします。
 
その際、親しいスモールグループと一緒になって食べることもよくあります。
 
そして、スモールグループメンバーでそのまま、夕食までともにレジャーを過ごします。
 
夕食もともにすることもある。
 
 
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スモールグループメンバー間の親しさは、おそらく、血縁関係の親類以上です。
 
親しさの源の一つは、入念に吟味した世界観を互いに共有することにあると思われます。
 
 
     (続きます)
 
 
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