鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

Vol.227『真理と感じさせて宣教を助ける』(14章17節)

2008年05月18日 | ヨハネ伝解読
(写真はスイス、ジュネーブのバスティヨン公園にある宗教改革記念碑。
1917年、カルヴァン生誕400年を記念して設立)


  17節にはたくさんの意味内容が含まれています。聖句はこれです。

                    
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
=聖句=
 「それは真理の御霊です。この世は、それを見ようともせず、知ろうとも
しないので、それを受け入れることが出来ません。
だが、あなた方はこの方を知ります。この方は諸君と共に(この世に)留まり、
そして(将来)諸君の内に入るからです」(14章17節)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
                    

 今回は「それは真理の御霊です」の部分について考えてみましょう。


                    

前回、16節でイエスは聖霊を「助け手」といいました。
 これは聖霊の基底的な役割を示しています。聖霊は基本的には、
イエスの命令に従って、宣教活動をする人たちを助ける存在なのです。

 今回の「真理の御霊」は「どうやって助けるか」の方法を示しているように思われます。
具体的には、弟子たちが宣べ伝えることを、聞く者たちが「これは真理だ」
と感じるようにして助けるのです。

                    

<意識には特有の波動がある>
        
 霊というのは意識体であり、聖霊もそうです。
意識体はその意識活動によって波動を発しています。
家などで、心の中である歌を歌っていると、近くにいる家族の誰かが
(兄弟か姉妹か親かが)同じ歌を口ずさみ始めた~という経験を持つ人は多いようです。
筆者も体験しています。子供の頃は「変だなぁ~」と感じていましたが、
これは意識波動が他者の意識を共鳴させたのですね。

 聖霊は、創主の聖なる意識を持っています。
ですから、聖なる意識波動を送って他者の意識に影響を与えます。
その一つに「創造主の思いを真理だとする」の意識があります。


 弟子たちが宣べ伝えるのは、創造主の思想です。聖霊はそれを「真理だ」と思う波動を持っています。
この波動に影響されると、聞く人は「ああこれは真理だ」という意識を内に形成し易くなるのです。

                    

 宣教する弟子たちへの影響もあります。
イエスが「真理だ」として教えた言葉はたくさんあります。
そのすべてを記憶するのは、弟子たちには無理なことです。
でも聖霊は、彼らが必要なときに必要な言葉を思い出させます。
波動を送ってその言葉を弟子たちの顕在意識に浮上させるのです。


                    

<「癒し」も「真理だ」と思わせる>

 弟子たちの言葉に「癒し」などのしるしが伴う場合もそうです。
聞く者は、これをみて「ああ、この人が語っているのは真理だ」という感慨を持ちやすいです。
聖霊はその「癒し」をも起こさせます。

「それは真理の御霊です」という聖句は、そういう意味を含めています。
残りは次回以降に回します。


                    


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