稲盛『哲学』と聖書の思想、第2回です。
<現役社長へのアンケート>
最近、現役の社長たちに行ったアンケート結果が報じられていました(日本経済新聞)
質問は「自分が理想とする経営者は?」であり、その結果は~~
1位:松下幸之助(松下電器創業者;故人)
2位:本田宗一郎(ホンダ技研創業者:故人)
3位:稲盛和夫 (京セラ創業者、現名誉会長)
~~だったそうです。
三人の中で、存命者は稲盛さんのみです。
経営者の評価というものは、一般的に死後の方が高まりやすいですから、将来、この順位はどうなるか分かりません。
<経営哲学会>
日本に「経営哲学会」という学会があります。経営哲学・思想を研究する学者の会です。
そこの中心的な理事に早大のKという教授がいます。彼がある会合で私に個人的にこんなことを言っていました。
「経営哲学の研究には、実際に活躍していて優れた哲学をもっている人が最高の素材になる。今後、この学会の問題は、稲盛さんがいなくなったらもうそういう人が見あたらない、ということだ」と。
私は「***なんてどうかねえ?」と心当たりの若手経営者を2~3上げてみました。
が、彼は「ダメだねえ、桁が違う・・・」といっていました。
稲盛さんの経営哲学は、われわれの予想以上に巨大な予感がします。
<『哲学』(PHP研究所刊)>
稲盛さんが著された本は数多く、みんなよく売れています。
そのなかで、稲盛さんが自分の思想をまとめて述べた書物の代表は『哲学』(PHP研究所刊)でしょう。
多分、稲盛さんが語って、ライターが文章にしたのでしょうが、その真意は十分に表明されているように思います。
これから、その本に焦点を当てて、稲盛思想を吟味していきます。
そして、折ある毎にそれを聖書の思想と照らし合わせてみましょう。
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