鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

コメント6・「教典を自由に読もう」

2005年12月29日 | 「考える宗教」へ

~~~SAITOHさんからのコメントをもう一つ。

Vol.27「知識を造る国とコピー(輸入)する国」に下さったものです。
これについては、文章の途中に鹿嶋のコメントを入れてみます。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

もっと自由に、自分で読もう。 (SAITOH)

2005-12-23 23:45:19

場違いながら、仏教のお経について考えていました。
案外、参考になるかとも思いますので、投稿します。

 かつては、それこそ山のように多くの種類の仏教経典が、日本にもたらされてきましたが、現代でも生きた信仰を伴っているといえるのは、法華経と浄土三部経とがまず挙げられると思います。 

 これらに共通しているのは、特定の宗派の教えや教学よりも、まず経典そのものが、それ自体で全国に広く浸透し、唱えられ、書かれ(写経)、信仰されてきたという点です。

~~SAITOHさんは、仏教にお詳しいですね。

 それに対して、たとえば華厳経という経典などは、内容的にはすばらしいのですが、中国華厳宗の教学を取り入れることが先に立ってしまうという事情があり、経典そのものを味わうよりも、華厳宗の教えを学ぶために読まれることが多かった。

 そのため、残念なことに、お経が日本に根をおろしたとはいえません。

~~やっぱりそうですか。どこでも同じですね。

もっとも華厳の教えは日本文化に影響を与えてはいますけれども。

~~「文化」にはね。これもキリスト教と同じですね。

 
 今では、華厳経を揃って読もうとすると大変苦労するぐらいです。法華経と浄土三部経とは、ともに岩波文庫に納められ、しかも、あの岩波で品切れになることもなく、今日でも着実に版を重ねている! というのにです。


                            


 ひるがえって、聖書はどうかといいますと、もちろん、ただの本として日本に伝わったわけがなく、キリスト教の聖典として来たわけです。

 そうすると、聖書に興味を持ち、真理に近づこうと考える人は、まず、自分勝手に解釈してはいけない、正統なキリスト教の教義を学んで、それに則って解釈しようと考える。

~~絶対に正しい解釈があると疑いもなく思うから、怖くて自分の頭で考えられなくなってしまうんですね。ニッポン人だなあ・・。


 ところで、どんな教派の教えにしても、その歴史的、地理的な経緯があるのですから、ひとつの解釈に過ぎないと言えるはずなのですが、まじめで信仰を求める人ほど、絶対的な解釈を求めてしまう。

~~また、そういう人が多かったんですねえ、日本でキリスト教をやる人は・・・。


 その挙句、キリスト教や聖書そのものに疑心暗鬼、失望したり、

~~こういうHPってありますよねぇ・・・。

逆に、特定の教義にのめり込み、他を全く認めないような硬直した態度をとるようになったりします。 

~~まるで、なんとか神学大学のこと言ってるみたい・・・。


                     


もっと自由に聖書を読み、自分で自由に考え、判断するという姿勢を学ばないといけない。そうでないと精神が圧殺されてしまう。

  あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする
  (ヨハネ福音書8:32)

 深く知れば知るほど精神が解放されていくのでなければ、なんのための福音なのか全くわかりません。 

~~そうだ! そうだ!  


 様々なキリスト教会や諸団体の動向に左右されることなく、自らの信ずるところに従って、聖句探求を続けて行く人たちが増えてくれば、世の中変わるのではないでしょうか。


~~よく言ってくださいました。こうなった人が幸福になり、これが広がった国が、世界をリードする知的先進国かつ軍事的先進国になったんだよね。

 日本にこの方法が広がるには、どういう手順が踏まれることが必用でしょうかねえ。みなさん、知恵をくれませんか?


                   

+++

 幸いなことに、日本のキリスト教人口は約1%しかないそうなので、個人がどのように読み解釈しても、それに対して国家的な圧力がかかったり、世間の風当たりを強く受けたりする羽目にはなりにくいはずです。

 考えようによっては、キリスト教が国教である国や、特定の教派が国民の大多数を占める国よりも、恵まれた環境にいるのかもしれませんね。 なんだか元気がでてきました。
 
~~ う~ん、強烈だなあ・・。  


コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« コメント5・「推理小説を解... | トップ | 一年間ありがとう »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
SAITOHさんから学ぶもの (鹿嶋春平太)
2012-08-14 07:58:39


このチャーチにコメントを下さるSAITOHさんからは
沢山のことを学ばせていただきました。
(いまもそうですが)

久しぶりに読み返してみて、
本当に貴重なやりとりだったと再確認しています。

SAITOHさん、これからもよろしく、
ともに学んでいきましょう。
返信する

コメントを投稿

「考える宗教」へ」カテゴリの最新記事