週刊碁ブログ

編集・整理班が紙面にはできない小ネタを語ります。読んでも、たぶん強くはなりません。

囲碁三昧の日曜日

2011-12-12 01:35:29 | 整理・小瀬村(神奈川/蟹座/卒業生)
スポーツアコードワールドマインドゲームスが本日(昨日)で
3日目。アメリカ、ヨーロッパとともに全勝で進み、今日は、
山城宏九段が半目差で敗れてしまいましたが、山下敬吾九段、
小県真樹九段、坂井秀至八段、向井千瑛四段はそれぞれ勝って、
順調に4日目へと進みました。

週刊碁での「行われますよー」という告知は少し前の掲載になりました。
現地から取材、撮影、ブログの更新までしてくれている編集マンの
熱意により、棋士の先生たちの活躍ぶりがよーくわかりますね。
北京は今の時期はとても寒いと聞いています。気を付けてね。>森○氏

本日(昨日)は日曜日。
NHK杯の放送や、市ヶ谷では年末のチャリティイベントも
あって盤上のアツい一日でした。

皆さんの週末も元気な石音だったかと思います。年末の忙しい折では
ありますが、お身体にはお気をつけて、いい碁を打ってくださいね^^

12月12日発売(19日号)のラインナップです。

1、2面 第8回中野杯U20選手権決勝

3、4面 棋戦ワイド

5面 碁界ネットワーク・竜星戦
   農心杯釜山ラウンド
   お立ち台(奥田あや三段)
   幽玄の間 for Andoroid がリリース
   打ち初め式(東京)完売御礼
   日本棋院職員募集(名古屋)

7面 宮崎龍太郎六段の実況!市ヶ谷囲碁学校(最終回)
   ・山城宏九段のヨセワン

8面 ベスポジを探せ・棋士の本棚(松本武久七段)

9面 碁縁の人(内田啓さん)・1分のさわやか手筋

10面 名人就位式・新人王表彰式・高梨聖健八段と井澤秋乃四段が結婚
   ・なんでもコーナー

11面 詰碁アプリをリリース
   ・文人碁会・打ち初め式(大阪・名古屋)のお知らせ

13面 認定

15面 NHK杯・1分の詰碁

16面 アマ碁界ワイド
   東日本復興祈念「青森こころの碁」・第14回全国視覚障害者大会
   ・第3回東邦祭囲碁フェスタ・全日本社会人団体戦11月予選大会
   ・こども囲碁まつり長崎2011

17面 アマ碁界ワイド
   内閣総理大臣杯アマ団体選手権全国大会
   ・関西棋院山野基金こども大合戦~大阪秋の陣~
   ・「父親と子育てサミット」と「囲碁体験」・碁の句春夏秋冬

18面 アマの碁いちばん

19面 小林覚九段、1000勝達成特別インタビュー

20面 宝酒造杯クラス別チャンピオン戦全国大会
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スポーツアコード開会式

2011-12-10 14:22:44 | 編集・森本(東京・獅子座)

日本代表は
山下敬吾九段
山城宏九段
坂井秀至八段
小県真樹九段
向井千瑛四段
の五名である。

昨日は一回戦終了後に開会式が行われた。

古力九段が選手宣誓を行った。



予定原稿を見ることなく堂々と宣誓を行う古九段に大きな拍手が行われた。

以下は開会式の様子をお届けする。









また、スポーツアコード囲碁部門の現地情報は
国際囲碁連盟の作成しているRANCA ONLINE
にも掲載されている。英文ではあるがご覧いただきたい。
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スポーツアコード記者会見

2011-12-09 15:09:09 | 編集・森本(東京・獅子座)
 スポーツアコードは国際オリンピック委員会に承認されている国際スポーツ団体である。
 囲碁の国際団体である国際囲碁連盟はスポーツアコードに加盟している。
 スポーツアコードなどが主催する「スポーツアコードワールドマインドスポーツゲームス2011北京」が、十二月九日から十六日まで中国北京市の国際会議センターで行われ、囲碁、ブリッジ、チェス、ドラフツ、シャンチーの5つの競技が開催される。 
 こちらのネット環境が良くないため、途中で終わってしまうかもしれないが、大会の様子を紹介したい。また、ネット対局室幽玄の間においても対局が中継されている。

 今回は記者会見の様子を。



 記者会見でスポーツアコード会長のHein Verbruggen氏は「マインドスポーツの効用について、集中力の持続が期待でき教育的効果がある」と話した。
 昨年は北京で世界の格闘技大会が同じくスポーツアコードの主催で開催された。スポーツアコードでは美術的競技(競技の内容には触れられなかったため記者の予想になるが、フィギュアスケートのようなものか)の開催も予定しているという。
 また、これからの五年間北京市でスポーツアコードワールドマインドスポーツゲームスを開催することを発表した。


Verbruggen氏

 ロシアのチェスプレーヤーであるAlexandra Kosteniuk氏は今回の大会に選手としてだけでなく大使として参加。「選手として大変レベルの高い大会に参加でき光栄、
また大使になることができ嬉しい」とも話し「スポーツとしてだけでなく、文化的教育的に意義あるイベント。この大会をはじまりとして将来にわたって大会が続くことを期待したい」。


Alexandra氏


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手広く構える

2011-12-06 01:30:07 | 整理・小瀬村(神奈川/蟹座/卒業生)
ブログの更新が遅くなりました。理由は後ほど。

今週は、碁界ネットワーク面を題材に本紙の作り方の一端をちょっとご紹介。

今週発売分の碁界ネットワーク(以下ネット)はメニューがパンパンでした。
あ、メニューというのは、いつものラインナップの、さらに細かく
1面ごとのラインナップみたいなものです(かね?)

「これは1面まるまる使うペースかなあ」とは、最初にそのメニューを
見た私の感想。1記事あたり写真1、2葉と12字詰め50行がたいていのベース。
行数が少なくてもトップに持ってこないといけない記事もあるので、
編集と一緒にそのあたりを決めていきます。

通常、竜星戦の下四段とセットで組むことが年50週のうち49週以上くらい
ですからほとんどがこのパターンです。
この仕事に携わって、そろそろ丸8年ですが1面まるごとが1回、
2面使ったのが2回くらいで、サバいてます。

さて、この料理、というよりは盛り付けかな、を始めます。

まず〝お献立〟が多すぎるので、新刊案内+αを別面の下三段で組み付けます。
これ初級の〝手筋〟です。「新刊案内」×2本、「日本棋院ID創設」がそれ。

新刊案内は、「今週載せてね」と釜山へ出張に行った上司の厳命が
ありました。これをまず下三段で記事の分量を計りながら、余ったスペースに
あった内容と分量の記事を探します。で、目を付けたのが「日本棋院ID」。

「日本棋院ID創設」は個人的にはページの冒頭に来てもいいものだと
思ったのですが、担当部署様と相談し、「手短に」「場所は問わない」の
〝天の声(誰)〟で新刊案内との抱き合わせ決定。

これで少しメニューが空いてきました。

―――――――――ここから脱線―――――――――

記事が少ないときには、人気の「碁の句春夏秋冬」をネットに持って
くるのですが、いかんせんこのスペースが大きいので今週の渋滞状況では
下三段にもっていかざるを得ませんでした(すいません)。

さらに直感コーナーというミニ講座はしばしばお休みしてしまいますが、
現在のローカルルールで2週連続でのお休みはしていないのでした。
これは先週休んだから入れないといけません。

――――――――――閑話休題――――――――――

どれとは明示できませんがページの1番目にくるような記事が2本ありました。
一本は編集長と相談して、来週掲載に回しました。
(速報性が新聞の特性ではありますが、ここの判断は難しいところです)。
もう一本は、アマ面に移して、さらにアマ面の〝献立〟事情で翌週回しに。

さあ、ネットに残ったのは下記のメニューのとおりです。

@@@@

二十五世本因坊治勲の新コーナーが新春からスタート
2011国際新鋭対抗戦
M・レドモンド九段、「棋士の本棚」の碁縁で対談実現
羽根直樹碁聖に土川賞
年末チャリティのお知らせ

@@@@

実際にお買い上げいただいている皆さんには、棋戦ワイド面から流れてきた
ベタ記事があるのもお分かりいただけると思います。13行程度、これも居場所を探して
旅をしているんです。
誰ですか、小さい記事には旅をさせろとか言っているのは。(空耳ですか^^)


このような過程は、紙面全体、毎週毎週大なり小なり繰り返しです。

で、新聞ですから記事が飛び込んでくることもあります。今週で言えば、
小林千寿五段の欧州紀行がそれ。金曜日の午後に掲載の問い合わせをいただきました。
もちろん先生は「空きがあれば」、「なければ翌週で」。でもお話を伺い、
「それなら早い方がいい」と編集長が判断。しかも空いているんですねー。
これが、今週のブログのタイトルにしました「手広く構える」なんです。
麻雀用語じゃないですよ(^^;

今回は「今週でも来週でも」でしたが、載せなければいけない! という話は
あり得るので、今週は国際アマペア碁の下に空きを構えておいたのでした。
その国際アマペア碁で10面か11面を使うこともあり得ましたので、もちろん
空けておく以外にも手段はありますが、今回は他の諸事情でこれがベスト。
上記のとおり、記事を2つ次週送りにしても、〝余裕〟を持たせておかないと
いけないのは経験則からくるところであります。

つまり、

ご存じのとおりですが、昨年、大きな訃報が飛び込んできて、紙面全体大改造、
ということがありました。その時は金曜日のお昼に一報が飛び込んできて、
1面を空け、観戦記者の方から数時間後には原稿をいただき(その間に写真を選んで、
年譜も作成)、印刷に間に合わせました。書くのも写真選定も即興の芸ですが、
一般的にはあまり日が当たらない部分ですが、1面を空ける、という作業も
それなりに芸の要るところだなあと、この仕事をしながら思います。
(碁界の巨星が亡くなられた虚脱感は印刷後に味わいました。本当です)

ちょっとしんみりしてしまいました。
12月5日発売分(12日号)のラインナップです。

1、2面 張栩、王座戦を振り返る

3、4面 棋戦ワイド

5面 碁界ネットワーク・竜星戦
   二十五世本因坊治勲の新コーナーが新春からスタート
   2011国際新鋭対抗戦
   M・レドモンド九段、「棋士の本棚」の碁縁で対談実現
   羽根直樹碁聖に土川賞

7面 宮崎龍太郎六段の実況!市ヶ谷囲碁学校・新刊案内

8、9面 これぞプロ!・打ち初め式(東京・大阪・名古屋)
     ・山城宏九段のヨセワン

10、11面 国際アマペア碁選手権・小林千寿五段の欧州紀行
     ・兆乾初段のなんでもコーナー

13面 認定

15面 NHK杯・1分の詰碁

16面 ベスポジを探せ・碁の句春夏秋冬

17面 アマワイド
   全国CATV選手権全国大会
   新潟ジュニア大会
   中国西安市・船橋市市民親善大会20回記念大会
   法曹大会
   調布市民大会
   日本棋院へバスツアー

18面 アマの碁いちばん

20、19面 阿含・桐山杯日中決戦


★これぞプロ! 選評・石田章九段

1譜 楊嘉源九段(台湾)―王唯任五段(台湾)

2譜 三村智保九段(福岡県)―金沢真三段(神奈川県)

3譜 河野貴至八段(東京都)―富士田明彦三段(北海道)

4譜 高橋秀夫七段(東京都)―孫初段(神奈川県)


【後ほどの理由】 ※注※ 囲碁は関係ありません。

個人的なお話で恐縮です。

日曜日に自治会の餅つき大会がありまして。輪番制の役員を
拝命している都合、仕事も大事ですが、こういう地域のイベントも
大事なので、そこで餅つきならぬ力尽きていました。
〝力うどん〟とかお餅なのに……。非力ですね……。

慣れない杵を力いっぱい振り下ろしては臼のカドにぶつけて
「あーあ」。買ったばかりの杵にキズを付けた第一号となって
しまいました。

無知をさらすようですが、餅つきは〝搗く〟作業よりはその前の
〝ひく〟(杵の先でもち米をつぶし、搗いてもお米が飛ばないように
する)作業が大事だと教わりました。私がヒイた時は、お餅を
こねる部隊のお母様たちから「出来が悪い」と言われました。
杵に体重を乗せて、ぐいぐいとひくのですが……、
体重に過不足? はないんだけどなあ(--;

それにしても、失礼ながら、私の父と同じ世代の大先輩たちの
うまいこと。搗いた時には杵と臼がいい音を出すのです。
合いの手の方がこねるお餅が輝いていました。

来年は役員ではないので、朝起きれないかもしれませんが、
お餅食べたさに参加できたら、もう少しいい音が出せたらなあ、
と思いましたまる
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