週刊碁ブログ

編集・整理班が紙面にはできない小ネタを語ります。読んでも、たぶん強くはなりません。

コウ取る・ツグ・ホウリ込む

2012-02-27 11:10:13 | 整理・小瀬村(神奈川/蟹座/卒業生)
今回は、来週発売のものを題材に、内部で〝欄外〟と呼ばれる
棋譜の「コウ取る」「ツグ」などについて少々書いてみたいと
思います。来週、ですから、最新の週刊碁には出ていません^^

その欄外。碁譜えとき、と言います。写真の説明に添える文章が
えとき(絵解き)ですから、〝碁譜えとき〟と。純粋に譜だけ
示されると、これが何の譜か難しい出題ですよね。

で、ツイッターでも話題になった長手順の大和証券杯準決勝。
終局手続きのダメ詰めの手順を省いて353手完だと思われます。

以下がそのえときになります。

〈第7回大和証券杯ネット囲碁オープン・準決勝〉
黒 井山裕太天元 白 秋山次郎八段
〈総譜〉●1―●353完、黒9目半勝ち

●141コウ取る(121)○144同(120)●163○166●171○174各同○226同(168)●227同(121)○228同(216)○230同(120)●233同(121)○236●239各同●241同(223)○242同(120)●243同(155)○244同(216)○248ツグ(121)●249同(168)●251コウ取る(197)●255同(223)○256同(196)●259同(197)○266●269各同○270同(56)●271ツグ(196)●273コウ取る(253)○274ツグ(33)○278コウ取る(56)●281同(253)○284●287○290●293○296●299○302●305○308●311○314●317○320●323各同○324ホウリ込む(72)●325取る(52)○326コウ取る(56)●329同(253)●331ツグ(56)●343コウ取る(333)○344ツグ(301)●351同(28)●353同(340)

(本体の棋譜は「幽玄の間」、もしくは来週の週刊碁で
ご覧ください^^)

@@@@

これはすごい……、自分何年もこの仕事に携わっていますが、
ここまでのものは久しぶりだと思います。
むかしの、名人戦の趙治勲名人―加藤正夫九段戦を彷彿とさせ
ますね……。あの碁もすごかった。

(ツイッターでこの大和証券杯について「石は足りたのかな」と
ボケたら、そこはスルーして「秀策先生と松和先生に長手数の
碁がありますよー」と教えてくださる方が。私のボケは……(^^

この欄外は、棋譜管理ソフトが●255(233)の状態でテキストを
吐き出してくれます。便利になりました。で、整理がコウ取る、
ツグを足して、スクリプトで丸数字に変換して実際の紙面にして
いきます。

「じゃ、楽じゃん」と思われた方、チッチッチッ。結構時間かかるん
ですよ……。しかもまだ終わりではありません。これだけの分量を
どこに載せるのか。私にもまだわかりません。

今週作業で編集が記事を書いて掲載することになるかと思います
けど、棋譜とこれをどこに載せるのか、場所を作らないと
いけません。校正も必要です。
(ブログといえど、ひと様の目に触れるので〝セルフ校正〟を
しましたけど、何人もの目で見るのが必要なんですね)

2月27日発売(3月5日号)のラインナップです。

1、2面 棋聖戦七番勝負第5局

3、4面 棋戦ワイド

5面 碁界ネットワーク・竜星戦
   大和証券杯ネット囲碁オープン
   農心杯上海ラウンド
   棋聖戦市ヶ谷解説会
   十段戦と女流名人戦日程

7面 阿含・桐山杯一斉対局・碁の句春夏秋冬

8面 はじめての手筋・歴代本因坊列伝

9面 これぞプロ! 選評・石田章九段
マイケル・レドモンド九段(米国)―小山竜吾六段(神奈川県)
酒井猛九段(東京都)―安斎伸彰六段(埼玉県)

10面 井山裕太天元の碁盤に挑戦!・二十五世本因坊治勲のお悩み天国

11面 碁界ネットワーク・棋士の本棚(万波奈穂二段)
   井山裕太天元が婚約
   八段免状獲得プレミアム指導碁
   普及功労賞

13面 認定

15面 NHK杯

16面 ベスポジを探せ・山城宏九段のヨセワン

17面 アマ

18面 新春特別段位認定解答発表

20、19面 新初段シリーズ 小松大樹新初段―依田紀基九段

〈付録〉

今週発売から、印刷品質がよくなります。解像度があがるって
ことです。世間様では、もっとずっと上の線数でやっている媒体も
あるので、あんまり大きな声では言えませんけど。

先週と今週の「ヨセワン」のタイトルカットをご覧いただけますと
よくわかります。同じ写真はあまり使わないので、そこがわかり
やすいかと。

中身の良さをよりよくお伝えするために頑張りました。

(え、ほかでやっていることをやって何を頑張ったって? うーん、
それがですね、いろいろあったんですよ。この移行については。

ちょっと困ったことがあって専門のシステムの方がいらしてくださった
のですが、ちょっとやそっとでは解決できないどうしよう、と思って
いたら、出ましたウルトラC(古)。システムの方が「こんな解決
方法は見たことも聞いたこともない」というものでした)

これからは写真も棋譜もより美しく……見出しもよりいいものを
頑張ろうと決意を新たにいたしました。

今週もよろしくお願い申し上げます。
コメント (1)
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制作日誌

2012-02-20 04:33:12 | 整理・小瀬村(神奈川/蟹座/卒業生)
今回はちょっと制作日誌的な感じでカレンダーを追ってみましょう。

本紙の1面や終面(20面)を飾るタイトル戦は、やんごとない事情が
ない限りは、新聞ですので速報(即週)になります。

インターネットのご時世ですから速報というコトバを使うには少々
気が引けますが、ここは胸を張っていきましょう(笑)

整理は月曜日は基本お休みです。土曜日が印刷なので、その振替の
意味合いです。

▽2月14日(火)
 認定やベスポジ、詰碁、手筋などなど、前もって作っておけるもの
については、発注から入稿まで順次行っていますが、組み付けは、
必要があるケースを除いて、その週(今週作業といいます)にゲラに
いたします。次週掲載なのかその週なのか混同するからです。

 学生王座特別対局や、NHK杯、碁盤に挑戦、これぞプロ!も
この日に原稿を組み付けてゲラにしています。けっこう多いですね。

▽2月15日(水)
 火曜日に進みが良いと、水曜日はヒマ? いえいえ、そんなことは
ありません。組み付けと同時進行で校正も行っています。全体的な
メニューの調整とかもあるのです。

 メニューの調整は基本的には編集サイドの仕事。ですが、どの記事を
最初に持ってきて、どの記事をどの分量で書けばいいのか、整理が
関与しないと、いきなりレイアウトしてもパンパンだったりスカスカ
だったりします。碁界ネットワークと棋戦ワイドのザックリとした
分量をはかります。手合予定がめちゃくちゃ多かったり少なかったり、
手合成績の分量を〝読み間違えて〟組み付けで泣くのはよくあること。

 この日、はじめての手筋が夕方に入り、組み付けて帰宅しました。
分量がここ数回の中で一番少なく(諸事情をわかっているので、書き手に
戻したりせず、こちらで対応)、ちょっと時間がかかりました。

▽2月16日(木)
 アマ面はここ数年はこの日にレイアウトしています。

 で、木曜日がいちばんツライとは私の感想。あまり口にしませんけど。
なぜか。それは、金曜日の作業の多寡がわかるので、その作業を円滑に
進めるため少々無理をするからです。具体的に言いますと、今週ですと
棋聖戦七番勝負とドコモ杯女流棋聖戦は木曜対局なので、金曜日に原稿を
いただくことになる。で、棋戦ワイド2面も金曜日。それだけで7面分の
新組が確定なのです。
 組み付けながら、校正もしながら時間と戦っているので、7面新組は
正直多いです。

 これに碁界ネットワークも金曜日に持ち越してしまってはたまりません。
編集長に無理を言って原稿を早く書いてもらい、組み付けました。

 今週は問題ありませんでしたが、中野杯みたいなテマヒマかけたいものが
諸事情あって入稿が木曜日になるともっとキツイ。短期決戦でレイアウトや
見出しを考えてよりよい紙面にするべく戦っています。

 なお、整理は原稿の催促で〝悪役〟めいた見られ方をするかもしませんが、
制作の持ち時間は限られているので、仕方ありません。
(ごめんごめん、原稿忘れていたよという遅刻の理由は止めてね、○○様)

▽2月17日(金)
 朝一で棋聖戦が入りました。出張前にちょっとたきつけるようなことを
言ってしまいましたが、謝ります。女流棋聖戦とどっちが早いか、などと
言ってごめんなさい。
(もちろん、私も書いた担当もいろいろ百も承知の掛け合い漫才です)

 そんな会話を知ってか知らでか〝おっとり刀〟で入稿したのが女流棋聖戦。
(さあ、辞書的な意味なのか字面のイメージかどっちでしょう)

 女流棋聖戦は、いつ入ってもいいように〝想定レイアウト〟を木曜日に
作っておいた(つまり、写真とかを選んでやりたいレイアウトのイメージを
先に決めておく)ので、まったく無問題。慣れているので、こちらも防御策は
あります。困ったのは想定以上に大量に書かれてしまったこと。これを
合わせるのに苦労しました。
(原稿をいただいてからレイアウトしても、結局どこまで自分がやりたい
レイアウトができるのかモガくことになるので、先にやっておくのは
なんら問題ありません)

 苦労したのが、棋戦ワイド。いろいろ載せないといけない〝お約束〟の
原稿や、昇段や引退などは当日にわかるケースがあって、これは事前に用意
できません。ニュース面らしいニュースですね。
(以前書きましたが、故・藤沢秀行名誉棋聖先生と故・二十三世本因坊坂田栄寿
先生の訃報は、それぞれ金曜日の朝と、同じく金曜日のお昼に一報が入って
きました。大ニュースですから紙面を大きく組み換えて1面に持ってきました。
原稿ももちろん、それから書いたものです)

 最初、棋聖戦最終予選の原稿は58行(!)で書き手の方もメールに「ごめん、
書き過ぎた」と。あきらかなオーバーラン。編集さんが削ってくれました。
 それでもカラい(全体の分量が多い)。その棋聖戦最終予選は最初、写真
なしの組み付けにしようかと判断する寸前でした。でも、編集担当が、「顔
Pじゃなくてヨコ写真使ってね」という指定をしていたのです。んが。

▽2月18日(土)
 ひたすら校正校正、朱字直し朱字直しです。印刷は午後2時過ぎスタート。


 さてさて、手の内を晒すのもこの辺で。実際に刷ったものでその5面がどう
なっているのかご覧ください。え、どうせさらに原稿を削ったんだろ? ブブー。
 盤上に限らず手筋はあるものなのです。




2月20日発売(27日号)のラインナップです。

1、2、3面 棋聖戦七番勝負第4局

4、5面 棋戦ワイド

7面 碁界ネットワーク・竜星戦
   渡辺文夫日本棋院最高顧問逝去
   秀哉賞
   大倉喜七郎賞
   
8面 山下敬吾名人のはじめての手筋・歴代本因坊列伝

9面 これぞプロ! 選評・石田章九段
   神田英九段(島根県)― 一力遼二段(宮城県)
   岡田伸一郎八段(埼玉)―伊藤優詩二段(北海道)

10面 学生王座特別対局・二十五世本因坊治勲のお悩み天国

11面 碁界ネットワーク・阿含・桐山杯開幕
   LG杯決勝三番勝負
   週刊碁的囲碁ガール(着物の囲碁ガール)
   M・レドモンド九段&吉原由香里五段、雑誌に登場
   第2回エステー&フマキラー囲碁マスターズカップ抽選会

13面 認定

15面 NHK杯・1分の詰碁

16面 ベスポジを探せ・山城宏九段のヨセワン

17面 アマ
   沖縄の公立学校で囲碁入門指導
   女流アマ選手権関東予選&愛知県大会

18面 井山裕太天元の碁盤に挑戦!

20、19 ドコモ杯女流棋聖戦三番勝負第2局


〈ふろく〉

 秀行先生と坂田先生の件を何度も書くのは、関係者から「ネットに書いてあったよ、
予定稿なんじゃないのって」と言われたからです。
 怒り心頭を通り越して、我々がその想像力を超えた仕事をやってのけたことを誇りに
思いました。
 尊敬する大棋士に対してそんなことは絶対にしないしできません。
 今週もご愛読いただけますと幸いです。
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打倒! インフルエンザ!

2012-02-13 15:56:40 | 整理・小瀬村(神奈川/蟹座/卒業生)
日ごろから少人数の制作サイドですが、折からのインフルエンザの
〝強風〟は、なんともきついものがあります。

何がどうなってこうなって、じゃあそれに対する策としては
何をどうやってそうなって今週もいつもと変わりなく週刊碁が出ているのか。

それは、ヒ・ミ・ツの○ッコちゃんですけどね(^^
(この無駄な元気パワーで乗り切った、というわけですねハイ)

カゼになって困るのは読者の皆さんも一緒。制作の編集や観戦記者の
皆様、もちろんプロ棋士の先生方もモチのロンです。ご家族の中で患者が
出れば病院に連れて行ったりも生じるので、ホント、みーんなで気を付け
ましょうね。

マスク着用、これはと思ったら休みましょう。〝俺がいなければ〟と
無理して職場に出てくるのは患者を増やしてしまうのでやめましょう。

元気な人間がどうにかいたしますから……。

2月13日発売(20日号)のラインナップです。

1、2面 ドコモ杯女流棋聖戦三番勝負第2局

3、4、5面 棋戦ワイド

7面 碁界ネットワーク・竜星戦
   第45回棋道賞
   第2回黄竜士双登杯
   木部夏生さんプロデビュー

8面 山下敬吾名人のはじめての手筋・歴代本因坊列伝

9面 これぞプロ! 選評・酒井猛九段
   万波奈穂二段(兵庫県)―一力遼二段(宮城県)
   楊嘉栄八段(台湾)―奥田あや(東京都)

10面 井山裕太天元の碁盤に挑戦!・二十五世本因坊治勲のお悩み天国

11面 碁界ネットワーク・棋士の本棚(山城宏九段)
   天元就位式
   井山 e-TaxのPRに貢献
   週刊碁的囲碁ガール(東京・錦糸町の職場の囲碁仲間)
   チョコレートをたべちゃおう(作・柳時熏九段)

13面 認定

15面 NHK杯・1分の詰碁

16面 ベスポジを探せ・山城宏九段のヨセワン

17面 アマ
   ジャンボ大会雪組
   第12回天空大会in水都・中之島
   第27回関東地区高等学校大会in栃木
   第48回日本経済新聞社杯・テレビ愛知杯新春大会
   チョコレート食べちゃおう解答

20、19、18面 NECカップ 準決勝2局


〈付録〉

今週お伝えいたしました女流特別枠の入段決定の報。
木部夏生さんは、その昔、少年少女とかで取材させていただいたり、
その後も何度か本紙には記事で掲載させていただいています。

我々はあくまで〝関係者〟(スタッフー)であり、立場としては
黒子ながら、長ーく務めている先輩からは「あの先生がこどもの頃
には2階で…」みたいな話はよく聞きました(さあ誰でしょう^^;

こんな話をするのは、木部先生の成長をよろこびながら、年老いて
いくわが身を振り返るからに他なりませんね……。
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バレンタインデーは週刊碁とともに

2012-02-11 16:50:01 | 整理・小瀬村(神奈川/蟹座/卒業生)


石が4つ正方形状に並ぶとチョコに見える――。
そんな会話が週刊碁編集室界隈で聞こえてきたのは
3週間ほどまえでした。

最初は「???」と私のアタマでは処理しきれずに
〝文字化け〟状態。

そんなこんなで本紙にバレンタインデー企画が登場
いたします。少なくとも本紙でははじめてでは…。

次週発売(今週作業、と内部では称します)にて
レイアウトいたしました。私の仕事は〝石〟の大きさを
指定するところまで。あとはデザインが得意な方の
守備範囲。今までにない紙面の出来上がり。

本日は前フリの宣伝まで。
ラインナップはまたお届けいたします。
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第2回エステー&フマキラー囲碁マスターズカップ始動

2012-02-07 17:48:37 | 整理・小瀬村(神奈川/蟹座/卒業生)
【WEBページ】http://www.igo-masters.jp/
【ツイッター】@igomastersjp

第2回エステー&フマキラー 囲碁マスターズカップの
ウェブページとツイッターアカウントが出来ました。

ツイッターにつきましてはぜひフォローのほど
よろしくお願いいたします。

(私は〝中の人〟ではありません)
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写真千変万化

2012-02-06 11:05:16 | 整理・小瀬村(神奈川/蟹座/卒業生)

毎週毎週お届けしております週刊碁。

今週のブログでは、その写真選択の話を少々。前にもやってますので、
今週発売バージョンということで。

写真はとっても大事。棋譜や記事でお伝えする紙面といっても、
写真一つでいろんなことが伝えられます。それは意図するしない
も含みます。

(以下のWEBページ上で見られる写真、小さいなあーと思われた方は、
クリックなさってください。大きな写真が表示されます^^)

まずは女流秀策杯でのメイン写真です。
優勝は万波奈穂二段。

2回差し替えになったので、実際印刷にかけたものを含めて
3葉をゲラに組み付けました。
(商業印刷なので、色味補正とか施しているという意味)

まず1葉目。


にこやかにカップを持って、よろこびが伝わってきますが、
整理担当と編集担当の意見が一致しほかを探すことに。

で2葉目。


このアップロードした写真でもすでにトリミングしています。
(左下に機材が少々写ってます)
言うまでもないことですが、人の表情はいろいろ変わるのですが、
この写真ですとちょっと「万波先生らしくないかなー」という
ことで、他を探すことに。

(ちょっと脱線。週刊碁的囲碁ガールの1回目に登場いただいた
万波先生の写真はもふもふしたジャンパー?を着たパターンと
それを着てない少し寒そうな2パターンで48葉撮影してました。
そこから1葉を厳選いたしました)

そして、実際に印刷にかけた写真にたどり着きました。
これは、実際に本紙を手に取ってご覧になってくださいませ(^^

メイン写真が変わると、ほかの写真も構成が変わってきます。
サブの対局写真は、公開対局のお客様もわかるバージョンに
変わりました。矢代久美子先生、ごめんなさい。これは↑の1葉目と
セットで最初に組み付けたものです。



取材には当編集室から実際に尾道にうかがいました。
私も正直行きたかったです。(^^

なにやら、尾道を舞台にしたアニメ(聖地になっている?)も
あるそうで、検索してみたら出てきました(「尾道 アニメ 聖地」)。
個人的にアニメは好きながら、知らない作品の方がむしろ多いもので、
残念ながら存じあげませんでした(監督さんのお名前は知ってた)。

で、尾道を一望できる写真がこれ。


最初は手前の塔と、街並みの遠近が面白いかなーと3秒の持ち時間で
選んだのですが、ここは瀬戸内。実際印刷した写真に差し替え
ました。Goo○leア○スとかで見ると、尾道・瀬戸内海・向島の位置が
近いのは理解できますが、写真で見ると一目瞭然。走り幅跳びで
飛び越せそうですね(すいません。ワタクシうそを申しました)。

さて、棋聖戦の第3局は雪・雪・雪!の北陸対局でした。
そこから1葉。


雪が木にかぶって重そうですね。右奥に見えるのが、
今回の対局場の「厨八十八(くりややそはち)」さんです。

大熱戦は雪をも融かす!と言いたいとこですが、まだまだ
寒いですね。街中で行きかう人たちのマスク着用率も多いです。
インフルエンザにはくれぐれもお気をつけて囲碁ライフを
お楽しみくださいませませ(^^

そして本紙もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2月6日発売(13日号)のラインナップです。

1、2、3面 棋聖戦七番勝負第3局

4、5、7面 棋戦ワイド・竜星戦
       第2回黄竜士双登杯
       お立ち台(仲邑信也九段)

8面 山下敬吾名人のはじめての手筋・歴代本因坊列伝

9面 これぞプロ! 選評・酒井猛九段
   大淵浩太郎二段(神奈川県)―孫二段(神奈川県)
   小島高穂九段(神奈川県)―安達利昌二段(東京都)

10面 第60回本因坊秀策まつり&第1回女流秀策杯

11面 碁界ネットワーク・二十五世本因坊治勲のお悩み天国
   王座戦就位式
   関西棋院賞
   碁の句春夏秋冬
   週刊碁的囲碁ガール(岡山の中島香織さん)

13面 認定

15面 NHK杯・1分の詰碁

16面 ベスポジを探せ・山城宏九段のヨセワン

17面 アマ
   第1回女流秀策杯に参加した学生さんに聞きました
   第7回朝日新春囲碁大会
   くらしん経営者協議会囲碁好友会
   社会人団体戦予選大会
   第5回宝酒造杯クラス別チャンピオン戦日程発表

18面 井山裕太天元の碁盤に挑戦・さわやか手筋

20、19面 新初段シリーズ(風間隼新初段―王立誠九段)

【ふろく】

好評の「二十五世本因坊治勲のお悩み天国」。
NECカップの様子を関西総本部のブログでアップ
してくれていますが、やっぱりおもしろいですね。

ここまで写真は同じものできていましたが、カライ(記事の分量が
多い)事情も手伝って、ほかのものに差し替えました。



実際に紙面で掲載した写真は、顔P円とか顔丸といいまして、
画像の処理をしています。NHK杯とかでは顔P楕円もよく使います。

これは昨年の9月、NECカップで山下道吾本因坊(当時)を
破った時のもので、その時の本紙の棋戦ワイドでも使った1葉です。
表情がよくでているので、本紙の小さい写真でもお気持ちまで
伝わってくるかのように思います。
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