週刊碁ブログ

編集・整理班が紙面にはできない小ネタを語ります。読んでも、たぶん強くはなりません。

見えない心

2011-12-26 13:46:37 | 整理・小瀬村(神奈川/蟹座/卒業生)
日本列島を襲った寒波は大変なもののようです。報道で
拝見する雪国の降雪ってば、ありゃりゃ大変ですね。
(東京あたりは、降雪こそありませんが、寒い寒い)

本紙の輸送・配達に支障をきたさなければいいのですが……。
年末年始の繁忙期でもあり、その懸念と遅配はなかなかゼロには
できないようで、お客さまから苦情のお電話をいただきました。

いつもお楽しみにいただいているところ、一日待っても
二日待っても……ではたまりませんよね。私もイチ読者の時代には
それはそれはヤキモキいたしました。

心からお詫び申し上げます。



さて、本紙は26日発売から新年の装いです。そう年末年始の合併号に
なります。
(1月2日発売はお休みになります。24面建てでお値段そのままの
お買い得! さあ買った買った!!! 次回の発売は9日です)

いろいろ下準備から2ヵ月くらいかかっているものもあります。
(新聞は即興の芸なので、一般的には短くても本紙の企画としては
長いです)
前フリから反響の良かった二十五世本因坊治勲先生の「お悩み天国
 これが治勲のシノギかた」も掲載第1回になりました。アマカラ
(文章の多い少ない)の調整含めて5校以上かかりました。
いままでの「なんでもコーナー」がほぼ一発出来上がりだったことと
比べると、「ああ、新企画新連載なんだなー」と妙な感慨があります。

ほかにも新春特別認定、プロ棋戦回顧、お年玉プレゼントクイズ、
といった季節ものから、平素からお楽しみいただいているコーナーまで
びっしり詰まった新聞玉手箱。
ぜひぜひお買い求めのほどよろしくお願い申し上げます。


12月26日発売(1月2、9日合併号)のラインナップです。

1、2、3面 棋士130人に聞きました。格言ベスト10

4面 棋戦ワイド・小松大樹さん入段・碁の句春夏秋冬
   ・お立ち台(杉本明八段)

5面 棋戦ワイド

6、7面 プロ棋戦回顧・国際棋戦回顧

9面 山下名人のはじめての手筋・歴代本因坊列伝

10、11面 新春特別認定・「お悩み天国 これが治勲のシノギかた」

15面 お年玉プレゼントクイズ・山城宏九段のヨセワン

16面 ベスポジを探せ・棋士の本棚(吉川一初段)

17面 NHK杯・1分の詰碁

18面 第1回くらしき吉備真備杯こども棋聖戦

19面 ゴールデンレディース歳末チャリティ指導碁会

21面 アマ碁界ワイド
   寝屋川囲碁将棋まつり
   める碁会創立10周年記念大会
   第50回オール早慶戦

24、23、22面 スポーツアコードワールドマインドゲームズ・竜星戦


【付録】

碁の句春夏秋冬は下三段の半分の分量で作ってあります。
これがどこの位置にくるかで記事の多寡がわかります。
今週はページごとありませんでしたが、碁界ネットワークの
面に組み付けるのが連載当初の構想。ちょうど1年になりますね。

これは〝毎週〟となると無理筋です。アマいカラいは1行から
1ページ単位まで、それぞれの週にそれぞれのドラマが待ち
構えています。柔軟に構えないといけないと経験が教えてくれます。

その下三段の半分にしたのはカラくてネットワークに組み付けられないときに
下三段やアマ面で〝あい方〟の記事を見つけやすいから。

(で、連載開始の1年前、私と著者の方と相談してベストと思われる
レイアウトを決めました。メインの俳句が目立つように。サブの俳句が
1行でスッと入る字詰めになりました。)

(メインのタイトル(通称凸・トツ)が〝方円〟のデザインの組み合わせで、
碁の句の文字の後ろ〝五の9〟に白石があるのは読者の皆様でもお気づきに
ならないであろう工夫。著者の方にも恥ずかしくて言ってません(^^;
 独りよがりな……)

それはさておき、今週、初校では、小松大樹さんの入段の記事は碁の句春夏秋冬と
セットで新春特別認定の11面の下に組み付けました。あい方が入段記事という訳。
「お悩み天国」が4面の下。これをトレードして、4面に碁の句と入段記事を
移してお悩み天国を認定の下に。上が出題図だらけなので、下が文字だらけで
構成されているお悩み天国はピッタリなのでした。もちろん、うまいこといかず
泣いて上下がモジモジやズーズーになる週もあります。

4面については、もうひと工夫。下にドスンと落としてあった入段記事を
よっこらしょと持ち上げました。記事の掲載場所でいい悪いはあまり気に
しないでほしいのですが、やはり、人生一度の入段記事で〝下か〟とは1秒でも
絶対思ってもらいたくない。レイアウトの工夫苦労なんて1時間も格闘すれば
なんとかなる。なにげないレイアウトにも理由がある(場合もある)のでした。

私たちの仕事はとてもヤリガイがあり、読者の皆様に胸をはってお届け
できるものになっている……といいのですが。
コメント
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