ブログの更新が遅くなりました。理由は後ほど。
今週は、碁界ネットワーク面を題材に本紙の作り方の一端をちょっとご紹介。
今週発売分の碁界ネットワーク(以下ネット)はメニューがパンパンでした。
あ、メニューというのは、いつものラインナップの、さらに細かく
1面ごとのラインナップみたいなものです(かね?)
「これは1面まるまる使うペースかなあ」とは、最初にそのメニューを
見た私の感想。1記事あたり写真1、2葉と12字詰め50行がたいていのベース。
行数が少なくてもトップに持ってこないといけない記事もあるので、
編集と一緒にそのあたりを決めていきます。
通常、竜星戦の下四段とセットで組むことが年50週のうち49週以上くらい
ですからほとんどがこのパターンです。
この仕事に携わって、そろそろ丸8年ですが1面まるごとが1回、
2面使ったのが2回くらいで、サバいてます。
さて、この料理、というよりは盛り付けかな、を始めます。
まず〝お献立〟が多すぎるので、新刊案内+αを別面の下三段で組み付けます。
これ初級の〝手筋〟です。「新刊案内」×2本、「日本棋院ID創設」がそれ。
新刊案内は、「今週載せてね」と釜山へ出張に行った上司の厳命が
ありました。これをまず下三段で記事の分量を計りながら、余ったスペースに
あった内容と分量の記事を探します。で、目を付けたのが「日本棋院ID」。
「日本棋院ID創設」は個人的にはページの冒頭に来てもいいものだと
思ったのですが、担当部署様と相談し、「手短に」「場所は問わない」の
〝天の声(誰)〟で新刊案内との抱き合わせ決定。
これで少しメニューが空いてきました。
―――――――――ここから脱線―――――――――
記事が少ないときには、人気の「碁の句春夏秋冬」をネットに持って
くるのですが、いかんせんこのスペースが大きいので今週の渋滞状況では
下三段にもっていかざるを得ませんでした(すいません)。
さらに直感コーナーというミニ講座はしばしばお休みしてしまいますが、
現在のローカルルールで2週連続でのお休みはしていないのでした。
これは先週休んだから入れないといけません。
――――――――――閑話休題――――――――――
どれとは明示できませんがページの1番目にくるような記事が2本ありました。
一本は編集長と相談して、来週掲載に回しました。
(速報性が新聞の特性ではありますが、ここの判断は難しいところです)。
もう一本は、アマ面に移して、さらにアマ面の〝献立〟事情で翌週回しに。
さあ、ネットに残ったのは下記のメニューのとおりです。
@@@@
二十五世本因坊治勲の新コーナーが新春からスタート
2011国際新鋭対抗戦
M・レドモンド九段、「棋士の本棚」の碁縁で対談実現
羽根直樹碁聖に土川賞
年末チャリティのお知らせ
@@@@
実際にお買い上げいただいている皆さんには、棋戦ワイド面から流れてきた
ベタ記事があるのもお分かりいただけると思います。13行程度、これも居場所を探して
旅をしているんです。
誰ですか、小さい記事には旅をさせろとか言っているのは。(空耳ですか^^)
このような過程は、紙面全体、毎週毎週大なり小なり繰り返しです。
で、新聞ですから記事が飛び込んでくることもあります。今週で言えば、
小林千寿五段の欧州紀行がそれ。金曜日の午後に掲載の問い合わせをいただきました。
もちろん先生は「空きがあれば」、「なければ翌週で」。でもお話を伺い、
「それなら早い方がいい」と編集長が判断。しかも空いているんですねー。
これが、今週のブログのタイトルにしました「手広く構える」なんです。
麻雀用語じゃないですよ(^^;
今回は「今週でも来週でも」でしたが、載せなければいけない! という話は
あり得るので、今週は国際アマペア碁の下に空きを構えておいたのでした。
その国際アマペア碁で10面か11面を使うこともあり得ましたので、もちろん
空けておく以外にも手段はありますが、今回は他の諸事情でこれがベスト。
上記のとおり、記事を2つ次週送りにしても、〝余裕〟を持たせておかないと
いけないのは経験則からくるところであります。
つまり、
ご存じのとおりですが、昨年、大きな訃報が飛び込んできて、紙面全体大改造、
ということがありました。その時は金曜日のお昼に一報が飛び込んできて、
1面を空け、観戦記者の方から数時間後には原稿をいただき(その間に写真を選んで、
年譜も作成)、印刷に間に合わせました。書くのも写真選定も即興の芸ですが、
一般的にはあまり日が当たらない部分ですが、1面を空ける、という作業も
それなりに芸の要るところだなあと、この仕事をしながら思います。
(碁界の巨星が亡くなられた虚脱感は印刷後に味わいました。本当です)
ちょっとしんみりしてしまいました。
12月5日発売分(12日号)のラインナップです。
1、2面 張栩、王座戦を振り返る
3、4面 棋戦ワイド
5面 碁界ネットワーク・竜星戦
二十五世本因坊治勲の新コーナーが新春からスタート
2011国際新鋭対抗戦
M・レドモンド九段、「棋士の本棚」の碁縁で対談実現
羽根直樹碁聖に土川賞
7面 宮崎龍太郎六段の実況!市ヶ谷囲碁学校・新刊案内
8、9面 これぞプロ!・打ち初め式(東京・大阪・名古屋)
・山城宏九段のヨセワン
10、11面 国際アマペア碁選手権・小林千寿五段の欧州紀行
・兆乾初段のなんでもコーナー
13面 認定
15面 NHK杯・1分の詰碁
16面 ベスポジを探せ・碁の句春夏秋冬
17面 アマワイド
全国CATV選手権全国大会
新潟ジュニア大会
中国西安市・船橋市市民親善大会20回記念大会
法曹大会
調布市民大会
日本棋院へバスツアー
18面 アマの碁いちばん
20、19面 阿含・桐山杯日中決戦
★これぞプロ! 選評・石田章九段
1譜 楊嘉源九段(台湾)―王唯任五段(台湾)
2譜 三村智保九段(福岡県)―金沢真三段(神奈川県)
3譜 河野貴至八段(東京都)―富士田明彦三段(北海道)
4譜 高橋秀夫七段(東京都)―孫初段(神奈川県)
【後ほどの理由】 ※注※ 囲碁は関係ありません。
個人的なお話で恐縮です。
日曜日に自治会の餅つき大会がありまして。輪番制の役員を
拝命している都合、仕事も大事ですが、こういう地域のイベントも
大事なので、そこで餅つきならぬ力尽きていました。
〝力うどん〟とかお餅なのに……。非力ですね……。
慣れない杵を力いっぱい振り下ろしては臼のカドにぶつけて
「あーあ」。買ったばかりの杵にキズを付けた第一号となって
しまいました。
無知をさらすようですが、餅つきは〝搗く〟作業よりはその前の
〝ひく〟(杵の先でもち米をつぶし、搗いてもお米が飛ばないように
する)作業が大事だと教わりました。私がヒイた時は、お餅を
こねる部隊のお母様たちから「出来が悪い」と言われました。
杵に体重を乗せて、ぐいぐいとひくのですが……、
体重に過不足? はないんだけどなあ(--;
それにしても、失礼ながら、私の父と同じ世代の大先輩たちの
うまいこと。搗いた時には杵と臼がいい音を出すのです。
合いの手の方がこねるお餅が輝いていました。
来年は役員ではないので、朝起きれないかもしれませんが、
お餅食べたさに参加できたら、もう少しいい音が出せたらなあ、
と思いましたまる
今週は、碁界ネットワーク面を題材に本紙の作り方の一端をちょっとご紹介。
今週発売分の碁界ネットワーク(以下ネット)はメニューがパンパンでした。
あ、メニューというのは、いつものラインナップの、さらに細かく
1面ごとのラインナップみたいなものです(かね?)
「これは1面まるまる使うペースかなあ」とは、最初にそのメニューを
見た私の感想。1記事あたり写真1、2葉と12字詰め50行がたいていのベース。
行数が少なくてもトップに持ってこないといけない記事もあるので、
編集と一緒にそのあたりを決めていきます。
通常、竜星戦の下四段とセットで組むことが年50週のうち49週以上くらい
ですからほとんどがこのパターンです。
この仕事に携わって、そろそろ丸8年ですが1面まるごとが1回、
2面使ったのが2回くらいで、サバいてます。
さて、この料理、というよりは盛り付けかな、を始めます。
まず〝お献立〟が多すぎるので、新刊案内+αを別面の下三段で組み付けます。
これ初級の〝手筋〟です。「新刊案内」×2本、「日本棋院ID創設」がそれ。
新刊案内は、「今週載せてね」と釜山へ出張に行った上司の厳命が
ありました。これをまず下三段で記事の分量を計りながら、余ったスペースに
あった内容と分量の記事を探します。で、目を付けたのが「日本棋院ID」。
「日本棋院ID創設」は個人的にはページの冒頭に来てもいいものだと
思ったのですが、担当部署様と相談し、「手短に」「場所は問わない」の
〝天の声(誰)〟で新刊案内との抱き合わせ決定。
これで少しメニューが空いてきました。
―――――――――ここから脱線―――――――――
記事が少ないときには、人気の「碁の句春夏秋冬」をネットに持って
くるのですが、いかんせんこのスペースが大きいので今週の渋滞状況では
下三段にもっていかざるを得ませんでした(すいません)。
さらに直感コーナーというミニ講座はしばしばお休みしてしまいますが、
現在のローカルルールで2週連続でのお休みはしていないのでした。
これは先週休んだから入れないといけません。
――――――――――閑話休題――――――――――
どれとは明示できませんがページの1番目にくるような記事が2本ありました。
一本は編集長と相談して、来週掲載に回しました。
(速報性が新聞の特性ではありますが、ここの判断は難しいところです)。
もう一本は、アマ面に移して、さらにアマ面の〝献立〟事情で翌週回しに。
さあ、ネットに残ったのは下記のメニューのとおりです。
@@@@
二十五世本因坊治勲の新コーナーが新春からスタート
2011国際新鋭対抗戦
M・レドモンド九段、「棋士の本棚」の碁縁で対談実現
羽根直樹碁聖に土川賞
年末チャリティのお知らせ
@@@@
実際にお買い上げいただいている皆さんには、棋戦ワイド面から流れてきた
ベタ記事があるのもお分かりいただけると思います。13行程度、これも居場所を探して
旅をしているんです。
誰ですか、小さい記事には旅をさせろとか言っているのは。(空耳ですか^^)
このような過程は、紙面全体、毎週毎週大なり小なり繰り返しです。
で、新聞ですから記事が飛び込んでくることもあります。今週で言えば、
小林千寿五段の欧州紀行がそれ。金曜日の午後に掲載の問い合わせをいただきました。
もちろん先生は「空きがあれば」、「なければ翌週で」。でもお話を伺い、
「それなら早い方がいい」と編集長が判断。しかも空いているんですねー。
これが、今週のブログのタイトルにしました「手広く構える」なんです。
麻雀用語じゃないですよ(^^;
今回は「今週でも来週でも」でしたが、載せなければいけない! という話は
あり得るので、今週は国際アマペア碁の下に空きを構えておいたのでした。
その国際アマペア碁で10面か11面を使うこともあり得ましたので、もちろん
空けておく以外にも手段はありますが、今回は他の諸事情でこれがベスト。
上記のとおり、記事を2つ次週送りにしても、〝余裕〟を持たせておかないと
いけないのは経験則からくるところであります。
つまり、
ご存じのとおりですが、昨年、大きな訃報が飛び込んできて、紙面全体大改造、
ということがありました。その時は金曜日のお昼に一報が飛び込んできて、
1面を空け、観戦記者の方から数時間後には原稿をいただき(その間に写真を選んで、
年譜も作成)、印刷に間に合わせました。書くのも写真選定も即興の芸ですが、
一般的にはあまり日が当たらない部分ですが、1面を空ける、という作業も
それなりに芸の要るところだなあと、この仕事をしながら思います。
(碁界の巨星が亡くなられた虚脱感は印刷後に味わいました。本当です)
ちょっとしんみりしてしまいました。
12月5日発売分(12日号)のラインナップです。
1、2面 張栩、王座戦を振り返る
3、4面 棋戦ワイド
5面 碁界ネットワーク・竜星戦
二十五世本因坊治勲の新コーナーが新春からスタート
2011国際新鋭対抗戦
M・レドモンド九段、「棋士の本棚」の碁縁で対談実現
羽根直樹碁聖に土川賞
7面 宮崎龍太郎六段の実況!市ヶ谷囲碁学校・新刊案内
8、9面 これぞプロ!・打ち初め式(東京・大阪・名古屋)
・山城宏九段のヨセワン
10、11面 国際アマペア碁選手権・小林千寿五段の欧州紀行
・兆乾初段のなんでもコーナー
13面 認定
15面 NHK杯・1分の詰碁
16面 ベスポジを探せ・碁の句春夏秋冬
17面 アマワイド
全国CATV選手権全国大会
新潟ジュニア大会
中国西安市・船橋市市民親善大会20回記念大会
法曹大会
調布市民大会
日本棋院へバスツアー
18面 アマの碁いちばん
20、19面 阿含・桐山杯日中決戦
★これぞプロ! 選評・石田章九段
1譜 楊嘉源九段(台湾)―王唯任五段(台湾)
2譜 三村智保九段(福岡県)―金沢真三段(神奈川県)
3譜 河野貴至八段(東京都)―富士田明彦三段(北海道)
4譜 高橋秀夫七段(東京都)―孫初段(神奈川県)
【後ほどの理由】 ※注※ 囲碁は関係ありません。
個人的なお話で恐縮です。
日曜日に自治会の餅つき大会がありまして。輪番制の役員を
拝命している都合、仕事も大事ですが、こういう地域のイベントも
大事なので、そこで餅つきならぬ力尽きていました。
〝力うどん〟とかお餅なのに……。非力ですね……。
慣れない杵を力いっぱい振り下ろしては臼のカドにぶつけて
「あーあ」。買ったばかりの杵にキズを付けた第一号となって
しまいました。
無知をさらすようですが、餅つきは〝搗く〟作業よりはその前の
〝ひく〟(杵の先でもち米をつぶし、搗いてもお米が飛ばないように
する)作業が大事だと教わりました。私がヒイた時は、お餅を
こねる部隊のお母様たちから「出来が悪い」と言われました。
杵に体重を乗せて、ぐいぐいとひくのですが……、
体重に過不足? はないんだけどなあ(--;
それにしても、失礼ながら、私の父と同じ世代の大先輩たちの
うまいこと。搗いた時には杵と臼がいい音を出すのです。
合いの手の方がこねるお餅が輝いていました。
来年は役員ではないので、朝起きれないかもしれませんが、
お餅食べたさに参加できたら、もう少しいい音が出せたらなあ、
と思いましたまる