週刊碁ブログ

編集・整理班が紙面にはできない小ネタを語ります。読んでも、たぶん強くはなりません。

碁笥を覗いてみると…

2009-06-27 16:50:06 | 雑務・つる(長野/水瓶座)
囲碁将棋チャンネルの「週刊囲碁パラダイス」に出ている佐野真氏。
私が棋院に入ったときは、横の席にいたんですよねぇ。
というわけで「佐野くん」と呼ぶ間柄なんです。

佐野くんが遠くのほうで「八頭身」「八頭身」と連呼しているから、
そんな素敵な男性が…?と勘違いしつつ(笑)、
「なになに~?」と首を突っ込んだら、
モデルのSHIHOさんのことでした。
SHIHOさんが司会を務めるトップランナー、張栩名人が出てくる回の収録に立ち会ったそうで。
放送は7月17日(金)24:10~ということです。お見逃しなく!


さて、話は変わって。
「週刊碁にくるまで、こんなの見たことなかった~」と、
この間誰かが言っていたので、その話を。

編集部の碁笥って、碁盤の横にきちんと二つあるんですけど…、
白黒混合なんです!
盤に夢中になって「黒が欲しいのに、白掴んじゃう」「黒がいいのに、また白だ~っ」って、
サクマドロップ状態になっている人もなく、
棋士もライターも編集者も、当然のように片方の碁笥からポンポン出して打ち、
終わったらザ~ッと碁笥にしまっています。
私たちの仕事の性質上、そのほうが便利なようなんです。

そんな話をしちゃうと「礼節が…」「総本山でそんな無礼を…」と、
お叱りを受けるかもしれませんけど
本院全館の中でも、混合状態なのは編集部界隈だけだと思いますので…

先日、NHKで再放送された藤沢秀行先生の番組で、
碁盤の周りにタオルを敷き、盤外に散らばる白黒の石を見ていたら、
『あっ、なにか似てるなぁ』と思ったしだいです。

証拠写真を添付しようと思ったら、
誰かがご丁寧に白黒を区別したようでした。
ちょっと残念!
コメント (2)
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あきたこまち

2009-06-23 17:03:00 | 編集・森本(東京・獅子座)
「編集って書くことが多く大変ですね」
よくいわれます。

読者の皆さんとの直接の交流は紙面の文章でということになりますが、編集の仕事はそれだけではありません。

写真を撮ったり、記事を掲載する段取りをしたりということももちろん。
どの記事を掲載するかということも考えます。

さて、先週掲載した記事のお話。
取り上げるまで、一年間、熟成させたものでした。

秋田県での学生普及プロジェクトの様子を伝えたものですが、
代表者とはじめてお会いしたのは、2年以上前の高校全国大会のことでした。
当時は、会場の担当だった私。
(こんなとき前の仕事が生きているなと思います)
優勝選手ということで、お話を少ししたことがありました。
そのときの週刊碁の記事は私が執筆。そのインタビューでした。

私は、週刊碁の編集になり、別の高校大会の取材をしたときに、プロジェクトの話を聞き、ぜひ紹介したいと思ったわけです。

詳しいことが知りたい方。
ホームページはこちらです。


コメント (1)
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にっくき小見出し

2009-06-15 04:44:29 | 整理・小瀬村(神奈川/蟹座/卒業生)
今週発売の本紙ですが、作業中は編集サイドはがらーんとして、整理だけが寂しく仕事をしてました。

小高は本因坊戦で函館、上田は富士通杯でソウル。若い森本も、市ヶ谷にいても取材のハシゴで離席ばかりでした。

なんか、マスコミっぽいですかね(他社を知りませんが)。

さて、毎度まいど難産の紙面ですが、小見出し(こみだし)というのをご紹介しましょう。

本文の途中にある、ちょいと大きな文字で自己主張なんかしている、あれです(画像の説明参照)。

秀行好局選ですが、以前ご紹介した新人Hくんに組んでもらいました。

ですが、「こう組んでみましたが、これがぶつかります」(Hくん)。これとは、小見出しです。では、こうやってみて、と別のレイアウトを指示しても、「また当たるんですが…」。

どうせ当たるなら、宝くじを、なんてダジャレはスルーして、前文(リード)の字詰めを変えたりあの手この手を駆使して、最後はHくんから仕事を預かり、私がやってました。降版10分前だということで許してね、Hくん。

もう少し早く手を着けていれば、ここまで難戦に陥らなくて済んだかもしれないのですが、直さないといけない「モグラ」は叩いても叩いてもあっちこっちと神出鬼没で…。

大イベントのない週でもじたばたしてますです…。

そういえば、来週は金曜対局ですね。楽しみ楽しみ…と開き直ってがんばります!
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永田町に行ってきました

2009-06-07 03:18:02 | 整理・小瀬村(神奈川/蟹座/卒業生)
例によって私の話が枕になります。
すいませんm(_ _)m

私は、大学の時、碁を覚えましたが、
学内に当該サークルが見当たらず、
さりとて自分で立ち上げるほどまだハマり込んでもいませんでした。

ネットも産声を上げるかどうかの時代、
打つ楽しみを満たせないまま、ハマったのは棋譜並べ。
さらに、大学や地元の図書館に通い詰めて新聞観戦記をコピーしまくりました。

棋院に勤め始めてから、少しその経験が生きてきました(そうでもないか)。


加藤正夫先生がまだまだお元気でいらした頃、
インターネット事業部から「楽しかった棋譜」を訊かれ、
藤沢朋斎先生との碁をあげていらっしゃいました。
が、この棋譜が棋院のデータベースになぜかないんです。

悪いことに、この碁は本因坊リーグの残留プレーオフで、
新聞観戦記もない(国会図書館で調べました)。
棋譜がないのはたぶんこのためでしょうか。
今となっては藪の中、とあきらめていたら…。


加藤先生が亡くなられて、
遺品を殿堂資料館でお借りして展示したときに、
見つけました。
先生直筆の棋譜。戦いにつぐ戦いの内容でした。

なんとも長~い枕ですね。

8日発売の本紙でも、資料の観戦記を探しに、
国会図書館のお世話になったというだけなんですが…。

さてさて、それはどの部分でしょうか?
それは本紙をご覧になってください!


追記。棋譜データ集という高~い値段のソフトが
むかし発売されていたのですが、それには上記の棋譜は出ていません。
〝初任給〟をはたいて購入していたので、当然調べています。
手書きのものを見つけた時は感動しました。
コメント (7)
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世界アマ、鋭意編集中!

2009-06-03 20:08:26 | 整理・小瀬村(神奈川/蟹座/卒業生)
今週発売分は世界アマの先行記事を掲載しております。

土曜日に決着という印刷の都合に合致しない日程でなければ
最後まで掲載するのですが、
これも仕方ありませんね。ははは(笑)

なぜ笑うか、ですって?
それはですねぇ、
作業がとってもとっても大変だからです。
本紙は日刊紙ではないので…

数年前、その決着が金曜日だったことがあります。
名古屋大会です。
これを土曜日印刷なのに紙面に突っ込む!
しかも本因坊戦七番勝負を次週に回してまで!

具体的な事情は書けませんが、
本紙はじめ、大会担当の海外室と事業部、
インターネット事業部の面々とは、
今でもとても語り草な大会でした。
今年と同じ中国・胡選手の優勝でしたね。

さて、その今年の記事は、
来週発売に向けて、
一週間の熟成を経た良きものにするべく鋭意作業を
進めております。

お楽しみに!
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