実況中継的に、ところどころお知らせしてみようと思います。
こちらです。
さて、続きです。
おゆみ野地域には、貝塚や古墳がたくさんあり、太古は泉谷中学校のあたりが船着き場だった、と以前に聞いたことがあります。
この時代は、たくさんの人がこの地に住んでいたらしい・・・とうことは、遺跡の多さから想像できます。
そこで、まずはおゆみ野の森の中にそのまま残してある古墳をながめながら、古代人のお話を聞きました。
それからいよいよ火起こしです。
まいぎりといって、ちょっと工夫した道具を使います。
比較的火が起こりやすいといわれていますが、どうしてどうして・・・。
結局子どもたちは、試食時以外は最後まで火起こしに夢中でした。
ご飯は、黒米を使用。
白米に混ぜて炊きます。
一番大きな土器を使いました。
この土器は、古墳時代の形を模して再現したものです。
木製のふたは、「多分あっただろう・・・」という想像のもとに作られたもの。
これらは、縄文時代の模倣です。
あさりのスープの味付けは、海水を煮たてた塩です。
甘みと苦みを含んだ複雑な味です。
ご飯にもこの塩をパラパラっとかけます。
塩は、長い間貴重なおかずだったようです。
味付けは塩のみですが、ミネラルたっぷりの深い味わいです。
燃料は森の枯れ枝と枯れ葉を集めて。
とてもシンプルですが、時間をたっぷりかけた、実に贅沢な生活空間です。
現代社会であくせくすることはないな・・・と思える空間です。
子どもたちはどんなことを感じたのか、今度聞いてみたいと思います。
ところで、起こすのが大変だった火ですが、古代の人たちは毎回毎回火を起こしていたわけではないそうです。
熾き火として消さないように維持していたのだそうです。
水や火の確保と管理は、重要な仕事だったようです。
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