福谷章子のまちづくり

さまざまな役割を持ちながら暮らす中で、日々出会い触れ合う人々、街、文化、自然、出来事についてつづります。

まるごとおゆみ野のこと

2018年01月21日 | 地域運営と市民自治


おゆみ野というまちに住んで28年。今では人口5万人弱のまちとなりました。
小学校保護者会の役員に始まり、ずーっと地域と関わり続けました。
我が子のためだった活動が、地域の子どもたちを思い親を思い、我が子たちがすっかりいなくなった今ではおじいちゃんやおばあちゃんと関わることも多くなりました。

私のまちづくりの原点は、どんな子どもたちも豊かな体験をしながら育ってほしい、というものでした。
つまり、家庭や学校だけではなく子どもたちが地域の中に参加できる場を創っていきたい。

そんな思いに突き動かされ続け、春の「さくらさくさくウォークラリー」、6月の「ほたるの道しるべ」、秋の地域の文化祭としての「こみこん祭り(今のおゆみ野文化祭)」、冬の「おゆみ野四季の道駅伝大会」などの立ち上げに関わってきました。

そして、数多くの団体も生まれました。
どの団体も、地域のために真摯に活動をしています。

活動が豊かになった今は、必要な情報をどのようにして地域内に行き渡らせるか、ということが課題としてあがっています。
地域内のいくつかの会議に関わっていますが、必ずどの会議でもその話題になります。
「情報がと届いていない。どうやって知らせようか。他団体の状況がわからない。」

情報の世界は、マス・コミュニケーションと言われるように、グローバル化し他人事としか思えないような遠いものであったり、無責任に噂をしても我がことには関係ないような、それが「情報」として認識されている状況を危惧しています。

グローバルな情報ももちろん大切ですが、地域活動にはもっと身近な体温のある情報が必要です。
見知らぬ誰かが発信する他人事ではなく、活動主体による情報提供は出来ないものだろうか。
狭い地域の情報発信では「地域ナショナリズム」に陥ってしまうかもしれませんが、それは点と点を結ぶような情報連携に発展させることで防げると考えます。

そんな思いから、おゆみ野の情報発信拠点を作成するお手伝いを始めました。
ようやく、枠組みが出来ました。
「まるごとおゆみ野」というサイトです。

次のステップは、参加型で内容を膨らませていくことです。
それは、来年の取り組みになるでしょう。

そして私の、おゆみ野という地域全体への貢献は、これを最後にしようと考えています。


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