千葉市役所の西側の道路ですが、自転車が走行できるスペースを確保し、水色に塗られてわかりやすくなっています。
ところが、交差点直前で歩道に合流していて、せっかくの車道に整備したものが、ナンダコリャ?
という感じです。
折しも、歩道での事故に対する自転車の加害責任が強く問われる判決も出ており、自転車は車両であるという認識を醸成することと、車道走行がきちんとできるような技術を身につけていくことも大切だと感じています。
その上で、車道への走行空間確保を目指していくべきではないでしょうか。
さて、そんな背景のもと、千葉市ではいよいよ市民ボランティアと共に走行環境調査を実施することとなり、土曜日にその説明会がありました。
結果は最終的にマップになる予定です。
集まったボランティアは15名募集のところ19名。
9月から12月頃までの週末を利用して、自転車対策課の職員と市民ボランティとが調査チームを結成して、実地見分をするための説明会です。
一方、緑区おゆみ野では、自転車共生会議(チャリ会)のメンバーによる調査活動が先行して行われており、今日の午前中も10㎞ほど走ってみました。
また、時間を見つけては調査をし、ブログで報告をしているメンバーもいます。
【あずきさんの みどりのさんぽみち】
http://blogs.yahoo.co.jp/eng3510/26533775.html
これら一つ一つの調査結果が、どのような成果となるか楽しみです。
ところで、今日の調査は、片側二車線の都市計画道路である塩田町誉田町線を走行してみました。
もちろん、歩道ではなく車道です。
スピードを出して走る車との並走、高速道路のように側道に出入りする車との交差時など緊張しますが、ドライバー側もちゃんと自転車を意識して避けていきます。
今日のところは幅寄せをするような意地悪な車はなくて、まずはよしよし!です。
ところどころで立ちどまり、道路の状況や車の様子、走った時の感覚について話し合い、調査票に記入します。
感想が異なるところについては、ちょっと話し合ってみます。
適宜、代表が走り方などについてアドバイスをしてくれるので、それも参考になります。
いくつかの異なった構造の道を走っていますが、自転車にとって走りにくいパターンが抽出されてくるような気がします。
参加した自転車ですが、今日は、ママチャリ、ロード、小径のミニベロ、電動アシストです。
いろいろな自転車による感想が集まるのも、市民調査ならではかもしれません。
引き続き、さまざまな道を走ってみたいと思います。
色分け、コレは絶妙なアイデアですね! 車道完備+横断歩道もベストかと。
ただ、願わくば現行において自動車ギリギリに道はおもいきって“自転車走行禁止(or 降りて徐行)”の標識でもって通行不可(自転車のみ)にしたり、自転車用レーンは各自・一方通行にしたり、現時点で多数の横断歩道用・自転車ゾーンを両側(もしくは片側ながら二車線にしたり)に設置したり課題が増えますね。
一番良いのが車道の拡張工事と並行して自転車レーンを併設する事ですが予算的にどの自治体でも無理がある、と痛感しました。
道路ばかりに予算を割いて福祉や他の公務が疎かになっては意味がありませんし。
千葉市は全国のモデルケースとして期待しております。多々問題が生じるでしょうが早急かつ模範となるべき前例の定着を心から応援しております。(日本は“前例ありき”の風潮重視民性なので)
私が良く知っているのは国道14号の稲毛の前後ですが、この区間は本当に酷いです。
ここは多少広めの歩道の車道側半分が自転車レーンとして青く塗られています。
しかし・・幹線国道らしく太い道路案内板の柱、街灯、道路標識、変圧器の箱(電線地中区間です)等々が青い自転車レーンの多くを塞ぎまくっているのです。
青く塗るにしたって、現況を考慮して少しは工夫すればいいでしょうに、そんな意志は全く感じられません。
「ただ歩道の車道側の半分を青く塗ってみました」というだけです。市から仕事を受注した施工者がやっつけで塗ったのでしょうか。
責任のある立場の市の職員さんなり議員さんなりは誰も見咎めなかったのでしょうか。
美浜区と稲毛区の区境なので、議員さんもあまり関心がないのでしょうか。
一度ご覧になってみればわかりますが、本当に大笑いな状況ですよ。
そんなわけで道路構造を設計する時点で自転車の走行を想定していない所では、あまり意味のない試み、のような気がします。
最低限、標識柱や電柱の共用や位置決定(現状では現場の裁量に任されている部分が多い?)、路上変圧器の場所の設定の管理くらいはすべきではないでしょうか。
一方で、誉田駅前の大網街道の、歩道代わりになっている路側帯を赤く塗った試みには最大級の賛辞を送りたいです。
あのおかげで本当に安心して歩けるようになりましたし、車で通る時も気を付けるようになりました。
路側帯で仕切られた歩道を赤く塗るのは予算の無駄だと感じていますが、歩道のない場所にはもっと普及させるべきだと思います。
コメントありがとうございます。
車道の路側帯を色塗りする方法が、実現可能性が高いのではないかな・・・と感じているところです。
しかし、道路によってはそれも難しい部分は確かにありますね。
運用面の工夫を併用するなど、知恵の絞りどころでしょうか。
国道14号の稲毛前後については認識不足でした。
早速見てみなくちゃ。
誉田駅前は、ご指摘の通り歩行者にも自転車にも通行しやすくなりましたね。
拡幅できない場合の工夫策として、良い事例だと私も思います。