千葉市で初めて開催された自転車マナーアップフェスタ。
自転車施策についてアレコレ言い立ててきた者としては、もちろん応援しなければ!ということでのぞいてみました。
http://www.city.chiba.jp/shimin/shimin/service/jitensya_mana-up.html
場所は花見川交通公園です。
ここは、千葉市内唯一の交通公園で花見川沿いにあり、サイクリングロードが脇を走っています。
公園内には踏み切りや横断歩道もあり、自転車をレンタルできるので、遊びながら交通ルールを学ぶのに適した場所です。
立派な管理棟もあり、使いようによっては千葉市の自転車情報発信拠点となりうる施設です。
ここで、自転車マナーアップフェスタのようなイベント的啓発事業が、これまで行われてこなかったことが不思議なのかもしれません。
今回のような取り組みを今後どのように発展させていくか、知恵の絞りどころだと思います。
さて、本日のプログラムは、伝統的なオープニングで始まりました。
オープニングは市長のあいさつに始まり、千葉県トラック協会から寄贈された15台の新品自転車の贈呈とお披露目で幕を閉じました。
カラフルでかわいい子ども用自転車が中心で、嬉しい贈り物で、オープニングの古めかしい雰囲気が少しリフレッシュされた気がします。
今日参加した子どもたちは、早速初乗りを楽しんでいました。
公園内で終日行われていたイベントは、自転車無料点検とシュミレーターによる自転車の走行体験です。
シュミレーターは、私もチャレンジしたかったのですが、子どもたちが待っていたので遠慮しました。
幼い子どもでも体験することができます。
おそるおそるペダルを漕ぎ始め、間もなく慣れていきますが、ブレーキのタイミングや左右確認の必要性などが学べます。
ドキドキしたのは、3時から始まったスケアード・ストレイトです。
スケアード・ストレイトとは、スタントマンによる交通事故の実演です。
衝撃的な状況を見て、予知能力を高め、
身を守るための意識啓発を目指している(と思われる)ものです。
いわゆるショック療法ですが、ここで学んだ危険が、具体的なルールの必要性へとしっかり結びつくことが大切だと考えます。
その手法に、もう一工夫必要だと感じました。
公園内を自転車走行する実技指導もあり、座学と連動していました。
自転車の安全5原則(車道走行原則・左側走行原則・歩行者優先原則・ルール遵守・子どもはヘルメット原則)を中心に講義を受けました。
講義は教え込み形式でしたが、参加者同士が話し合って考えることができるような形式にした方が身に着くような気がします。
自転車マナーアップフェスタに参加して、今後の自転車安全教育のあり方、自転車利用促進案、自転車の楽しみ方、自転車好きを増やして繋げる方法、自転車施策への市民参画・・・と、いろいろ思いつきました。
花見川交通公園使いこなし戦略を、まずは市民参加でたててみるのが良いのではないかと考えます。
これまでの自転車施策に関する言及
http://fukutani.blog.ocn.ne.jp/blog/cat6886086/
以前、住んでいた街では、自転車のまちということで、市がいろんな取り組みをしていましたよ。千葉市でも、駐輪場対策や自転車道の整備だけでなく、「自転車」をうまく活用したまちづくりを進めてほしいです。
可能性がたくさんありますよ!健康にもいいし、環境にもいいし。
市が一体感をもって進めてほしいなあ・・・・いまの市長さんは自転車の街を売りにしているんですよね??
自転車利用促進案、自転車の楽しみ方、自転車好きを増やして繋げる方法、自転車施策への市民参画、アイデアをぜひ市政にも働きかけてください!
自転車施策は比較的新しい取り組みで、今後さらに重要になると思っています。
千葉市は、駐輪場整備と放置自転車対策という第一段階を終え、現在、走行環境整備という第二段階まっしぐらです。
オリーブさんご指摘の「自転車利用促進案、自転車の楽しみ方、自転車好きを増やして繋げる方法、自転車施策への市民参画」は、自転車施策の本丸であり、全庁一体となって取り組まなければならない施策だと私も考えていますが、市としての検討も始めています。
自転車のまちづくりに向けて一体的な取り組みへと、さらに働きかけていきますね。