場所はおゆみ野の森。
おゆみ野の森を育てる会の皆さんとのコラボレーションです。
まずは、森のお掃除、ゴミ拾いです。
実はここおゆみ野の森の中にも、タバコの吸い殻とか、お弁当のパッケージとか、空き缶やペットボトルなどが落ちています。
森の中で自然に生まれたとは思えないものです。
これらの物は、いつまでたっても大地に還ることは無いので、拾い集めて処理しなければなりません。
1人1人が拾える量はささやかですが、みんなで一斉に行うと、森もきれいになります。
ゴミ拾いを終えたら、次は落ち葉掻きです。
落ち葉はそのままにしておけば腐葉土となりますが、一方では、落ち葉の上に落ちた実は土に届かず発芽できないので、きれいに掻いておいた方が良い場合もあるのだそうです。
どちらにしても、おゆみ野の森の落ち葉は集めても集めても、次から次へと空から降ってきます。
自然が吸収するには多すぎるほどあります。
そこで、人間生活にもこれを資源として活用しよう・・・ということで、焼き芋大会です。
焚火=ダイオキシン、という議論は最近ではちょっと下火になりましたが、それでも、「燃やしていいの?」という問いに、しばしば遭遇します。
人間生活環境中心主義と自然環境中心主義とのせめぎ合いです。
さて、焼き芋をするには、まず大きな穴を掘り、そこで火を焚きます。
その日が熾き火になったところで、濡れた新聞紙とアルミホイルとで包んだサツマイモを並べます。
その上にどっさりと落ち葉を置いて、蒸し焼き状態・・・。
あとはじっくり待つばかりです。
その間にもせっせと落ち葉を集めたり、煙を避けて逃げ回ったり、ドングリを拾ったり、ロープにぶら下がったり。
昨今では、焚火の風景も無くなり、公園で火を使うことも許されませんが、こんなに長閑(のどか)で温かく美味しい時間を、大人と子どもがゆったり共有できるのは、幸せなことですね。
こういう場を愛する大人が増えれば、子どもたちはきっと幸せになるよね。
追記(12月2日)
おいもを取り出した後は、水をしっかりかけ、その上を土で覆いました。
そして帰り際には落ち葉を敷き詰めると、すっかり元通り。
焼き芋をどこでしたかもわからない状態になりました。
これを見て、誰かが呟きました。
「これなら、落とし穴も上手に作れるよね~!」
さあ、このつぶやきは、大人でしょうか子どもでしょうか?
そんなワクワクを心に秘めて、おゆみ野の森を後にしました。
ところで、焚火の痕に、土をかぶせて元に戻されるところまでをお知らせされたほうがいいような気がしましたので…
痕を残したままですと不安もありますが、最後まで処理されたことがわかれば責任を持って帰られたんだという気持ちもわきます。
グー!なご指摘、ありがとうございました。
お片付けが、これまた楽しかったのでした。
早速、追記しました。