LOHASな日々@湘南

日々の暮らしの中にあるLOHASのヒントやちょっと素敵なことを徒然なるままに綴っていきます

そっか、受精じゃないんだ!

2008-09-01 07:58:01 | 子育て


胎内記憶の調査で有名な池川明先生。その存在はもちろん知っていたけれど、遠いと思っていたので、Aさんにアドバイスされるまで自分が行くことは考えもつきませんでした。

どうしても、手術したくない。手術をせず、子宮内のものが自然に排出されるのを待ってみたい。
強く強く思っていたら、金曜日の夜に激痛と共におびただしい量の出、土曜の朝、相方に池川クリニックに連れて行ってもらいました。いま思えば母の願いをおなかの中の子が聞いてくれたとしか思えません。木曜に出血していたら、翌日相方に連れて行ってもらうことはできませんでした。外出から戻って自宅についたとたんの激痛というタイミングも奇跡的。大量出血にオロオロしていたら、流産のことを知っている数少ない友人のMMさんがお見舞いの品を届けに来てくれ、そのタイミングも奇跡的。
母思いのこの子の強い意思を感じました。

池川クリニックでは、当たり前ですが先生もお医者さまなので手術自体は別に悪いとは思っていないようでした。私自身ももし次の子に影響があるなら、手術を拒否するのは母のエゴだと思っていたので必要ならば受けるつもりでした。ただ、「本当に必要なのかどうか」が知りたかった。
調べてもらったところ、昨晩の出血で赤ちゃんは出てきているとのこと。ただ、カスがかなり付着してるので普通の病院だったら、まあ即効手術ですが、様子を見てみてもいいでしょう、と。
しかし、衝撃的でした。だって、先生の一言目は、

“もう赤ちゃんからメッセージは受け取った?”

だったんですもの。先生いわく、夢や上の子を通して赤ちゃんはメッセージをくれるものなんだそうです。

“いまは頭の上あたり、お母さんのまわりでふわふわしてるからね。できるだけ話しかけてあげてね。49日になったらお空に帰っちゃうから、それまではいっぱい話しかけてあげてね”

悲しかったのに、気付いたら心がぽわ~っと温かくなっていたのです。スピリチュアルなことは苦手な私だったのに、これだけは素直にそのとおりなんだと受け入れていました。

そうか、これだったのか、私が前の病院で感じてた違和感は。
医学的には心音が確認される前はまだ妊娠ではなく、単なる受精。前の先生の説明はあくまでも受精としてで、そこに“いのち”がなかったのです。池川クリニックで、たとえ12週でも“赤ちゃん”という言葉を言ってもらって、命と認めてもらえたのがとても嬉しかった。釈然としなかった気持ちがすーっと消えたのです。

そして、きわめつけは帰り際の助産師さんの言葉。腹痛のことを聞かれ、出血後は痛くないと答えたらニッコリしてこう言われたんです。

“そう、安産だったのね”

目からウロコでした。流産も立派な出産だったんです。そういえば、あれは陣痛だった。大量出血があったときの、身体の中が熱く熱くなり、まるで火山が噴火するかのようにドッと熱いものが流れ出たあの感覚・・・あれはまぎれもなく出産だったんだ!
それは、感動的な発見でした。ひとつ後悔したのは、無知だったため胎児をそのまま流してしまったこと。例え2ミリでもタツノオトシゴちゃんのような赤ちゃんが見えるそうで、お庭に埋めたりできたそうです。

全ての人にとって自然排出を待つのがいいと言いたいわけではありません。手術があるがゆえに、次の子に影響が及ばず母子のためになることもあります。ただ、こういう選択肢もあるということを知ってほしくて書きました。
上の子のときもそうだったけれど、私は妊娠中に胎児とのつながりをなかなか実感できないタイプ。なので、手術を受けていたら小さな命の声や意志に気付かずに「なかったこと」としていたかも、と思うのです。

すみません、もうちょい続くのよん