こんな小屋が、町の港にあって、
夕凪の時間に
お年寄りたちが集って、
刺身を食べたり、
ビールを飲んだり、
将棋で真剣やったり、
子供たちに昔話を伝えたり、
若い奴が教えを請うたり・・・・
そんな空間が、この町にあったら、
町の病状も少しは改善されて
血行が良くなると思うんだ。
でも、こういう空間は、
行政が作るもんじゃないな。
変な人間が、
おもしろがって、汗を流して作るもんだ。
海苔船を改造した 宴会船 に集まって
刺身、焼魚、煮魚に舌つづみを打っていた
直島のやんちゃ衆たちみたいに・・・・
だけどきっと、
港湾施設を占有しちゃダメって、
貼り紙されちゃったりして、
最後に撤去されるんだろうな。
う～ん。
心のかよう町にするには、
どうすりゃいいんだろうな？
やっぱり、
変な人間が勝手に作っちゃうしかないな。
人生は短いし、
ためらってる場合じゃねえよな。
だから、俺は空間を作るよ！
怒られても、
貼り紙されても、
撤去されても、
また作るよ。
台風で飛ばされたって、
また作るよ。
次は、
こんなカッコイイの作りたいし・・・・
昔の人がそうしたように、
俺は、本当に作るよ！
