言葉の発音を文字にすると、
固定概念にとらわれやすい。
たとえば、
日本語で「ドイツ」の実際は「ディエーツェ」である。
今では
「クリスチャン」を「キリシタン」と呼ぶ人もいない。
「イングランド」を「エゲレス」と呼ぶ人もいない。
反対に「ニッポン」という発音は、
外国で「ジャパン」「ヤーパン」「ジパング」だったりする。
また、「邪馬台国」についても
「ヤマタイコク」なんて読むから混乱が起きる。
実は、「ヤメテーコク」かもしれない。
だから、
歴史を推理する上で
文字や表記(漢字)にとらわれると
全体像を見失った論説になったりするので、
私は、
ツェーツェー弁で歴史を捉えることにしている。
ツェーツェー弁歴史観である。
ツェーツェー弁とは、
「た行」と「さ行」を
「ツァ行」に変換すれば簡単に出来上がる。
た ち つ て と
さ し す せ そ
ツァ ツィ ツゥ ツェ ツォ
たとえば、魏志倭人伝に記された
伊都国(イトコク)を例にあげて、
時系列に並べると・・・・
伊都国 (魏志倭人伝)
↓
伊斗村 (古事記)
↓
伊都県主 (日本書紀)
↓
怡土郡 (倭名抄)
↓
絲州大主 (海東諸国記)
↓
糸島
となるが、
伊都国の伊都をツェーツェー弁で発音すると、
伊都
↓
イト
↓
イトゥ
↓
イツァ → 伊佐 諫
イツィ → 壱岐
イツゥ → 伊豆 出雲
イツェ → 伊勢
イツォ → 伊東
記紀に登場する国生みの
伊邪那美と伊邪那岐は・・・・
伊邪那美 伊邪那岐
↓ ↓
イザ ナミ イザ ナギ
↓ ↓
イヅァ ナミ イヅァ ナギ
↓ ↓
イツァ ナミ イツァ ナギ
イツィ ナミ イツィ ナギ
イツゥ ナミ イツゥ ナギ
イツェ ナミ イツェ ナギ
イツォ ナミ イツォ ナギ
↓ ↓
伊都 + 波 伊都 + 凪
伊都+波 とは、
糸島半島の外海=玄界灘か?
伊都+凪 とは、
糸島半島の内海=糸島水道 か?
だとすれば、
イザナミ(伊都+波)が
死んだ原因は暴風雨だろうか?
イザナギ(伊都+凪)が禊をした
筑紫の日向の橘の小戸(福岡市西区小戸)
と糸島水道とは場所的にも符合する。
また、密かに、
伊都国の伊都(イト)の語源は、
伊豆能売神(イヅノメノカミ)ではないかと思う。
伊豆能売神とは、
黄泉国から逃げ帰ったイザナギが、
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原で
禊ぎをした時に産まれた神で、
世の中の禍(わざわい)を直すために
神と交信する巫女のような存在である。
伊豆=イヅ → イツゥ とは、
斎宮 イツゥ キノミヤ
厳島 イツゥ クシマ
厳原 イツゥ ハラ
出雲 イツゥ モ
伊東 イツゥ ウ
・・・・
斎(イツゥキ)とは、
「神に仕える」という意味。
厳島(イツゥクシマ)=伊都岐島(イツゥクシマ)も、
イツゥキマツル島=神に仕える島。
市杵島姫命(イツゥキシマヒメノミコト)も、
日出(ヒ イヅゥル)国も語源的には気になってくる。
ちょっと待てよ!
厳しい(イツクシイ)、美しい(ウツクシイ)
という言葉も気になってくる。
イツクシイ ウツクシイ の ツクシ?!
ツクシ=筑紫 ???
筑紫国とは、美しい国、厳しい国??
神に仕える国=筑紫国?
筑紫の日向の橘の小戸の・・・・
伊都と筑紫は同じ語源なのだろうか?
・・・・みたいなことを考えながら、
ヒマコ相手にツェーツェー弁をしゃべってると、
「アナツァ ノ ヌァマエ ハ
ナン ヅェツゥツァ?」
「ワツァツィ ノ ヌァマエ ハ
ナン ヅェツゥツァ?」
「コンヤ ノ オカツゥ ハ
ナン ヅェツゥツァ?」
「ブツァニク ヲ イツァメツェ
ナツゥビ ヲ ツァキアワツェ マス!」
「アア ツォウデツゥツァ。
ツォレハ ツァイヘン オイツィツォウ!」
すると、
頭の中は イツゥ の疑問でいっぱいになり・・・・
何時頃 の イツゥ
何処 の イヅゥ
人斬り以蔵 の イヅゥオウ
五木ひろし の イツゥ
京都いづう の イヅゥ
どいつもこいつも の イツゥ
あいつとララバイ の イツゥ
ファイトいっぱつ の イツゥ
胃痛 の イツゥ
どうやら、
今夜も眠れそうになく、
イヅェ イヅェ イツォ イミヅィウ メヅェツァツィヤ
いで いで いと いみじう めでたしや !
(いやもう 非常に すばらしく めでたいことだ!)