旅に出る度に思うこと。
夜になると家々の灯りを見ながら走る。
灯りは後ろへ後ろへと流れていく。
その灯りひとつひとつの下には暮らしがある。
私は通り過ぎていくだけの旅人。
灯りの下には平凡で退屈な暮らし。
当たり前だけどそれぞれに生活があり、暮らしがある。
旅先ではたくさんの人に出会い、
話に付き合ってくれたり、
親切にしていただいたり。
名前も住所も交わさなかったけれど、
もう二度と出会うことはないだろう人達。
この旅は三千キロあまり、七日間の旅でした。
この間、車中で聴いていたのはサイモン&ガーファンクル。
何度も何度も繰り返し繰り返し。
道中、火山が多くいたるところ硫黄に匂いと、
とくに青森では、ヒバの香りがしていた。
そして海沿いに走るルートをとったため、
風が強く、髪の毛はいつも爆発していた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/a3/f8b5fefc241a7ab732e1ec7149562ec7.jpg)
八甲田山のフキノトウ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/96/4ca1dc2d12bce0a5aeb85102d8cd1d9e.jpg)
高野崎のタンポポ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/87/b60ecd793eb7254d38ea501775aaf1e8.jpg)
八郎潟の菜の花畑
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/89/36c083076306e483b2a8a99ff32808c3.jpg)
金浦、飛の崩れの野花
夜になると家々の灯りを見ながら走る。
灯りは後ろへ後ろへと流れていく。
その灯りひとつひとつの下には暮らしがある。
私は通り過ぎていくだけの旅人。
灯りの下には平凡で退屈な暮らし。
当たり前だけどそれぞれに生活があり、暮らしがある。
旅先ではたくさんの人に出会い、
話に付き合ってくれたり、
親切にしていただいたり。
名前も住所も交わさなかったけれど、
もう二度と出会うことはないだろう人達。
この旅は三千キロあまり、七日間の旅でした。
この間、車中で聴いていたのはサイモン&ガーファンクル。
何度も何度も繰り返し繰り返し。
道中、火山が多くいたるところ硫黄に匂いと、
とくに青森では、ヒバの香りがしていた。
そして海沿いに走るルートをとったため、
風が強く、髪の毛はいつも爆発していた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/a3/f8b5fefc241a7ab732e1ec7149562ec7.jpg)
八甲田山のフキノトウ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/96/4ca1dc2d12bce0a5aeb85102d8cd1d9e.jpg)
高野崎のタンポポ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/87/b60ecd793eb7254d38ea501775aaf1e8.jpg)
八郎潟の菜の花畑
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/89/36c083076306e483b2a8a99ff32808c3.jpg)
金浦、飛の崩れの野花
夜半、寝袋にくるまって寝ていたら、
いきなり後ろからヘッドライトに照らされた。
毎晩、ドアはロックして寝てはいるが、
ぼんやりした頭の片隅で緊張する。
ライトはゆっくりゆっくり近付いてくる。
私の車の真後ろから。
ついに暴走族か何か良からぬ者が現れたかと思いつつ寝袋からはまだ出ない。
携帯電話は手の届くところにあり、
キーも挿してあるのでとりあえずは車は出せる。
近付いてきた車は直後で止まり、
ドアが開いて人が降りてきた。
まだ何も起きていないので狸寝入りを決めこんでいると、
窓をノックされる。
懐中電灯で照らされる。
これはヤバイことになった思いつつ外の人の顔を見ると、
笑っている。
街の若い駐在さんだった。
パトロ-ルの途中、他県ナンバーナンバーを発見したからとのこと。
少し話をして、規則だからと免許証を見せる。
この辺には暴走族は出ないからと、笑って帰っていった。
駐在さんが帰ってしばらく眠れず、ぼんやりと夜の海を眺める。
旅に出たときにはなかった月が、
半月になって海に落ちていくのをぼんやり眺めた。
明け方また車がやってきた。
四時半。
今度は釣りの人で数人がテトラポットで糸を垂れていた。
五時半まで車でぼんやりしながら今日はどうしようかと考える。
予定では鳥海山に車で登り山形県側へ下り、
酒田で土門拳記念館や、月山を見てまわりもう一泊して帰る。
そのつもりだったが、
実は前日からなまはげ館で観たビデオの、
子供たちの泣き顔が頭にちらついて、
自分の子供たちに会いたくなっていた。
コーンフレークを食べ八時出発。
鳥海山は登っておいでと言ってくれてる気がするが、
無視をして7号線を下る。
酒田には九時。
土門さんの記念館の開館までまだ一時間。
そのままバイパスを下る。
庄内平野に入ると正面に月山、後ろに鳥海山。
三川の道の駅で最後の東北土産と写真を撮る。
そのまま南下を続け温海温泉のガソリンスタンドで給油。
スタンドの人に正面の島を尋ねると、
粟島と教えてくれた。
空気が澄んでいると粟島の向こうに佐渡島が見えるという。
晴れ渡っているが霞んで佐渡は見えない。
この後ひたすら新潟まで海沿いに南下していくが、
結局、芭蕉さんの見た佐渡を望むことは出来なかった。
新潟から高速に乗り、
中央道を経由して六時、家に着いた。
期待に反して家族は買い物に出掛けていて、
家には誰も居なかった。
一人、最後のシャッターを切る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/22/cf28830f3c4800b3c3df42b34c67b77a.jpg)
三川からの月山
いきなり後ろからヘッドライトに照らされた。
毎晩、ドアはロックして寝てはいるが、
ぼんやりした頭の片隅で緊張する。
ライトはゆっくりゆっくり近付いてくる。
私の車の真後ろから。
ついに暴走族か何か良からぬ者が現れたかと思いつつ寝袋からはまだ出ない。
携帯電話は手の届くところにあり、
キーも挿してあるのでとりあえずは車は出せる。
近付いてきた車は直後で止まり、
ドアが開いて人が降りてきた。
まだ何も起きていないので狸寝入りを決めこんでいると、
窓をノックされる。
懐中電灯で照らされる。
これはヤバイことになった思いつつ外の人の顔を見ると、
笑っている。
街の若い駐在さんだった。
パトロ-ルの途中、他県ナンバーナンバーを発見したからとのこと。
少し話をして、規則だからと免許証を見せる。
この辺には暴走族は出ないからと、笑って帰っていった。
駐在さんが帰ってしばらく眠れず、ぼんやりと夜の海を眺める。
旅に出たときにはなかった月が、
半月になって海に落ちていくのをぼんやり眺めた。
明け方また車がやってきた。
四時半。
今度は釣りの人で数人がテトラポットで糸を垂れていた。
五時半まで車でぼんやりしながら今日はどうしようかと考える。
予定では鳥海山に車で登り山形県側へ下り、
酒田で土門拳記念館や、月山を見てまわりもう一泊して帰る。
そのつもりだったが、
実は前日からなまはげ館で観たビデオの、
子供たちの泣き顔が頭にちらついて、
自分の子供たちに会いたくなっていた。
コーンフレークを食べ八時出発。
鳥海山は登っておいでと言ってくれてる気がするが、
無視をして7号線を下る。
酒田には九時。
土門さんの記念館の開館までまだ一時間。
そのままバイパスを下る。
庄内平野に入ると正面に月山、後ろに鳥海山。
三川の道の駅で最後の東北土産と写真を撮る。
そのまま南下を続け温海温泉のガソリンスタンドで給油。
スタンドの人に正面の島を尋ねると、
粟島と教えてくれた。
空気が澄んでいると粟島の向こうに佐渡島が見えるという。
晴れ渡っているが霞んで佐渡は見えない。
この後ひたすら新潟まで海沿いに南下していくが、
結局、芭蕉さんの見た佐渡を望むことは出来なかった。
新潟から高速に乗り、
中央道を経由して六時、家に着いた。
期待に反して家族は買い物に出掛けていて、
家には誰も居なかった。
一人、最後のシャッターを切る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/22/cf28830f3c4800b3c3df42b34c67b77a.jpg)
三川からの月山
夕べの晩ご飯はフライにした。
正確にはピカタって言うのか、
パン粉をつけてフライパンで焼くやつ。
鳥のささ身にパン粉をつけて焼いてみたら、
えらい勢いで油は吸うわ、時間はかかるわで、
急遽、油を増量して普通の揚げるタイプのにした。
これで時間がかからんワイ、とほくそ笑むのもつかの間、
イカを投入したら、どえらい勢いでハネ始めたではないか!
エライこっちゃとハネる油と格闘し、
簡単に負けて、腰が引けたままスゴスゴと退散。
刺身で食べられるイカにしたから、
さっさと適当に揚げておしまい。
確かにオリーブオイルで焼いたささ身も、
イカリングもかぼちゃもおいしかったが、
二度と揚げ物はやらないと固く心に誓った。
揚げ終わった後のそこらじゅうは油が飛び散り、
収拾が付かない状態。
しかもリスクが大き過ぎる。
要するにコストパフォーマンスが悪すぎる。
揚げ物はプロに任せて買うに限る。
今のところ、リベンジの予定なし。
おまけに食べ過ぎて、モタレている。
大騒動してたから、もちろん写真はないのだ。
悔しいから何か食べ直しがしたいっ!!
正確にはピカタって言うのか、
パン粉をつけてフライパンで焼くやつ。
鳥のささ身にパン粉をつけて焼いてみたら、
えらい勢いで油は吸うわ、時間はかかるわで、
急遽、油を増量して普通の揚げるタイプのにした。
これで時間がかからんワイ、とほくそ笑むのもつかの間、
イカを投入したら、どえらい勢いでハネ始めたではないか!
エライこっちゃとハネる油と格闘し、
簡単に負けて、腰が引けたままスゴスゴと退散。
刺身で食べられるイカにしたから、
さっさと適当に揚げておしまい。
確かにオリーブオイルで焼いたささ身も、
イカリングもかぼちゃもおいしかったが、
二度と揚げ物はやらないと固く心に誓った。
揚げ終わった後のそこらじゅうは油が飛び散り、
収拾が付かない状態。
しかもリスクが大き過ぎる。
要するにコストパフォーマンスが悪すぎる。
揚げ物はプロに任せて買うに限る。
今のところ、リベンジの予定なし。
おまけに食べ過ぎて、モタレている。
大騒動してたから、もちろん写真はないのだ。
悔しいから何か食べ直しがしたいっ!!
![](/usr/hassaku/%E3%83%95%E3%82%B8%E3%83%91%E3%83%B3%E6%9C%AC%E4%BB%95%E8%BE%BC%EF%BC%98%E6%9E%9A%E5%88%87%E3%82%8A.jpg)
食パンは8枚切りと決めている。
これをキツネ色にトーストして、
マーガリンをぬってシンプルに食べる。
これが最近のうちの定番リクエストです。
私はこれにレーズンを乗せたり、
メイプルシロップを少しかけたりしています。