風に吹かれて

そして雨音を聴きながら・・・
昨日を悔やみ明日を思い悩むより、今日一日、心を込めて。

ビートルズの普遍性

2013-11-15 20:52:46 | Weblog
ビートルズに出会い、37年になります。
他のバンドや他のジャンルも聴きますが、
ビートルズを聴き続けています。
飽きたことがないです。
このことを、ずっと不思議に思っていました。
そしていつの頃からか、
ビートルズには普遍性があると思うようになりました。
ただ、理由は分かりません。
でも、何かがあると感じるようになりました。

今年の夏のこと、稲沢ロックフェスに一人で出ることが決まりました。
何を歌おうか?かなり考え悩みました(幸せな悩みです)。
歌詞にビートルズのメッセージが色濃く表れている曲を、と思い選曲しました。
そして、その歌詞を自分なりに辞書を引いて訳しました。
歌詞カードや本の訳は、訳者の思いで訳されていますから、
捉え方が違っていたり、時には全く逆に訳されていたりするので、
自分で間違っていても、訳するのは大事なことだと思っています。
こんなことをするのは、高校以来でしょうか。
そうやって意味を知り、あらためて歌ってみると、
彼らの歌の根底には、「肯定」があると気付きました。
この気付きには自分で言うのもなんですが、感動しました。
そしていつも感じていた普遍性の理由は、
彼らの「肯定」なのではないかと言うことです。
これがわかった時は、嬉しかったです。
ビートルズは、肯定が根底にあるバンドです。

ボクのために来てくれた、ポール・マッカートニー

2013-11-15 19:20:15 | Weblog








11月12日火曜日、結婚記念日にもかかわらず、
配偶者をほったらかしにして、会社を休み大阪ドームまで行ってきました。
ポール・マッカートニーのコンサートです。

6時きっかりのDJによるBGMが始まり、
15分ぐらいのポールをテーマにしたビデオが終わり、
ヘフナーベースの大写しがフェードアウトしたのと入れ替わりに、
ポールがステージに現れました。
過去二回のポールのコンサートは、
誰がステージに居るのか分からないほど後ろの席だったのですが、
今回は中央から外れて入るものの前から11列目。
ポールその人が、そこに立って手を振っています。
それだけで感動して、泣きました。
ジョージを見た時も、リンゴを見た時も泣きましたが、
今回も泣きましたね。
ビートルがそこに居るんです!
こうやって書いても、涙が出てきます。

今回はとにかく、ポールが歌っているのをじっくり聴きたかった。
ボクは一緒に歌った曲もありますが、じっと聴いていました。
そうしていたかったのです。
大騒ぎしてチケットを手配して、おおはしゃぎで出掛けましたが、
ポールと一対一で、彼の歌を聴きたかったのです。
おかげさまで、周りには大声で歌うオヤジも居らず、
スクリーンなど見ることもなく、
彼が歌う姿を見て、聴き入りました。
OutThere Tourとタイトルをつけて回っているのも、
なんか嬉しかったですね。

10月に一人で出演した稲沢ロックフェスの曲を決めるにあたり、
自分で辞書を引いて歌詞を訳しました。
歌詞に意味のある歌を歌いたかったからです。
結果的に歌うのは難しく、フェスでは歌いませんでしたが、
ビートルズの歌も意味は、自分なりに理解することが出来ました。
コンサートでポールが歌う歌の意味が、心に深くしみ込んできて、
それを心を込めて歌ってくれることに、感動しました。
コメントもスクリーンに訳が出されましたが、
短時間でニュアンスまでは表現できないのが残念でしたが、
彼は優しいことを度々口にしました。
それも嬉しかったですね。
これほど深く感度したコンサートは、思い当りません。

奥さんのナンシーさんに向けて書かれた 'My Valentine' は、
発表された時から歌詞が好きで、これはボクの心を歌ってくれていると思っています。
ボクは今回一番期待して、そして感動した曲です。
これに 'I Will' を歌ってくれたら、もう涙と鼻汁でぐちゃぐちゃでしたね(笑)。
唯一の後悔は、カミさんを無理にでも連れていけばよかったと思うこと。