ししょたま

司書資格を取得したので、
のんびりまったりな日々を少々。

読後感『チームバチスタの栄光』

2014年04月17日 | 私の本棚
海堂尊『チームバチスタの栄光』上下


いまさらなんですけど・・・(笑)。どんなもんかと読んでみた。

舞台は、東城大学医学部付属病院。アメリカから、桐生恭一を招聘しバチスタ手術専門の
チームバチスタを立ち上げる。選りすぐりの優秀なメンバーで行われる手術は成功率も
特段に高く、賞賛されていた。

しかし、あるときから術中死が立て続けに3例もおき、原因の分からない桐生は病院長の
高階に相談し、不定愁訴外来の責任者である田口に内部調査を依頼した。田口の調査の
途中で、厚生労働省の窓際役人、白鳥が加わる。

白鳥の加入によって、桐生の秘密が暴かれ、そして犯人が浮かび上がる。


***

よ、読みにくかった・・・。
田口先生の独白のような形でずっと進むので、入るまでにちょっと時間がいった。
それと、映像の情報が先にあったので(でも見てはいない)、伊藤さんや仲村さんを
イメージして読もうとしたらすごく違った。もうそこからは、イメージフリーで読みました。

やっぱり原作はいいなあと思いました。
田口先生は、出世や評判を気にしない万年講師だけど、それは「面倒くささ」を放棄した
だけで、ちゃんと「優秀」であることは分かる。それが楽しい。

医療現場に隠れた殺人を見つけるということで、一見医療がメインのようにみえるけど
それを剥いでしまうとわりと単純な殺人事件でした。

映像をまったく見ていない私が言うのもなんだけど、割とシンプルなので映像にすると
なるといろいろ複雑にしないともたないのかもしれないなあ。
今度はぜひ、映像を見てみたいです。

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