いつものスバルディーラーの担当さんより、新型インプレッサの試乗車が入庫したとの連絡があった。
私と尾車親方は、例によっていそいそと、そのディーラーさんに向かった。
試乗車はSPORTの1.6i-LのAWD(税込車両本体価格192万1000円)だった。
そのクルマは、まだ50kmちょっとしか走行していない、まさにおろしたての新車だった。
緻密な感じの2連メーター。インテリア全般の質感は、大きく向上した。大きくなったバックレストに体を預けると、なんとも充実した気分になる。先代インプレッサとは、雲泥の差である。
あえてスバリストの方々向けに表現するならば、その質感は「BR/BMレガシィ以上・BP/BLレガシィ未満」といったところか。
インパネの一等地に配備された「マルチファンクションディスプレイ」は、様々な情報を見やすく表示する。特に、空調の動作状況をここに配置したのは、◎である。
ちなみに、乗り出した時点では、平均燃費計は6.8km/Lを示していた。
3連ダイヤル式の空調コントロールは実に使いやすい。クリック感も上等だ。
リニアトロニックのシフトゲートは、極めてシンプル。
スロットルに対する反応は上々で、自分の意志に違和感なく、加減速する。
1.6L車にはステアリングパドルやマニュアルモードは付いていないが、マニュアル操作したい人にはMTが用意されている。それで、いいのだ。
前方視界は極めて良好で、先代より20cm前出しされたというAピラーも、まったく邪魔にならない。
上下方向に拡がったドアミラーの視認性も、同様に良好。
ひょっとしたら、このドアミラー、BR/BMレガシィのそれと、共用パーツかもしれない。
市街地の積雪路面も、まったく不安を感じさせることなく、しなやかに、泰然と走破する。
実際、VDCもかなり介入していたようではあるが、シンメトリカルAWD+水平対向エンジンの重心の低さは、札幌の冬道においては他社を寄せ付けない、大きなアドヴァンテージだ。
後席の居住性。決してだだっ広くはないが、ニールームもヘッドルームも、充分な広さである。家族4人のファミリーカーとして、不満なく使えるだろう。
ただし、インテリアカラーがブラックしか選べないのは、実に残念だ。先代に設定していた「アイボリー」を、国内仕様でも選択できるようにしてほしい。海外仕様ではそれが選べるのだから・・・
約30分間の試乗タイム。私と尾車氏と交代でドライビングしたのだが、着目すべきは燃費計の数値である。
燃費には悪い条件の走行パターンだったにも関わらず、試乗を終える頃には、数値が6.8km/Lから7.2km/Lに向上していたのだ。
ちなみに、外気温等の条件のためか、「アイドリングストップ」はまったく作動しなかった。
おそらくは、通常の使用条件だったら、北海道の冬道でもリッター10kmくらいは走りそうな予感がする。まあ、この辺は、実際に所有してみないとわからないが・・・
新型インプレッサ。期待通りのいいクルマだった。なにより、そのサイズ感がいい。そしてそのしなやかで、ギャップを泰然といなす乗り味は、BP/BLレガシィに乗る私を唸らせる出来栄え。
私が次にクルマを買うならば、これの1.6LでMT仕様を選びたい。G4と呼ばれるセダンの方に、より魅力を感じるが・・・
そしてもらったお土産の数々。トマール星人の洗面器が、実に素晴らしい。また、お宝が増えてしまった。
そして、本日のおまけ。ディーラーさんにパーキングしていたSVX。
BRZもイイのだが、私個人としては、SVX的なクルマの再登場を願っている。だが、このご時世じゃ、ムリだろうなぁ・・・
スバルの私の担当の方は非常に親切で、
別にお願いしていたワケでもないのですが、いち早く「試乗車入庫情報」を教えてくれました。
斜め後ろからの姿は、大きく変わりましたよね。
そして、最も大きな進歩は、やはりインテリアでした。
運転フィールは、先代インプレッサも上等だったので、
その進歩の幅は相対的に言えば、あまり大きくないと思えました。
BRZのバリエーションで、大人っぽいジウジアーロボディを纏ったクルマが出てきたら・・・
いやあ、垂涎モノです!期待したいですが・・・
内装、越されてますね(T T)
斜め後ろ上から・・・もうスバルじゃないみたいですね。
SVXの後継!BRZのバリエーションでアリだと思うのですが・・・