都知事選の階級的本質と細川護熙候補支持の意義(下)//
――マルクスは奴隷制廃止の実現へリンカーンを支持した//
(前からつづく)
(C)全原発廃炉か、原発維持かの非和解的な対立//
細川候補の「脱原発」、「原発ゼロ」の主張の意味、その階級的性格は、非常に明らかとなったのではないだろうか。そしてその「原発ゼロ」の旗を掲げて、小泉元首相の支援を受けた細川氏が都知事選に参入してきたのである。細川選挙戦は、文字通り細川=小泉選挙戦なのであり、それ以外ではありえない。それを踏まえるとき、今次都知事選の階級的な本質もまた浮き彫りになってくる。
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都知事選の階級的本質と細川護熙候補支持の意義(上)
――マルクスは奴隷制廃止の実現へリンカーンを支持した//
(A)ちゅうちょすることなく細川候補支持を//
東京都知事選挙は、いよいよ白熱の度を増している。選挙情勢は、非常に流動的であり、なお多くの都民がどの候補に投票するか決めていないとみられている。
細川護熙候補と小泉純一郎元首相のツーショットによる連日の街頭宣伝が次第に細川支持への流れをつくり出している。それと連携しながら、3・11以前から長く反原発に取り組んできた人々を中心とする「脱原発都知事を実現する」という細川支持の運動が広がり始めている。しかし、NHKや民放や大新聞など、ほとんどのマスコミは、細川候補の存在を低く相対化させたり、意地悪い表現で紹介したりしているのが目につく。
そのなかで、反体制的な層のうち少なからぬ人々が、細川候補には脱原発への良心を感じても、それを支えている小泉氏の存在に強い警戒心をもっている。
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昨夏の参議院選挙で政府与党が圧勝し、衆参合わせて461議員を基盤にした安倍政権という巨大な政治権力が登場しました。そして秋の臨時国会~年末にかけて、この安倍政権は、12・6国会包囲行動を頂点とする労働者人民の激しい反対をしゃにむに押し切って、暴走しました。
私たちは今、安倍政権とは何なのか、安倍は何を考え、どこへ行こうとしているのか、それが重大な亀裂と破綻を引き起こさざるをえないこと、これらのことを真剣に考えなければなりません。そのことを通して、帝国主義国日本の現段階―東アジアでの新たな侵略争の危機という現段階を考察していきたいと考えます。取り上げる事例は、必ずしも時系列ではありませんがご容赦下さい。 . . . 本文を読む
●石破は新たな「琉球処分」の執行官//
昨日、手許にある琉球新報を、何紙か送りました。
とくに重要なのは、12月8日付けの、翁長雄志那覇市長のインタビュー記事です。
翁長市長は、仲井間沖縄県知事の後援会長で、次期県知事選の最有力候補と言われている人物です。
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