(管理者から) /韓国の文在寅政権は、近年ではほとんど類例がない、世界史的にも独自の特質をもつ政権であると言えます。文大統領とその政権を理解するために、文大統領の2018年3・1節での演説を紹介します。 /そこでは、99年前の3・1独立運動の意義を改めて強調し、3・1運動以来の数多の民族独立の流血の闘いとその伝統を讃え、その流れの中に昨年のキャンドルデモがあることを表明しています。文氏は、3・1独立運動の精神と闘いと伝統を21世紀の世界史の中に復権、継承し、その道を進むことに、朝鮮民族の尊厳をかけようと全韓国民に訴えているのです。そして日本と日本人に向って、朝鮮植民地支配の歴史の加害責任を認め、人類普遍の良心を持つよう呼びかけています。 /しっかりと向き合うべき歴史的演説ではないでしょうか。 . . . 本文を読む
(1)板門店宣言をもって朝鮮半島の平和、繁栄、統一への歩みが始まった /去る4月27日、韓国・朝鮮の南北首脳会談が開催され、東アジア史上のみならず世界史上も画期的な歴史的転換が印された。文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長による板門店宣言は、「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店(パンムンジョム)宣言」と題され、「両首脳は、朝鮮半島にもはや戦争はなく、新たな平和の時代が開かれたことを8000万のわが同胞と全世界に厳粛に宣言した」「南と北は、わが民族の運命は自ら決定するという民族自主の原則を確認し、すでに採択された南北宣言とすべての合意を徹底的に履行することで、関係改善と発展の転換的局面を切り開いていくことにした」と高らかに謳いあげている。 . . . 本文を読む