《試練》――現在史研究のために

日本の新左翼運動をどう総括するのか、今後の方向をどう定めるのか

友への手紙~権威主義と闘う党であるためには、どこに問題があったのか――水谷・岸「対談」を読んで

2016-06-18 20:02:41 | 『革共同政治局の敗北』の感想、批判
友への手紙~権威主義と闘う党であるためには、どこに問題があったのか――水谷・岸「対談」を読んで /●腐敗行為が組織に与えるダメージは甚大 /対談「自著『革共同政治局の敗北』を語る――党概念のコペルニクス的転換ができるか」を読みました。水谷氏と岸氏の人柄がにじみ出ており、これはこれで楽しく読みました。お互いがお互いを深く信頼し、激しい党内闘争を共に闘いぬいたかけがえのない同志関係であることも感じられました。/本題に入ります。『革共同政治局の敗北』は2006年3・14Ⅱを断罪し、その背景にあった党の路線的誤謬と清水指導の誤りを、著者ら自身の誤りへの自己切開を通して鮮明に浮かびあがらせた点に、その特徴があります。現在の革共同の衰退と混迷が、3・14Ⅱに凝縮されていることを鋭く突き出しています。多くの読者の共感と共鳴を得たのも、このあたりにあったのではないでしょうか。  対して「対談」は、「財政問題」と「男女関係の問題」という極めてシリアスな組織問題=思想問題を、「革命を目指す党の腐敗」として抉り出している点に特徴があります。 . . . 本文を読む

沖縄からの通信~闘うオール沖縄の正念場がきた ――6・19県民大会を前にして

2016-06-13 08:21:07 | 沖縄問題
沖縄からの通信~闘うオール沖縄の正念場がきた――6・19県民大会を前にして /A.少女暴行事件から21年、それから何があったのか /心が痛い、心が重い……。2016年5月20日、またしても米軍軍属による20歳女性の殺人・死体遺棄事件が起きてしまいました。/この感覚、この重く垂れこめるこの空気は、あの日と同じです。1995年9月4日、少女暴行事件がおきた時です。最初は小さな記事でした。ところが、全容が報道されるにつれ、沖縄中が凍り付きました。/わずか12歳の少女。「ごめんなさい、ごめんなさい」……。それは、沖縄中が少女に向かってかけた言葉です。みんなが守ってやれなかったことを悔やみました。今度は成人式を終えたばかりの20歳の女性。結婚を控えていて、ご両親にとっては大事な、大事な一人娘でした。またしても「ごめんなさい、ごめんなさい」と、また20年前と同じ言葉を言わなければなりません。 . . . 本文を読む

6・19沖縄県民大会に呼応する国会前行動が呼びかけられています

2016-06-12 11:54:54 | 沖縄問題
6・19沖縄県民大会に呼応する国会前行動が呼びかけられています /当ブログの「沖縄からの通信~闘うオール沖縄の正念場がきた――6・19沖縄県民大会を前にして」でも明らかにされているように、琉球武力併合以来、第二次大戦以来、戦後米軍政以来、また復帰以来、虐げられ、差別されてきた沖縄の怒りはほんとうに限界にきています。/沖縄の怒り、悲しみ、悔しさは何なのか、その深い、大きな意味を本土―日本の労働者人民がしっかりと認識し直さなければならないでしょう。/まずは沖縄に連帯する行動を起こし、それを拡大することだと思います。  . . . 本文を読む