今テレビが後藤健二氏殺害の臨時ニュースを報じています。そして安倍の「許しがたい行為であり、断じてテロに屈しない」との声明も。私は安倍に対する激しい憤りをおぼえます。と同時にマスコミ報道にも疑問を感じています。
今回のIS(イスラム国)による「人質」事件とは何か? そして、それを通して日本帝国主義はどこへ進もうとしているのか? 一連の事件を分析し、所見を述べたいと思います。//
1)安倍には「人質」解放の気は全くなかった//
これまでの日本政府には、「人質」問題に関して一貫するスタンスがありました。それは人命を最優先するとの立場です。古くは1970年、連合赤軍によるよど号乗っ取り事件から最近の中東での「人質」問題に至るまで、この姿勢は変わりませんでした。そして「人質」は全員無事解放されてきました。
ところが今回はそうでありません。全く異なる対応をしています。
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緊迫度が強まるパレスチナ情勢//
1)ガザ大虐殺(14年7~8月)後も虐殺事件が続く//
エルサレムでアラブ系2人がシナゴーグを襲撃、4人が死亡した(11・18)。その2日前の16日、エルサレムでアラブ系のバス運転手が死亡、イスラエル当局は自殺と断定したが、パレスチナ・メディアは数人のユダヤ人に虐殺されたと報道している。
カオリ・フジナガ・ナセルさんの夫が珍しく11月18日(日本時間)の夕方に電話をしてきた。勿論、コールだけで切り彼女が折り返し電話をする。不定期な電話は不吉な予感がする。あいにく、その日は19時まで派遣の仕事で、彼女がガザに折り返しの電話ができたのは20時を過ぎていた。ヤスミン・ライブラリーからガザに電話をかけたので私もその場にいた。夫はパレスチナ人がイスラエルの施設を攻撃し、死者が出ている、パレスチナ人が夫の一族の者ではとの情報があり心配していた。彼女は何とか夫をなだめ、すぐにネットでニュースを調べた。エルサレムのユダヤ教の施設・シナゴーグが18日午前7時(日本時間午後2時)に襲撃され、少なくとも4人が死亡、襲撃者はアラブ系の2人でイスラエル警察官にその場で射殺されたとの記事があった。彼女は夫に電話で事件の内容を知らせた時には、夫の一族とは関係がないこともわかっていた。
彼女のガザの家族はまたあの大攻撃が繰り返されるのでは、と上空を飛んでいる無人偵察機の爆音におびえている。
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ハマスとイスラエルの停戦にあたって//
1.停戦が成立したからこそパレスチナ問題を自分の問題として//
イスラエルのガザ侵攻の停戦が8月26日に成立した。ニュースが伝える停戦の条件は、ハマスの要求などは1ヶ月経って交渉を開始するというものであり、現時点でもたらされたものは戦闘行為の停止のみであり、それもいつまで続くかは何の保証もない。しかし、本格的空爆開始から7週間・50日以上の地獄の苦しみからとりあえず解放されたガザの人々の嬉しさ、生き延びた嬉しさはたとえようもないだろう。その嬉しさもつかの間、ガザの人々の苦悩と生活苦は依然として変わらない。ミサイルや爆弾の攻撃と違って、日常的にガザの人々の首を真綿で締め上げ、人間性を壊し、社会を破壊する攻撃が戻ってくるからである。
マスコミの悪意に満ちたハマス攻撃キャンペーンとは一線を画し、停戦の継続が危ういことや停戦で世界の人々からまた忘れ去られるパレスチナの現実に危惧を抱き、停戦が成立したからこそ警鐘を乱打する意見も少なくはない。この危機感を共有しながら、停戦が成立した今だからこそ、パレスチナ問題を日本の問題、自分自身の問題としてとらえ返すよう訴えたい。
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イスラエル大使館にガザ攻撃中止の要請を!//
◎イスラエル大使館 東京都千代田区二番町3番地
℡:03-3264—0911
FAX:03-3264-0791
◎在日田イスラエル国名誉領事館 大分県日田市城町2-8-5
℡:0973-23-3138//
1.イスラエル軍が国連運営の学校に砲弾撃ち込み、パレスチナ人子ども15人を殺害! 負傷者200人以上!//
7月24日、ガザ市北部ベイトハヌーンで国連が運営する学校に、イスラエル軍は砲弾を撃ち込んだ。イスラエル軍は「ハマスの戦闘員と地下トンネル破壊」を口実に、ガザ市北部の町シジャイヤやベイトハヌーンに猛攻撃を加えている。ガザ市北部はイスラエルとの境界線に近い。イスラエル軍はガザ市北部の住民に「避難しろ」とビラをまいた。しかし、どこへ逃げろというのか。
イスラエルはガザ地区(福岡市と似たような面積)を2007年以降、軍隊と戦車と境界壁で封鎖している。境界線に近づけば撃ち殺される。ガザに住む人々に逃げ場も、攻撃から身を隠すシェルターも、何もない。だから家の窓を開け放し(閉めていると爆風でガラスが割れる)、一つの部屋に家族が身を寄せ合って、運よくミサイルや砲弾が落ちてこないのを祈るだけなのだ。家を失った人たちはガザ地区に点在する国連運営の学校に避難した。その数は10万人とも言われる。国連はイスラエル軍に「学校は避難所だから攻撃するな」と何度も何度も通告していた。 . . . 本文を読む
ガザ地区攻撃をやめろ! イスラエルに抗議を!//
●イスラエルに抗議を集中しよう//
イスラエル軍は7月17日深夜、地上侵攻に踏み出し、パレスチナ人を皆殺しにしようとしている。事態は最悪の状況に入った。
世界中で抗議行動が始まった。今すぐ、ガザ地区攻撃中止の声をイスラエル大使館に届けよう。
◇イスラエル大使館 〒102―0084東京都千代田区二番町3番地
電話:03―3264―0911(代表) ファックス:03―3264―0791.
◇在日田イスラエル国名誉領事館 〒877―0004大分県日田市城町2―8―5
電話:0973-23-3138
◇在横浜イスラエル国名誉領事館 〒225-0002横浜市青葉区美しが丘4-36-2
電話:045-903-4892
◇在神戸イスラエル国名誉領事館 〒650-0004神戸市中央区中山手通5-2-3 扇都センタービル4階
電話:078-361-1248
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