《試練》――現在史研究のために

日本の新左翼運動をどう総括するのか、今後の方向をどう定めるのか

お知らせ:『革共同政治局の敗北』の著者2人が「自著を語る」を雑誌に掲載

2016-02-20 19:37:57 | 思いつくままに
お知らせ:『革共同政治局の敗北』の著者2人が「自著を語る」を雑誌に掲載 / 昨年5月に出版された水谷保孝・岸宏一著『革共同政治局の敗北1975~2014 あるいは中核派の崩壊』は、直後から現在まで、いろいろな反響を呼んでいる。当ブログではそれらを可能な限り入手し、あるいは投稿を受けて、異なった立場からの多くの批評を掲載してきている。/著者2人の側では、機会をとらえて自著への批評について発言する機会もあったことであろう。本年2月、雑誌『流砂』第10号に、おそらくそれらをまとめる形で著者らの文章が掲載されている。2人の対談が文字起こしされ、文章化されたものである。 . . . 本文を読む

お知らせ:『革共同政治局の敗北』が図書館協会の選定図書に

2016-01-11 09:12:11 | 思いつくままに
お知らせ:『革共同政治局の敗北』が図書館協会の選定図書に /公益社団法人・日本図書館協会がその業務の一つとして毎月、公共図書館に備える選定図書の決定をしている。年間約6万点にものぼる新刊書籍のなかから、図書館が蔵書を決めるための参考となるように選定図書を決めている。選定委員は約50人いて、実際に1冊1冊に必ず目を通して選択されている。約6万点のうち約15~20%が選ばれているとのこと。/15年5月刊行の『革共同政治局の敗北』は刊行後ほどなく分類「社会科学」「成人一般」の選定図書に決まり、それが少し間隔をおいた9月18日付『週刊読書人』の該当欄(5面)で発表された。 . . . 本文を読む

『革共同政治局の敗北』はどう読まれているか

2015-09-11 20:09:07 | 思いつくままに
『革共同政治局の敗北』はどう読まれているか /安倍自公政権による安保法制制定の策動が強行されようとしている2015年春・夏の政治情勢…。「戦争法案反対」「安保法制を廃案に」の声と行動が国会を包囲する大きな渦となっている。その根底では、しかしこの大きな政治的・階級的な流動情勢の先頭に立ち、かつそれを戦略的に牽引する革命党が不在であるという深刻な問題が突き出されている。かつて1960年代~70年代~80年代に日本帝国主義打倒に向けて激しく闘いぬいたいわゆる新左翼、その中軸であった革命的共産主義者同盟は、すでにかなり以前から、もはやその任に堪えない存在となっている。/水谷保孝・岸 宏一著『革共同政治局の敗北 1975~2014――あるいは中核派の崩壊』が投げかけた問題提起、そこでの著者らの自己批判は、革共同とその歴史的役割をめぐる当事者による内在的な総括であるが、それは核心をつかむものたりえているだろうか。それはまた、果たして今日の新たな時代と噛み合ったものたりえているだろうか。/2015年5月の同書刊行以来、同書に対するさまざまな受けとめやリアクションが当の革共同の機関紙『前進』や、その他の雑誌やインターネット上に出始めている。当ブログではそれらを掲載・転載していく。 . . . 本文を読む