《試練》――現在史研究のために

日本の新左翼運動をどう総括するのか、今後の方向をどう定めるのか

レーニンからのとらえ返し批判が必要になる

2015-10-28 21:12:32 | 『革共同政治局の敗北』を論評する
レーニンからのとらえ返し批判が必要になる /三村洋明「反障害―反差別論」 /2015年10月25日 /たわしの読書メモ・・ブログ299/・水谷保孝/岸宏一『革共同政治局の敗北1975~2014 あるいは中核派の崩壊』白順社2015 /●組織的活動の総括の共有化のための提起 /政治党派の組織活動をしたものには、活動の中で知りえたことは墓場までもっていくという鉄則があります。このことはこの本の中にも出てきます。そのことを承知の上で、あえてそのことを踏み外しています。そのことは、この本のサブタイトルの「中核派の崩壊」という認識と、水谷さんの「あとがき」の編集者への謝辞の前に書かれている最後のことば「革共同は筆者らの愚かな破産と敗北を含めて、もう死んだのだ。弔旗もいらない。葬送の歌もいらない。ただインターナショナルな共産主義的解放を求める一人ひとりの人間がいればいい。」という認識から来ているようです。 . . . 本文を読む

「何をどう変えて、新しい社会を作るのか」という問いに答えなければならない

2015-10-28 19:40:04 | 書評:『革共同政治局の敗北』
「何をどう変えて、新しい社会を作るのか」という問いに答えなければならない /山田 宏明 (フリーライター) /【水谷保孝・岸宏一『革共同政治局の敗北 一九七五~二〇一四 あるいは中核派の崩壊』(白順社、二〇一五年)】/2015年7月3日/『流砂』2015年第9号 【書評】から転載 /革共同中核派の四五年の歴史とその帰結 /かつて「中核派」という言葉が「魔法の響き」だった時代があった。一九六〇年代後半の新左翼運動・全共闘運動を体験した人なら、何を言っているのか、ピンと来る話だと思う。ベトナム反戦を旗印に、数十万の学生、青年労働者、市民が首都東京で、集会やデモを展開、当時の佐藤首相の南ベトナム訪問や訪米に反対して、機動隊と激しくぶつかった。 . . . 本文を読む