S56製作所

しなの鉄道鉄115系TOMIX・KATO比較

前回の続きになります。
前回はKATOのしな鉄115系を単体で見ていきましたが、今回は個人的に一番気になったTOMIXとの違いを見ていきたいと思います。


というわけでTOMIXのしな鉄115系も出してみました。
(左 TOMIX 右 KATO 以下全てこの並び)
TOMIXのしな鉄115系は2編成所有していますが、その中でも所有車で改造箇所が少ないS14編成の方を比較対象にします。


まずは前面です
KATOは手すりやライト等のモールドがはっきりとした感じで、TOMIXは逆にすっきりとした感じです。
ライトは若干KATOの方が大きく見える気がします。
車体の輪郭は意外にもそこまで差異はありませんでした。
細かく見ると信号炎管がKATOの方が大きいほか、ワイパーや縦桟のシルバー表現もKATOは再現してあります。


次に屋根部分です。
屋根の塗装は一目瞭然でTOMIXはグレーが濃く、KATOはグレーが薄い感じです。
クーラーはAU75Gですが、KATOの方が彫りが深く、重みのあるシルバーになっています。
なお、TOMIXの方は、ベンチレータ移設、ランボート垂直化、アンテナ部分滑り止め塗装をしており、製品状態とは異なります。


パンタグラフ周辺は、配管はこちらもKATOの方が彫りが深いです。
パンタグラフはTOMIXはPS35B(製品はPS23)、KATOはPS35Cですが、実車はPS35Aです…
KATOは後発でかつ分売パーツの名称も「しなのパンタ」と表記されているだけになぜAを採用しなかったのかが疑問です…
ちなみにTOMIXの雷針器も交換しており、製品状態とは異なります。


両社の塗装の違いですが、赤はTOMIXは濃い感じがして、KATOは鮮やかな感じがします。
前面のグレーは逆にKATOの方が濃いです。
側面のグレーは塗装と印刷の違いがあってか、前回にも表記した通り光の当てかたによって若干変わり、この場合だとKATOの方はガンメタっぽくなりますが…


うまく光の当てかたを変えると側面のグレーに関してはそこまで差異が無いように感じます。
(ただ前面のグレーは変わりませんが…)

【まとめ】
今回最新製品のKATOと前からあるTOMIXとの比較を行いましたが、意外と極端に異なるという箇所が少なく両社とも甲乙つけがたい出来の良さだと感じました。
個人的なKATOしな鉄115系の長所
・若干安い(本体価格 KATO 11700円 TOMIX 13000円)
・車番、表記類が全て印刷済み
・モールドがシャープ
・デフォで冷房改造車の屋根及びM'車がリニューアル仕様
短所
・先頭カプラーに胴受け表現が無い(別パーツで付属してるが取り付けるとカーブが曲がれなくなる)
・側面のグレーの塗装(印刷)
・車番が選べない
という感じです。
側面のグレーの印刷表現は人によって許容範囲が変わると思うので、予約していない状態で買うとするならば販売店で実物を実際に見て買った方がいいかもしれません。
余談ですが、仮にしな鉄115系をもう1編成増備するとしたら、S6編成を再現したいという理由から、恐らくTOMIXを買うと思います…

次回は湘南・スカ色の方を見ていきたいと思います。

 では

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