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議会の責任は、重大です。

2023年01月18日 05時11分40秒 | 近況報告

皆さんおはようございます。

三徳山は、曇っています。

気をつけてお出かけ下さい。

 

さて、本当にビックリしました。

議会の責任は、重大だと思いました。

本日の日本海新聞です。

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【詳報】混迷の新校名、一転「成徳」に 倉吉市提案の「打吹至誠」退け、議員提案可決

 住民団体の直接請求によって鳥取県倉吉市の成徳、灘手小の統合小学校名が白紙に戻ったことを受け、

倉吉市議会は17日、臨時会を開き、統合準備委が改めて決めた「打吹至誠小」とする条例案について審議した。

市議から「至誠」を削除した「打吹小」、既存の校名である「成徳小」の

2件の修正動議が矢継ぎ早に出される異例の事態となり、

賛成多数で「成徳」とする修正案を可決した。

 校名を「成徳小」とする修正動議に賛成して起立する議員=17日、鳥取県倉吉市役所

広田一恭市長が「打吹至誠」案を提案後、

佐藤博英議員(共産党)が他1人の議員と連名で修正案を提出。

「『打吹』が最も多くの市民の気持ちに応えられる」として、「打吹」とするよう提案した。

すると今度は、藤井隆弘議員(くらよし)が7人の連名で

「成徳」案を提出。「『打吹至誠』という決定に納得いかないという市民の声が多く、

このまま決定すれば新たな紛争が起こる。

明倫小との統合時に校名を考え直すか、

新小学校開校後に決め直す事も検討できる」と同意を求めた。

討論では「統合準備委が校名を決めたプロセスを最大限尊重するのが筋」と修正案への反対もあったが、

成徳が賛成8人、反対7人で可決。打吹が賛成2人、反対13人で否決された。

閉会後、小椋博幸教育長は

「今回の決定は市教委の立場では説明できない。

(成徳を)提案された議員らに説明をお願いすることになるだろう」と語った。

校名問題で市が注目を受けたことに広田市長は

「教委の所管業務だったのであまり口を出すことはしなかったが、

もう少しやり方を考えられた。

決断できる市長になっていかなければと改めて思う」と述べた。(本高屋修)

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まずビックリしたのは、教育委員会の決定、その前の統合準備委員会の

皆さんの意見を完全否定したことです。

議会では、もちろん「修正動議」ができ、執行部の提案した議案を修正することができます。

ほとんどの場合は、「予算額」の修正動議を出す事が多く、

このような修正動議はあまり聞きません。

 

特に、住民代表で組織された委員会等の意見が、全く反映されないことは、

議会が、全責任を負うということになります。

おそらく賛成された議員には、そこまでの覚悟があったということだと思います。

 

理由としては「新たな火種になる」ということのようですが、

今回の決定は、「住民vs議会」という新たな火種になるような気がします。

「議会解散直接請求」などにも繋がる可能性もあります。

 

倉吉市議会は、17名ですが、現在、一名欠員で16名です。

議長は、採決に入りませんので、15名が採決権を持ちます。

8名は、過半数ですので修正動議が採択されることとなりました。

もし、17名であれば、ひょっとすると議長裁決になった可能性もあります。

 

 

もう一つ、心配なことは、「灘手小学校」の皆さんの気持ちです。

教育委員会は、「成徳」「灘手」の名前は、初めから除外するようにしていました。

それは「吸収統合」のような、印象があるからです。

もちろん、そんなことはないのですが、「印象」として、

成徳・灘手の皆さんに配慮したのだと思います。

 

今回の、議会の決定は、市民の皆さんは誰も予想しなかったでしょう。

議員同士は、あらかじめこのような結果になるということはわかっていたと思います。

私の推察では賛成の議員の皆さんは、

「とりあえず今回は「成徳」でこのまま行き、明倫小学校と統合するときに、

新しい校名を付ければ良いのではないか。」という事だろうと思います。

つまり、明倫小学校と統合する場合は、今以上に校名の問題が出てくるのだろうと、

予想されたのではないかと思いました。

今回「打吹至誠」にしてしまうと、明倫小学校との統合が難しくなると、

考えられたのかもしれません。

また、校章・校歌も変える必用がなく、予算も削減できると考えられたのだと思います。

 

しかし、今回の決定は「住民無視」のような気がします。

後々、今回の決定が良かったということになっても、関係者の皆さんの心には、

「なんで・・・・。」という気持ちが残り続けるでしょう。

 

議会の責任は、重大です。

 

では、明日も、あなたにとって良い日でありますように。

ツイテル。ツイテル。

ありがとう。感謝。感謝。

喜べば、喜び事が、喜んで、喜び連れて、喜びに来る。


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