皆さん、こんにちはる
三徳山は良い天気になっています。
気をつけておいで下さい。
さて、3月定例議会が終わりました。
4月から、令和2年度が始まるわけですが、松浦町長の「所信表明」がありましたので、
記載しておきます。
是非、皆さん読んでいただき、令和2年度がどのような年になるのか
興味を持っていただきたいと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(令和2 年3 月5 日提案)
第1 回三朝町議会定例会
町長提案説明と所信の表明
本定例議会に提案いたしました諸議案の説明に当たり、新年度に向けての所信の一端を申し述べ、議員をはじめ、町民の皆様方に御理解と御協力をお願いするものであります。
昨年、令和元年度からの10 年間を計画期間とする「第11次三朝町総合計画」を策定し、将来の三朝町のあるべき姿を「笑顔と元気があふれ輝く町」と定め、
感性と自立心を育む町
支え合いでつながる町
いのちと健康を育む町
豊かな資源を活かす町
笑顔で元気に暮らせる町
の5 つの分野別将来像を定め、各政策分野を展開することとしております。
計画も2 年目を迎え、各分野ごとに将来像の実現に向けた施策を展開してまいります。
まず、1つ目は、「感性と自立心を育む町」、主に教育の分野でございます。
懸案となっておりました小学校の統合問題でございますが、皆様の御理解と御協力のもと、平成31年4 月に三朝小学校として新たなスタートを切ることができました。
小学校施設の在り方については、そのあるべき姿を見据えて、現在検討が行われているところではありますが、一方で、急速に進展する社会の情報化、国際化への対応を図るための教育への要請が高まっております。これらの要請に対応しながら特色ある三朝町教育の展開を図ってまいります。
次に「支え合いでつながる町」、主に防災、交通に関する分野
についてでございます。
安全、安心は町づくりの基盤となります。昨年度も、令和元年度房総半島台風や令和元年度東日本台風が襲来し、全国的に甚大な被害をもたらしました。
三朝町には大きな被害はなかったところですが、このような災害は、全国のどの地域であっても起こりうる状況となっております。今後も地域防災計画の不断の見直しを行うとともに、計画に基いて、自助、共助、公助の役割分担のもと、安心して地域で暮らせるよう災害に強い町づくりを進めて参ります。
また、公共交通に関しては、利便性の向上にも配慮しながら、持続可能で、未来につながる公共交通の構築に向けた取り組みを進めて参ります。
次に、「いのちと健康を育む町」、主に健康と福祉の分野でございます。
子育て環境については、引き続き切れ目のない支援の充実に努めるとともに、多様化する保育ニーズヘの対応や特色ある保育を進め、元気いつばい笑顔で暮らせる町づくりを目指して参ります。
また、町民が、いつまでもその人らしく活躍するためには、町民の健康寿命を延ばしていくことが重要です。
疾病予防への取り組みでは、がんや生活習慣病の早期発見、早期治療につながるよう、町民一人ひとりが生活習慣の改善やがん検診の受診への意識を高めていただくために、啓発の強化や保健指導等の充実に努めます。
また、要介護状態になる前のいわゆるフレイル予防に取り組むなど、高齢者が地域で生き生きと暮らせる環境づくりを進めます。
このためには、三朝温泉病院等、医療機関と連携を深め、町民の健康づくりの推進に努めます。
次に、「豊かな資源を生かす町」、主に産業の振興についてでございます。
観光業については、国際情勢の緊迫化や新型肺炎の影響など非常に厳しい状況にありますが、三朝温泉の恵まれた泉質を生かし、現代湯治を次のステップヘと飛躍させるとともに、既存の観光資源についても魅力向上、掘り起こしを進めていくなど、時代の二ーズにあった観光振興を進めて参ります。
今、温泉は、湯治場という長い歴史の中で、健康、医療、更には街並み、河川といった素材を活かしていく必要があります。
このようなことから、“新たな町づくりへの挑戦”として「温泉街の街並みの整備構想」、そして「健康推進エリア構想」の策定から着手をして参ります。
農林業については、担い手確保対策を進め、持続可能な農業を組み立てていくとともに、品質に定評のある三朝米や三朝神倉大豆など、特産品の販路拡大に努めて参ります。
最後に「笑顔で元気に暮らせる町」、主に環境保全、交流、情報発信等に関する分野でございます。
令和2 年度は、懸案であった情報通信基盤設備の改修工事に着手します。都市部に負けない高速、大容量の情報基盤を整備することにより、地方創生や働き方改革等を実現し、ひいては町の活性化に繋げていきたいと考えています。
また、人口の増加が見込めない中では、関係人口の増加も重要な課題となります。これまで交流を進めてきた各団体との交流を進展させるとともに、三朝町の取り組みが、全国の地方創生の取り組みの中で埋没してしまわないよう、情報発信に力を入れて取り組むとともに、人が動けば、町に動きができ、活性化に繋がることになることから、町民一人ひとりの繋がりを礎としながら、関係人口の拡大に努めて参りたいと思います。
以上、第11 次三朝町総合計画を踏まえて、新年度に向けた所信を申し述べましたが、令和2 年度の予算編成に当たりましては、この計画の具現化を図っていくことを重点に組立てを行ったものでございます。町民と行政が一体となり、この大きな課題を克服し、笑顔と元気があふれ輝く三朝町を創造していく決意でございますので、議員各位、町民の皆様方の深い御理解と御協力をお願いするものでございます。
それでは、本議会に御提案いたしました諸議案につきまして、そ
の概要を御説明いたします。
識案第1号「令和2年度三朝町一般会計予算」であります。
はじめに、本町の財政見通しでございます。
我が国の景気は緩やかに回復が続いているとされてきましたが、消費増税の影響に加えて新型コロナウイルスの影響による景気の冷え込みが懸念されるところであり、町税収入の伸びは期待できる状況にありません。地方交付税等についても、幼保無償化や会計年度任用職員制度の導入の影響により総額としては若干増加しているものの、それらの特殊要因を除けば減少傾向にあり、一般財源の確保が一層困難となっております。
歳出面においては、情報通信基盤整備や今後見込まれる小学校の整備等の大規模事業により、公債費が増加していくことが見込まれます。これらに加え、社会保障費や老朽化した施設の維持修繕費など削減困難な経費が増加傾向にあり、今後も厳しい状況が続くことが予想されます。こうした中にあっても、財政規律を守りながら、「笑顔と元気があふれ輝く町」の実現に向けて必要な施策については、積極的に予算計上することとしたものでございます。
それでは、令和2 年度当初予算案の概要について、御説明申し
上げます。
令和2年度の一般会計予算の総額は、59 億8 千400 万円としております。主要な取り組みにつきましては、その概要等を別冊の予算説明資料に記載しておりますが、重点的に取り組むこととした事業や特徴的な点について御説明申し上げたいと存じます。
最初に、本年度はフランス国ラマルー・レ・バン町との姉妹都市提携30 周年を迎えます。これを記念して、同町からの訪問団を迎えるとともに、本町からも交流団を派遣し、現地で30 周年記念事業を実施する予定としております。あわせて、30 周年を記念して、キュリー広場のリニューアルを実施いたします。
以下分野ごとにご説明いたします。
まず、「教育」についてでございます。
情報化社会の進展に対応するため、国のGIGA スクール構想のもとに、高速大容量通信ネットワークを活用するための児童用のタブレット端末を整備してICT 教育充実のための環境整備を行うほか、整備された機器の有効活用のための、教育ICT の支援員を継続して配置します。
さらに、国際感覚豊かな子どもを育むため、中学校で行っております手作り訪仏事業や台湾石岡区との相互交流事業を引き続き実施するほか、幼児期から中学校までの連携した英語教育の充実,を図るためのみささイングリッシュシャワープログラムの実施に向けた予算を計上しております。
あわせて、社会環境の変化に対応した中学校のトイレの洋式化などの環境整備を行い、未来をになう子どもたちの教育環境の整備に努めます。
次に、「安全•安心、交通等」についてでございます。鳥取県中部地震の経験等を踏まえ、改定した地域防災計画に基づき防災対策を進めているところですが、今年度は、期間満了に伴い、新しい三朝町耐震改修促進計画を策定するとともに、空き家、ブロック塀等の危険な構造物の撤去を継続して実施してまいります。
また、避難所である小鹿地区多目的研修会施設や竹田地区公民館の耐震改修を進めてまいります。あわせて、災害時における災害情報を正確かつ速やかに伝達するために、移動系防災行政無線設備の更新や機能強化を図ってまいります。
交通対策については、好評をいただいている高齢者の交通費助成など交通弱者対策に引き続き取り組んで行くほか、三朝町地域公共交通協議会の検討結果を踏まえて、町民の生活交通という視点に立って、新たな公共交通体系の構築に取り組んでまいります。
次に、「健康、福祉」についてでございます。
町民の健康寿命を伸ばしていくために、現在実施している各種検診の充実を図っていくとともに、医療費等の各種データを分析して町民の健康上の課題の把握に努め、その結果を各種保健事業へ反映させていきたいと思います。また、健康福祉フェアの開催等を通じた啓発を行い、疾病予防や早期発見に対する町民の意識向上を図って参ります。
また、子育て支援については、引き続き子育て世代包括支援センターを中心に、総合的で切れ目ない支援を行うと共に、第2 期三朝町子ども・子育て支援事業計画に従い、質の高い教育・保育の確保に努めて参ります。あわせて、保育環境の向上のために、元年度から実施しております賀茂保育園の大規模改修を継続して実施していくとともに、令和3 年度に予定しておりますみささこども園への指定管理者制度の導入が円滑に実施されるよう所要の準備を行って参ります。
次に、「産業の振興」についてでございます。
観光業におきましては、国際情勢の影響や新型コロナウイルスによる観光客への影響が懸念されるところでありますが、4 月オープンの温泉資源活用施設といった新しい魅力も活用しながら、「現代湯治」に磨きをかけ、健康長寿の湯「三朝温泉」の積極的なPR に努めて参ります。また、地域資源である小鹿渓を整備活用するための計画の策定や、三徳山遥拝所の再整備など、魅力ある観光地を目指して取り組んでまいります。
そのほか、空き店舗の活用支援や地域資源を活用した観光メニュー造成への支援、快適に利用できる環境整備のための既存店舗の改修支援にも引き続き取り組み、魅力ある観光地づくりに取り組んで参ります。
農業については、三朝米や三朝神倉大豆などの特産品の販路の拡大、生産能力の拡大に引き続き重点的に取り組むほか、担い手確保対策や農地の集約化等を進め、持続可能な農業の確立に努めます。
また、近年拡大している鳥獣被害対策にも予算を増額して引き
続き取り組んで参ります。
最後に「情報化、情報発信」についてでございます。
町が保有する情報通信基盤設備について、全線を光ケーブル化(いわゆるFTTH 化)する工事に着手し、都市部に負けない情報基盤を整備することにより、産業の振興や町民生活、福祉の充実、若者の多様なニーズに対応できる生活基盤の充実を図って参ります。
また、令和元年度に採用した地域おこし協力隊員等を活用し、新たな目線での情報発信の強化を考えております。
以上が一般会計の概要でございます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
では、明日も、あなたにとって良い日でありますように。
ツイテル。ツイテル。
ありがとう。感謝。感謝。
喜べば、喜び事が、喜んで、喜び連れて、喜びに来る。