竹内しげやす 市政チャレンジ日記

新米議員から四期目を向えて市政にチャレンジする奮戦記。
一歩一歩目標に向け前進する日々の行動を日記風に。

日本の神話 その九 豊雲野神(とよぐもののかみ)

2021年08月30日 | 日本の神話
令和3年8月30日(月)
お早うございます。

今日は日本の神話 その九 豊雲野神(とよぐもののかみ)を掲載いたします。
(過去の掲載)
2019年10月24日  日本の神話 その一 <日本ができるまで>
2019年12月 3日  日本の神話 その二 <高天原の物語 誓約まで>
2020年 2月24日  日本の神話 その三 <高天原の物語 スサノオの暴虐と天の岩戸>
2020年 4月22日  日本の神話 その四 <出雲 ヤマタノオロチ退治>
2020年 7月22日  日本の神話 その五 <(高御産巣日神 (たかみむすびのかみ)/ 神産巣日神(かみ                     むすひのかみ))>
2020年11月25日 日本の神話 その六 <宇摩志阿斯訶備比古遅神 (うましあしかびひこぢのかみ)>
2021年02月05日 日本の神話 その七 <天之常立神(あめのとこたちのかみ)>
2021年04月13日 日本の神話 その八 <国之常立神(くにのとこたちのかみ)>

豊雲野神(とよくもぬのかみ)
別名
豊斟渟尊:とよくむのみこと
豊国主尊:とよくにぬしのみこと
豊組野尊:とよくむののみこと
豊香節野尊:とおよかぶののみこと
浮経野豊買尊:うかぶののとよかうのみこと
豊国野尊:とよくにののみこと
豊齧野尊:とよかぶののみこと
葉木国野尊:はこくにののみこと
国見野尊:くにみぬのみこと
見野尊:みののみこと


天地開闢の神々の一柱。
『古事記』では、国之常立神に続いて天地開闢の最初にあらわれた神世七代の第二の神。
この神も配偶神をもたない単独の神。
『日本書紀』では、天地の初めに、国常立尊、国狭槌尊に続いて生まれた神で神世七代の第三の神。
この三柱の神は陽気だけを受けて、ひとりでに生じた男性神。
大地創成のはじめ、浮脂の如く漂っていたものが、次第に固まる状態をあらわした神。
豊は大の意。
雲は籠る・組むで、群がり固まるの意味。
また、豊かに富み足りた国の意味をあらわす神。

雲という言葉が表すものとは?
雲は雨を降らすものです。だから雲は農業にとって大事なものです。
そういう農業神という性質があったのかもしれません。
しかし、雲という言葉は別の意味でも使われます。
「煙」という意味です。
人が生活すれば釜を炊きます。
その煙(=雲)が立ち上る。
つまり雲というのは「繁栄」を表しています。
また、釜炊き以外でも煙は発生します。
それは「タタラ」です。
鉄製品を作るには大量の木を燃やさなくてはいけません。
雲は鉄製品を表す言葉でもあった筈です。
それが鉄文化があった出雲(イズモ)に「雲」という漢字が当てられている理由ではないかとも思われます。
 考えると雨を降らす「雲」も、飯を炊く「雲」も、鉄製品の「雲」も元をたどれば「農業」です。
鉄は農機具としての利用が多かったですし、飯を炊くってことは元をたどれば農業です。
なんというか、そういうものをひっくるめて「雲」というのは崇高なものだったのではないでしょうか。
それが豊雲野神という神の元なのではないかと思っています。


<豊国主尊:(とよくにぬしのみこと)>
この神は、日本列島内で初めて出現した国、即ち「豊国」の首長である。
豊国は、さほど大きな国ではなく、その中心は福岡県行橋市周辺であったと考えている。
但し、関連地域はかなり広範で、北は山口県の豊北町から南は大分県臼杵辺り迄で、
後の豊前・豊後・長門を含んでいたように考えている。
というのも、この地方が、大陸との交易の重要地域であるからである。
玄界灘と周防灘の間に関門海峡があるが、この海峡は潮流が早く、古代に於いて船舶の通行は困難を伴う場所である。
それ故、潮待ちの場所として、洞海湾と行橋が、重要性を持っていたと考えるのである


豊雲野神 を祀る神社
埜神社(のじんじゃ) 愛知県豊田市野口町水別日面226

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