令和6年7月19日(金)
お早うございます。
今日は、私、竹内しげやすの一般質問の続きを紹介いたします。
令和6年6月定例会 令和6年6月18日(火)
(質問要旨)
1.未来につながる教育について
(1)西浦地区・塩津地区個別計画に基づく複合施設の建設が始まり、残り5地区の複合施設事業も進められていく中で、財政面や公共施設マネジメントによる公共施設の適正管理との整合性や、更に、小中一貫教育という新しい教育が始まろうとしています。そこで教育振興基本計画の冒頭にも書かれている、蒲郡市の未来を担う子どもたちのための教育を中心に据えた蒲郡市の教育の更なる発展について市長の見解を伺う。
<以上が7月2日に掲載した内容です>
(2) 教育振興基本計画を策定し、地域と連携した新しい学校づくりについて様々な課題、例えば小中学校規模適正化方針(令和3年3月)による小規模校の規模適正化、小中一貫教育という新しい教育、学校プール授業の在り方、部活動の在り方、コミュニテースクールの推進、GIGAスクールの推進、教師の働き方改革等々、教育現場を取巻く課題は山積みされている中、教育振興基本計画の冒頭にも書かれている「学校を核としたまちづくりを進めるとともに、様々な人々が関わりながら、子どもたちを育てていく社会を築きたいと考えています。大人と子どもが相互に学び合い、ともに成長し、地域の担い手となっていくことを目指し、誰もが蒲郡で学んでよかったと思える教育行政について教育長の見解を伺う。
<以上が7月3日に掲載した内容です>
(3) 西浦地区の義務教育学校について
ア 西浦地区は現西浦小学校の敷地に小学校・中学校・公民館・児童クラブの機能が集合した複合施設という事で、なぜ義務教育学校になったか伺う
イ 義務教育学校の準備・移行へのスケジュールについて
ウ 床面積3割削減の検証について
<以上が7月4日に掲載した内容です>
(4)塩津地区の小中一貫教育について
ア 塩津地区は現塩津小学校の敷地に小学校・保育園・公民館・児童クラブの機能が集合した複合施設という事だが、塩津中学校との小中一貫教育への準備・スケジュールについて
イ 床面積3割削減の検証について
<以上が7月7日に掲載した内容です>
(5) コミュニティスクールの進捗状況について
<以上が7月11日に掲載した内容です>
2 市民病院の更なる飛躍について
(1)災害拠点病院の指定について
ア 指定に伴う機能や設備の更新について
イ 国、県の支援について
ウ 指定をうけ、市民病院はどう変わるのか
<以上が7月13日に掲載した内容です>
(2)経営強化プランの取組み状況について
ア 市民病院と産業との連携について
イ 市民病院における企業との連携による先進医療の取組みについて
<以上が今回掲載した内容です>
<以下の項目は次回へ続く>
(3)超高齢社会を見据えた地域包括ケアシステムの取組みについて
(4)働きやすい職場環境の整備について
ア 職員の処遇改善について
イ 医師・看護師等の働き方改革について
(5)高度医療の提供体制について
ア ダヴィンチの稼働状況について
イ MRIの稼働状況について
ウ 全身がん検査について
(6)新棟建設及び既存棟改修等の進捗について
ア 新棟建設の現況について
イ 新棟建設の延伸による機能強化への影響について
(2)経営強化プランの取組状況について
ア 市民病院と産業との連携について
令和5年6月に制定された経営強化プランや新棟基本計画には再生医療をはじめ企業との連携が計画されています。コロナ禍でいろいろと大変な状況であったと思いますが、そんな中でも取組みを重ねていると聞き及んでいます。
昨年度は、出産祝い膳を蒲郡クラッシクホテルと連携して提供するなど、新聞報道で話題になりました。経営強化プランの中にも市と連携した医療ツーリズムの検討がうたわれています。病院と市内の産業との連携の現状について伺います。
答弁) 令和元年末から始まった新型コロナウイルス感染症の流行も、昨年5月に感染法上の5類に移行しました。
長く辛いコロナ禍を終え、観光や企業活動も少しずつコロナ前に戻ってきていると感じております。
コロナ禍においても、地元産業と市民病院、行政との連携を進め、医療の質向上や新しい価値の創造に努めてまいりましたので、取組み状況についてご報告させていただきます。
1つ目は、市民病院と蒲郡クラシックホテルさんとの連携事業についてです。市民病院でお産をされた方への蒲郡クラシックホテルの波多野総料理長監修の地元食材を活用した「祝い膳」の提供や、国の指定難病の「クローン病」の患者様向けに糖質を抑えた料理を開発しました。
2つ目は、市民病院と株式会社ジャパン・ティッシュエンジニアリングさんとの連携事業についてです。昨年度については、株式会社ジャパン・ティッシュエンジニアリングさんが経済産業省の「再生・細胞医療・遺伝子治療の社会実装にむけた環境整備事業費補助金」が採択されました。この事業の中には、本市における医療ツーリズムの可能性についても研究し、観光まちづくり課、産業政策課、市民病院、一般社団法人蒲郡市観光協会と連携し、モニターツアーを実施しました。実現には、まだまだ課題はありますが、将来に向けて引き続き、連携し研究していきたいと考えています。
3つ目は、市民病院と株式会社ニデックさんとの連携事業です。株式会社ニデックさんについては、市民病院、健康推進課とも連携しながら、「目の愛護デー」や、「世界緑内障週間」のライトアップ in グリーン運動、また市民病院の眼科医師監修の目の健康に関するポスター等を作成し、啓発活動を行っていただいています。
今回、紹介した企業さん以外にも、市内には魅力的な企業が数多くあります。現在、連携を模索し、情報交換している案件も複数ありますが、まだ、報告出来る段階には、至っていません。本市としましては、それぞれの企業がもつ技術や特色を病院と繋げる潤滑剤となることで、「患者さんに対して、最善の医療を行う」という市民病院の理念実現と併せて、企業や地域にとっても新たな価値を生み出すことができると考えています。
引き続き、医療分野はもちろん、他の分野に挑戦される企業との連携を支援し、市内企業、産業振興に努めてまいりたいと考えています。
ありがとうございます。市内の産業と市民病院をつなぐ新しい連携の在り方を進めて頂いている状況は良く分かりました。
また、医療ツーリズムの可能性についても研究して頂いているとのことで、大いに期待しています。
イ 市民病院における企業との連携による先進医療の取組について
経営強化プランでは、市民病院での高度・先進医療の提供が掲げられています。
また、新棟基本計画には、再生医療への取組みや企業との連携ブースも盛り込まれています。再生医療の状況や、市民病院における企業と連携した先進医療の取組状況を伺います。
答弁) 当院では特定認定再生医療等委員会における再生医療提供計画の審査と、皮膚 科領域における自家培養表皮の治療の二本柱で、再生医療に取り組んでおります。
これまでに尋常性白斑で3症例、保険収載となっている表皮水疱症については、 2症例12回の培養表皮移植を実施しております。再生医療製品の薬事承認が拡大されてくるなかで、患者さんからは様々な形で再生医療に関するご相談を受けるケースが増えてきました。
相談内容をデータ管理し、受診時に医師へスムーズに提供できるようデジタル化も検討するとともに、新たな再生医療の実施にむけても、引き続き研究をしてまいります。
更に、先進医療への取組みとしては、製薬メーカーと炎症性腸管疾患の一つである厚生労働省の指定難病クローン病に関する治験への参加をしております。
また赤ちゃんの肌バリア状態に関してヘルスケア企業との実証実験を行うなど、臨床の現場を活かした企業と連携した取組みも重ねております。
再生医療をはじめ、臨床の現場を活かした企業と連携した取組みを紹介して頂きありがとうございます。新棟建設後の更なる飛躍を期待いたします。
次回へつづく!