令和4年2月5日(土)
今日は日本の神話 その十 宇比地邇神・須比智邇神(うひぢにのかみ・すひちにのかみ)を掲載いたします。
(過去の掲載)
2019年10月24日 日本の神話 その一 <日本ができるまで>
2019年12月 3日 日本の神話 その二 <高天原の物語 誓約まで>
2020年 2月24日 日本の神話 その三 <高天原の物語 スサノオの暴虐と天の岩戸>
2020年 4月22日 日本の神話 その四 <出雲 ヤマタノオロチ退治>
2020年 7月22日 日本の神話 その五 <(高御産巣日神 (たかみむすびのかみ)/ 神産巣日神(かみ むすひのかみ))>
2020年11月25日 日本の神話 その六 <宇摩志阿斯訶備比古遅神 (うましあしかびひこぢのかみ)>
2021年02月05日 日本の神話 その七 <天之常立神(あめのとこたちのかみ)>
2021年04月13日 日本の神話 その八 <国之常立神(くにのとこたちのかみ)>
2021年08月30日 日本の神話 その九 <豊雲野神(とよぐもののかみ)>
2021年11月29日 日本の神話 その十 <宇比地邇神・須比智邇神(うひぢにのかみ・すひちにのかみ))>
『古事記』では兄を角杙神、妹を活杙神、『先代旧事本紀』では兄を角樴尊、妹を活樴尊と表記する。
『古事記』において神世七代の第4代の神とされ、兄角杙神が男神、妹活杙神が女神である。『日本書紀』では神世七代に数えられていない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/34/136582c7177874992b3bc3537b26852f.png)
「クイ(クヒ)」は「芽ぐむ」などの「クム」で、「角ぐむ」は角のように芽が出はじめる意、「活ぐむ」は生育しはじめるの意とする説があり、泥土が段々固まってきたことにより、生物が発成し育つことができるようになったことを示す神名であるされる。
また名義は「角状の棒杙」と「活きいきとした棒杙」と考えられる。
角杙神(ツノグヒノカミ)と、活杙神(イクグヒノカミ)とはセット。
夫婦という言い方も出来るかもしれない。
ツノグヒに大してイクグヒは「妹」と表記されています。
ただし、古代の日本では「妹」には血縁者の妹だけでなく「愛しい人」という意味もある。
ツノグヒ神という神の性質はハッキリしない。
名前から言うと、「杙」…つまり地面にクイを打つことで、土地の境界線をはっきりさせたというのがよくある説。
あとは泥のような大地に「クイ」が立った…つまりこれが初期の人間だ!という説。
「グヒ」が植物が芽生える動詞から派生した言葉、という説。どれもハッキリしません。
祀られている神社
•物部神社(島根県大田市)※境内の神代七代社
•宮浦宮(鹿児島県霧島市)
御利益:不明
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/e7/606e4a9993a4a27a19720e63617c5af1.jpg)
宮浦宮(みやうらぐう)は鹿児島県霧島市福山町福山に鎮座する神社。
『延喜式神名帳』に載る大隅国の式内社5社の1社とされ、旧社格は県社。
鎮座地は大隅半島の西の付け根の、姶良カルデラの火口壁が鹿児島湾に迫る形で形成する傾斜地の平坦部に位置し、鹿児島湾を挟んで桜島に正対する景勝地となっている。
祭神:神武天皇と、天神七代12柱、地神五代5柱の計18柱を祀る。
天神七代は国常立神、豊雲野神、宇比地邇神と須比地邇神、角杙神と活杙神、意富斗能地神と大斗乃辨神、淤母陀琉神と阿夜訶志古泥神、伊邪那岐神と伊邪那美神を指すが、宇比地邇神以下は2柱を各1代と数えて都合7代となる。地神五代は天照大御神、天忍穂耳尊、天津日高彦火邇々杵尊、天津日高彦火々出見尊、天津日高彦波限建鵜葺草葺不合尊の神武天皇以前の皇祖5代。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/3b/002189e09ec130527f09f4208bdc27a6.jpg)
三谷祭 幟お越し、八剱神社一の鳥居前(平成21年10月17日撮影)
お詫び
明日のブログの更新はお休みいたします。
よろしくお願いいたします。
今日は日本の神話 その十 宇比地邇神・須比智邇神(うひぢにのかみ・すひちにのかみ)を掲載いたします。
(過去の掲載)
2019年10月24日 日本の神話 その一 <日本ができるまで>
2019年12月 3日 日本の神話 その二 <高天原の物語 誓約まで>
2020年 2月24日 日本の神話 その三 <高天原の物語 スサノオの暴虐と天の岩戸>
2020年 4月22日 日本の神話 その四 <出雲 ヤマタノオロチ退治>
2020年 7月22日 日本の神話 その五 <(高御産巣日神 (たかみむすびのかみ)/ 神産巣日神(かみ むすひのかみ))>
2020年11月25日 日本の神話 その六 <宇摩志阿斯訶備比古遅神 (うましあしかびひこぢのかみ)>
2021年02月05日 日本の神話 その七 <天之常立神(あめのとこたちのかみ)>
2021年04月13日 日本の神話 その八 <国之常立神(くにのとこたちのかみ)>
2021年08月30日 日本の神話 その九 <豊雲野神(とよぐもののかみ)>
2021年11月29日 日本の神話 その十 <宇比地邇神・須比智邇神(うひぢにのかみ・すひちにのかみ))>
『古事記』では兄を角杙神、妹を活杙神、『先代旧事本紀』では兄を角樴尊、妹を活樴尊と表記する。
『古事記』において神世七代の第4代の神とされ、兄角杙神が男神、妹活杙神が女神である。『日本書紀』では神世七代に数えられていない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/34/136582c7177874992b3bc3537b26852f.png)
「クイ(クヒ)」は「芽ぐむ」などの「クム」で、「角ぐむ」は角のように芽が出はじめる意、「活ぐむ」は生育しはじめるの意とする説があり、泥土が段々固まってきたことにより、生物が発成し育つことができるようになったことを示す神名であるされる。
また名義は「角状の棒杙」と「活きいきとした棒杙」と考えられる。
角杙神(ツノグヒノカミ)と、活杙神(イクグヒノカミ)とはセット。
夫婦という言い方も出来るかもしれない。
ツノグヒに大してイクグヒは「妹」と表記されています。
ただし、古代の日本では「妹」には血縁者の妹だけでなく「愛しい人」という意味もある。
ツノグヒ神という神の性質はハッキリしない。
名前から言うと、「杙」…つまり地面にクイを打つことで、土地の境界線をはっきりさせたというのがよくある説。
あとは泥のような大地に「クイ」が立った…つまりこれが初期の人間だ!という説。
「グヒ」が植物が芽生える動詞から派生した言葉、という説。どれもハッキリしません。
祀られている神社
•物部神社(島根県大田市)※境内の神代七代社
•宮浦宮(鹿児島県霧島市)
御利益:不明
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宮浦宮(みやうらぐう)は鹿児島県霧島市福山町福山に鎮座する神社。
『延喜式神名帳』に載る大隅国の式内社5社の1社とされ、旧社格は県社。
鎮座地は大隅半島の西の付け根の、姶良カルデラの火口壁が鹿児島湾に迫る形で形成する傾斜地の平坦部に位置し、鹿児島湾を挟んで桜島に正対する景勝地となっている。
祭神:神武天皇と、天神七代12柱、地神五代5柱の計18柱を祀る。
天神七代は国常立神、豊雲野神、宇比地邇神と須比地邇神、角杙神と活杙神、意富斗能地神と大斗乃辨神、淤母陀琉神と阿夜訶志古泥神、伊邪那岐神と伊邪那美神を指すが、宇比地邇神以下は2柱を各1代と数えて都合7代となる。地神五代は天照大御神、天忍穂耳尊、天津日高彦火邇々杵尊、天津日高彦火々出見尊、天津日高彦波限建鵜葺草葺不合尊の神武天皇以前の皇祖5代。
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三谷祭 幟お越し、八剱神社一の鳥居前(平成21年10月17日撮影)
お詫び
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